PMBOKとは?プロジェクト達成のための世界標準知識を学ぼう

PMBOKとは?プロジェクト達成のための世界標準知識を学ぼう

業務を円滑に進め、期限内に成果を出すためには、「プロジェクトマネジメント」の知識が欠かせません。 この記事では、プロジェクトマネジメントを正しく進めていく方法を体系的にまとめた「PMBOK」と、プロジェクトマネジメントの知識を問う資格試験「PMP」についてご紹介します。プロジェクトマネジメントを理解してプロジェクトを成功させたい方、ビジネスでさらなる成果を上げたい方は、ぜひご覧ください。

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目次

プロジェクトマネジメントとは

プロジェクトマネジメントとは

プロジェクトマネジメントとは、期限や予算といった制約の中でプロジェクトを予定通りに遂行していくために、計画を立てたり、実務を管理したりすることを言います。アメリカの労働統計局は、2016年から2026年の間にプロジェクトマネージャーの雇用は約12パーセント増えると予測しており、ビジネスを行う上でプロジェクトマネジメントの重要性は年々高まっています。

オックスフォード大学のオズボーン教授によると、今後日本の労働人口の約半分が、高い確率でAIに取って代わられるそうです。この要因は、日本では一般的にAIに代替される可能性の高い業務と言われている一般事務や経理、コールセンターなどのルーチン業務に従事する雇用者数が多いことに要因があります。一方、プロジェクトマネジメントの知識が問われるような、リーダーシップや創造性を必要とする仕事についてはAIに代替されにくいと言われています。
また、国家資格「プロジェクトマネージャー試験」については、「日経Bizアカデミー2016年1月12日付 仕事で使える資格は何か~資格ランキング2016」で1位に輝いています。

PMBOKとは

「PMBOK(Project Management Body of Knowledge)」とは、プロジェクトマネジメントに関する知識を体系的にまとめた参考書のようなもので、通称は「ピンボック」です。PMBOKはアメリカの「PMI」というプロジェクトマネジメントの普及拡大を目的とした非営利団体によって作られました。現在では、PMBOKはプロジェクトマネジメントの世界標準となっています。

PMBOKの目標

PMBOKの目標は、「QCD(品質、費用、納期)」の管理です。 QCDの管理とは、「可能な限り高品質で、低コストで、納期を早く」という目的を掲げ、それを実現するために計画を立て、実行することです。PMBOKは、このQCDの管理を成功させるためには2つ重要な要素があるとしています。 1つ目は、「5つのプロセス」と呼ばれる過程を確実に実行していくことです。 2つ目は、「10個の知識エリア」と呼ばれる知識を理解することです。 次の章では、初めに「5つのプロセス」について解説していきます。

QCDの管理達成のための5つのプロセス

QCDの管理達成のための5つのプロセス

PMBOKでは、プロジェクトの開始から終結までの流れを「立ち上げ」→「計画」→「実行」→「監視・コントロール」→「終結」という5つのプロセスに分割し、定義しています。それぞれのプロセスの概要は、下記の通りです。

1.立ち上げプロセス

プロジェクトの開始前に、その認可を得るプロセスが「立ち上げプロセス」です。 プロジェクトに必要な情報であるプロジェクトの目的、目標、予算、成果を定義し、プロジェクト憲章の作成とステークホルダー(利害関係者)の特定を行います。

2.計画プロセス

計画プロセスは、プロジェクトの目的、目標を達成するための作業計画を立案し、作成するというプロセスで、同プロセスの中にさらに20もの詳細なプロセスが定義されています。このとき、目標の定義と洗練や、プロジェクト実行時の一連の行動の流れも含めて規定します。

3.実行プロセス

実行プロセスは、立案した計画に基づいて人員と資源を調整し、プロジェクトを実行するというプロセスです。もっとも資源を消費するプロセスであり、実行の結果によっては計画を更新し、ベースラインを再設定する必要があります。

4.監視・コントロールプロセス

このプロセスは、プロジェクト実施中の作業について、計画と差異が発生していないかを継続的にチェックして、差異が検出されたならば、その是正を行います。

5.終結プロセス

終結プロセスは、所定のプロセスが完了していることを検証し、プロジェクトやフェーズを公式に終結させるプロセスです。ただ終了をするだけでなく、プロジェクト実行において獲得した情報や経験を保管し、次のプロジェクトに役立てることが重要とされています。

次に、5つのプロセスを実行していくために必要な、10個の知識エリアと呼ばれる分野を紹介します。

PMBOKの10の知識エリア

プロジェクトマネジメントを行う上で必要な知識を、10に分割し定義したのが「10の知識エリア」です。これらの知識エリアは、先に紹介した5つのすべてのプロセスにおいて必要なものもあれば、一部のプロセスにおいて必要なものもあります。

統合マネジメント

プロジェクト全体の方針を決め、調整する分野が「統合マネジメント」です。他の9つの知識エリアを統合し、マネジメントする位置づけにあります。

スコープマネジメント

スコープマネジメントは、プロジェクトの範囲(=スコープ)を定めた上で、プロジェクトの目標を達成するために必要な成果物とタスクを定義し、目標達成を確実に行うための分野です。プロジェクトの成否に影響する最重要項目とも言われています。

スケジュールマネジメント

時間当たりの生産性を高めるために時間の管理をする分野がスケジュールマネジメントです。2017年PMBOK第6版のリリースに伴って、「タイムマネジメント」から、「スケジュールマネジメント」に名称が変更されました。

コストマネジメント

プロジェクトを予算内で完了させるために必要なコストの見積もりや予算設定、コントロールをするのがコストマネジメントです。現実的な予算を設定し、予算を超過しないようにマネジメントを行います。

