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【2023年最新版】いま取得すべきIT資格とは?国家資格を分野別にご紹介

  • 2023/05/13
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IT資格を取得したいけれど、種類が多くてどれを取得すれば良いのかわからないという方は多いかと思います。確かにIT資格の種類は多種多様なので、IT未経験の方にとってはどの資格が自分に必要なのか迷ってしまうでしょう。
そのような方に向けて、今回はIT資格を「IT系職種全般」「エンジニア系」「マネージャー系」の3分野に分けて考え、それぞれの分野における代表的な資格を簡単にご紹介します。

有村先生

IT系の資格は多々ありますが、国家資格があれば、就・転職活動や仕事を得る上でも有利になりますし、自信にもつながります。
まずは、どんな資格があるかチェックしてみましょう!

目次

IT資格の重要性

IT資格をご紹介する前に、IT業界を目指す方が資格を取得することの重要性について簡単にご説明します。
まず、資格があることで、その人の能力を客観的に証明することができます。就職・転職の面接の際に、資格を持っていることは良いアピールポイントになるでしょう。

逆の視点で見れば、採用担当者が人材一人ひとりのITスキルを、資格なくしてすぐに判断することは難しいものです。自分の能力を正しく証明するためにも、IT資格の取得は重要なのです。

また、もちろん資格をとる過程の勉強でIT社会に必要な知識やスキルも身につけることができます。企業や部署などのチーム全体のITリテラシーの底上げによって、業務を円滑にしたり、情報漏洩など、技術的なリスクを減らすことができます。

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どんなIT資格がある?国家資格の一覧表

それでは次に、数あるIT資格の中でも国家資格として認定されている資格を、「IT系職種全般」「エンジニア系」「マネージャー系」の3分野に分類し、ご紹介していきます。

下の図は、IT系国家資格の分類と、各資格の難易度を示しています。矢印の順に難易度が上がっていくため、受験の順番を考える際の参考にしてください。
また、各資格の上についている「Lv(レベル)」の表記は、ITSS(IT Skill Standard/ITスキル標準)と呼ばれる経済産業省が策定したIT人材のスキル体系に基づいています。

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IT系国家資格のそれぞれの特徴

「IT系職種全般」のオススメ資格

IT未経験者・初心者の方は、この「IT系職種全般」分野の資格から取得していくことをおすすめします。というのも、この分野の資格は、他の2つの分野に比べて比較的幅広い範囲のITに関わる知識が問われるからです。この資格を持っていれば、IT知識全般に関わるスキルの証明をすることができるため、職種に関わらずITに関わる仕事をする方であればどなたにでもお勧めしたい資格です。
それでは、この分野のIT資格の特徴をそれぞれ見ていきましょう。

ITパスポート(iパス) :IT業界に必要な基礎知識

すべての社会人が備えておくべきIT基礎知識を証明することができる国家資格です。 この資格を取得することで、ITを正しく理解し、業務に効果的にITを利活用することのできる"IT力"が身につきます。 情報技術に携わる仕事に就きたい人におすすめの資格で、IT資格取得のファーストステップとして受けてみるのも良いでしょう。
試験方式はCBT(Computer Based Testing)方式で、受験者はコンピュータに表示された試験問題をキーボードやマウスを用いて解答していきます。 分野としては、テクノロジ系(IT技術)、マネジメント系(IT管理)、ストラテジ系(経営全般)の3つに分けられています。 2021年4月から、出題範囲(出題の考え方)の記述が一部改訂されたバージョンの試験が始まります。詳しくは以下の参考ページをご参照下さい。

基本情報技術者:最もベーシックな情報処理の資格

情報技術全般に関する基本的な知識・技能をもつ人や、プログラム設計書を作成し、プログラム開発、単体テストまでの一連のプロセスを担当する人のための国家資格です。テクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系の各分野から幅広く出題されます。
毎年受験者数は10万人以上にものぼりITエンジニアの基礎資格と言われています。マネジメントレベルの問題も出題されるので、企業人としてはマネジメントスキルの基礎固めに役立ちます。合格率は約4割であり難易度はやや高いですが、数少ない国家資格なのであらゆる業界でニーズがあります。取得までは半年くらいが目安です。

なお、ITパスポートと同様に2020年10月から試験からJIS改正に伴い、試験が改訂されました。詳しくは、最新のシラバスを確認しておきましょう。
今後も、時代のニーズに合わせて試験問題は随時改訂されていくことが予想されます。一度取得をしたことがある方も、最新の内容に変わったタイミングで再度挑戦するのも良いかもしれません。

応用情報技術者:ワンランク上のIT人材として企業戦略などを立案

高度IT人材に必要となる応用的知識・技術をもち、方向性を確立した人を対象にした国家資格です。 情報技術を活用した戦略立案、経営戦略・情報戦略の策定に際して、経営者の方針や経営を取り巻く外部環境を正確に捉え、動向や事例を収集できること、定められたモニタリング指標に基づき、差異分析などを行えることなどの技術水準が求められます。内容としては「基礎情報技術者」と同じですが、レベルは高くなります。合格率は約25%です。

番外編:マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS):オフィス製品利用スキルの証明

国家資格ではありませんが、Microsoft 社が提供している有名なベンダー資格「マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS) 」をご紹介します。 この資格は、Microsoft Office ソフトの操作技能を測定する民間試験です。試験の内容はパソコンを使った実技試験で、現在は[Office 2013][Office 2016][Office 365&2019]の3バージョンがあります。
試験科目は Word、Excel、 PowerPoint、 Access、 Outlookの5種類があり、一般的には資格取得までに1~3か月の学習が必要と言われています。5科目のうちWordとExcelには、一般レベルとエキスパート(上級レベル)の2レベルがあります。また、Accessに関しては「Access 365&2019」がエキスパートに分類されています。詳しくは、最新のシラバスなどをご確認下さい。MOSはITスキルというよりは、あらゆるビジネスシーンで活用できるパソコンスキルや事務能力を証明することができるので、業種・業界問わず、大変人気のある資格の1つです。レベル感としては、ITパスポート試験と同じか、もしくはそれよりも比較的簡単ということができます。