品質マネジメント

プロジェクトのプロセスや、プロジェクトによってできた成果物の品質の管理をする分野が品質マネジメントです。プロジェクトの品質とは、成果物がクライアントの要求に一致しており、使用に適していることを指します。

資源マネジメント

プロジェクトの目的を達成するために人材だけでなく物的資源を調達・管理し、プロジェクトを遂行できるチームを組織する分野が資源マネジメントです。 2017年PMBOK第6版のリリースに伴って、「人的資源マネジメント」から「資源マネジメント」へ、名称と内容が変更されました。

コミュニケーションマネジメント

コミュニケーションマネジメントは、ステークホルダー(利害関係者)との適切なコミュニケーションを行うために必要であり、具体的にはプロジェクト情報の生成、収集、配布、保管、検索、最終的な廃棄を行います。ポイントとしては、ただ伝達すればいいわけではなく、相手の理解を得るところまでが求められます。

リスクマネジメント

リスクとは、安全かどうかが不確実なものを指します。リスクを避けてばかりいるとチャンスが得られない可能性も高く、リスクは必ずしも悪いものではありません。そこで、プロジェクトにとってマイナスになるリスクを予防し、コントロールしながら継続的に管理、調整する必要があります。

調達マネジメント

作業の実行に必要なプロダクト、サービス、所産をプロジェクト・チームの外部から購入または取得する際に、業者の管理をすることを調達マネジメントと定義しています。調達には契約がつきものですが、契約だけがこの領域の目的ではありません。選定から納品の進捗管理、検収まで、調達に必要なすべての管理を行います。

ステークホルダーマネジメント

ステークホルダー(利害関係者)にとって必要な情報を収集し、その保管・伝達を管理する分野がステークホルダーマネジメントです。 2012年公開のPMBOKガイド第5版で、コミュニケージョンマネジメントから独立して新設された知識エリアです。

PMP試験とは

PMP試験とは

プロジェクトマネジメントを学んだ人が、そのスキルを客観的に証明するために受験している資格試験が「PMP試験」です。PMPは、PMBOKを策定しているPMI本部が提供している国際資格で、IT業界をはじめあらゆる業界でプロジェクトマネジメントスキルの評価基準として利用しています。
ここでは、そのPMP試験についての基本事項を解説していきます。

出題範囲

2018年10月現在、約4年に1度更新されているPMBOKガイドの第5版が試験の資料として使われています。 しかし、2017年PMBOKガイド第6版のリリースに伴って、2018年3月26日にPMP試験が改訂されたことから、PMBOKガイド第6版も参照するべき参考書の1つだといえます。

出題分野については、「QCD(品質、費用、納期)」の管理の達成のための5つのプロセスが対象となります。それぞれの出題割合は以下の通りです。

出題分野 出題割合
プロジェクトの立ち上げ 13%
プロジェクトの計画 24%
プロジェクトの実行 30%
プロジェクトの監視コントロール 25%
プロジェクトの終結 8%

受験資格

受験資格としては、2つの必須の条件があります。

  1. プロジェクトマネジメントを指揮・監督した経験
  2. 35時間以上の公式なプロジェクトマネジメントの研修の受講

1つめの条件は、プロジェクトマネジメントを指揮・監督した経験があるということです。
具体的には、プロジェクトマネジメントを体験した期間とあわせて、試験申し込み時から8年以内にプロジェクト業務を指揮・監督する立場での実務経験が必要です。
条件の詳細は以下の表を参照してください。

対象者 プロジェクトマネジメント体験期間 プロジェクト業務の指揮・監督経験の期間
高校卒業またはそれに相当する資格をお持ちの方 60か月間以上 7500時間以上
大学卒業またはそれに相当する資格をお持ちの方 36か月間以上 4500時間以上

2つ目の条件は、35時間以上の公式なプロジェクトマネジメント研修の受講です。研修には、履修する内容とその研修を提供する機関に対して条件があります。
履修する内容に関しては、9つの知識エリアが含まれていることが必要です。

履修内容 下記9つの知識エリアを含むこと
  • 品質マネジメント
  • スコープマネジメント
  • タイムマネジメント
  • コストマネジメント
  • 人的資源マネジメント
  • コミュニケーションマネジメント
  • リスクマネジメント
  • 調達マネジメント
  • 統合マネジメント
研修機関 下記機関のいずれか
  • PMI(プロジェクトマネジメントの普及拡大を目的としたアメリカの非営利団体)支部
  • R.E.P(PMI本部が認めた登録教育機関)
  • 大学
  • 企業内でプロジェクトマネジメント教育を行っている企業
  • Eラーニング(インターネット)でプロジェクトマネジメントを提供している機関
  • 研修機関

試験形式

4時間で200問の選択式(4者択一問題)で、コンピュータによる試験です。 200問のうち25問は、ダミーのテスト問題で、点数には反映されず、出題領域の中でランダムに出題されます。

PMP取得によって期待できる効果

PMPを取得すると、プロジェクトマネジメントの技術や知識を客観的に証明することができます。このことが、企業内での評価の向上、ひいてはキャリアアップにつながることが期待できます。
また、2018年PMI(プロジェクトマネジメントの普及拡大を目的としたアメリカの非営利団体)の収入力調査によると、PMP取得者とPMP未取得者を比べた際、PMP取得者のほうが、約23%収入が高かったという結果が出ています。
このように、PMPを取得すれば、収入の向上も期待することができます。

おわりに

プロジェクトマネジメントを体系的にまとめたPMBOKを学ぶこと、そしてその知識を証明するPMP試験に合格することは、業務成果の向上はもちろん、キャリアアップにもつながるでしょう。また、プロジェクトリーダーを任せたい中堅層以上の社員に対し、プロジェクトマネジメントの研修を実施することで、より企業の目標達成や業績の向上にも良い影響を与えることが期待できます。

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