公式サイトによると、MOSを取得した従業員の88%が、「仕事の成果が上がった」と回答しているようです。取得するメリットが十分にある資格ということができるでしょう。

「エンジニア系」のオススメIT資格

この分野の資格は、ITエンジニアのスペシャリストとして働きたいと考えている方におすすめの資格です。一口にエンジニアと言っても、その職種は数多くあるので、自分の希望するエンジニアに関連した資格を取得する必要があります。
ここでは、エンジニアとしてのスキルを証明することができる5つのIT系国家資格をご紹介します。

情報セキュリティスペシャリスト:情報社会で不可欠な情報セキュリティを担当

情報システムの基盤を整備し、専門家として情報セキュリティ管理を支援する人のための国家資格です。合格率は約15%と低いですが、情報セキュリティを扱うエンジニアとしては取得しておきたい資格です。情報社会のさらなる発展に伴い、情報セキュリティへの意識はますます高まると予想されるため、今後さらに重宝される資格であると考えられるでしょう。

ネットワークスペシャリスト:情報通信ネットワークの設計・運用を担当

ネットワークに関係する固有の技術を活用し、情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行う人のための国家資格です。合格率は約14%と難易度が高く、この資格を持っていることで就・転職が有利になったり、人事評価に繋がるケースも少なくありません。

データベーススペシャリスト:ビックデータ時代に重要な役割を担うITエンジニア

データベースに関係する固有の技術を活用し、情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行う人のための国家資格です。合格率は約15%で、こちらも難易度が高い試験です。現在、ビッグデータを活用したビジネスに大きな注目が集まっていますが、ビッグデータを支えている1つの要素に「データベース」があります。この資格をとることで、ビッグデータ時代に重宝されるITエンジニアになれるかもしれません。

エンベデッドシステムスペシャリスト:組込みシステム開発の主導

エンベデッドシステムとは、携帯電話やスマートフォン、デジタルカメラ、炊飯器、エアコンなどあらゆるものに組み込まれているシステムのことを言います。

この資格は高度IT人材として確立した専門分野をもち、組込みシステム開発に関係する幅広い知識や技能を活用して、最適な組込みシステム開発基盤の構築や組込みシステムの設計・構築・製造を主導的に行う人のための国家資格です。合格率は約20%です。

システムアーキテクト:業務とITのグランドデザイナー

システム開発の上流工程を主導する立場で、豊富な業務知識に基づいて的確な分析を行い、業務ニーズに適した情報システムのグランドデザインを設計し完成に導く、上級エンジニアを目指す方に最適です。ITストラテジストからの提案を受けて、情報システム、組込みシステムの開発に必要となる要件を定義し、それを実現するためのアーキテクチャを設計し、情報システムについては開発を主導する人を対象にした国家資格です。合格率は約15%です。

「マネージャー系」のオススメIT資格

この分野の資格は、技術者として現場に立つのではなく、現場をまとめるマネジメント業務が主な仕事である方、もしくは今後マネジメント系の業務を担当していくという方におすすめの資格です。IT知識が豊富であることはもちろん、あらゆる場面で柔軟な思考力・対応力が求められるマネージャーにとって、この分野の資格取得は一つの自信と大きな武器になるでしょう。

それでは、「マネージャー系」に分類されたオススメの4つのIT資格をご紹介します。

ITストラテジスト:経営とITを結びつける戦略家エンジニア

高度IT人材として確立した専門分野をもち、企業の経営戦略に基づいて、ビジネスモデルや企業活動の特定のプロセスについて、情報技術の観点から基本戦略を策定・提案・推進していく人を対象とした国家資格です。合格率は約15%です。

システム監査技術者:独立した立場から情報システムを総合的に評価

情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守においてセキュリティ機能の実現を支援、あるいは情報システム基盤を整備して、専門家として情報セキュリティ管理を支援する人のための国家資格です。合格率は約15%です。

ITサービスマネージャ:品質とコスト効率の向上を目指す

情報システム全体について、安定稼働を確保し、障害発生時においては被害の最小化を図ります。また、継続的な改善、品質管理など、安全性と信頼性の高いサービスの提供を行います。合格率は約14%です。

プロジェクトマネージャー:開発プロジェクトの責任者

プロジェクト全体の意思決定を実行し、品質・コスト・納期に全責任をもち、前提・制約条件の中でプロジェクトを確実に成功に導き、プロジェクトメンバを成長させるマネージャーを目指す方におすすめの国家資格です。合格率は約15%です。

まとめ

数あるIT資格の中から、おすすめの国家資格をピックアップしてご紹介してきました。自分がどの資格を取得すればよいのか、記事冒頭の「資格取得ステップアップ」の図を参考にしてみてくださいね。 沢山の種類があるIT資格ですが、その中でも国家資格を取得していれば、自分のスキルの証明に大きく活用することができるでしょう。

当たり前のことですが、資格取得のための勉強は必須です。 参考書を片手に独学で学んでいく方法もありますが、実はIT資格取得のサポートを行っている専門のスクールも存在します。忙しい時間の合間を縫って勉強するからこそ、ITが専門で学べるスクールを活用することで、より無駄なく効率よく知識を習得することができます。

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