【2016年ランキング】人気のプログラミング言語とは?

 【2016年ランキング】人気のプログラミング言語とは?

プログラミング言語にランキングが存在することをご存じでしょうか。オランダのTIOBE Softwareは毎月のプログラミング言語のランキングと、年間で最も急速に人気が上昇したプログラミング言語をプログラミング言語大賞として発表しており、学ぶ言語を決める際の重要な判断材料となります。
今回は特に人気の高いプログラミング言語をピックアップし、特徴や将来性、学習のしやすさなどについてご紹介します。

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目次

プログラミング言語の「ランキング」とは?

TIOBE Indexとは

TIOBE Indexとは

プログラミング言語については、さまざまな企業や団体がランキングを発表していますが、注目度が高いランキングの1つが、TIOBE Index(TIOBE Programming Community Index)です。

TIOBE Indexは、ソフトウェアの品質管理サービスを提供するTIOBE Softwareによって毎月発表される指標で、GoogleやYahoo!などの検索エンジンでどれくらい検索されているかを基にプログラミング言語をランク付けします。

TIOBE Indexはそのプログラミング言語がどれだけ話題に上がっているかを示すだけで、利用されている割合を示すものではありませんが、プログラミング言語の人気の指標と言えます。

なぜランキングが注目されるのか

なぜランキングが注目されるのか

既にプログラマーとして活躍されている方にとっても、これから勉強しようと思っている初学者の方にとっても、どのプログラミング言語を学ぶかの選択は大切です。

難しすぎる言語を学ぶ場合は途中で挫折する可能性がありますが、易しすぎる言語を選んでしまうとプログラミングの面白さを感じることができません。また、人気がない言語の場合、せっかく学んだ知識を活かすことができないというケースが十分に考えられます。

プログラミング言語の種類は数百に及び、さらに新しいプログラミング言語が次々と生まれています。プログラミング言語を1つマスターするためにはある程度の時間を必要とするため、やみくもにプログラミング言語を選んで勉強するのではなく、ランキングを参考にした上でプログラミング言語を選ぶことをおすすめします。

初めてプログラム言語を学ぼうとする方や、既にプログラマーとして実務をこなしながら新たな言語を学んでキャリアアップをしようとする方は、ランキングを指標の1つにすれば、プログラミング言語選びに間違うことはないでしょう。

「TIOBE Index」に見る人気ランキング

さて、ここからは2016年のランキングから上位10位にあがった言語を、簡単な説明を交えつつご紹介します。

  • 【第1位】 Java
  • 【第2位】 C言語
  • 【第3位】 C++
  • 【第4位】 Python
  • 【第5位】 C#
  • 【第6位】 Visual Basic .NET
  • 【第7位】 JavaScript
  • 【第8位】 PHP
  • 【第9位】 Perl
  • 【第10位】 アセンブリ言語

【第1位】Java

【第1位】Java

Java はGoogleの3大プログラミング言語の1つで、Androidアプリの開発言語でもあります。Javaエンジニアの需要は非常に高く、将来性の高いプログラミング言語です。ランキングでもこの10年間はほぼ1位で推移しており、根強い人気がうかがえます。

Javaは「Java仮想マシン(Java Virtual Machine:JVM)」と呼ばれる仕組みでプログラムが動きます。 WindowsやMac OSといったプラットフォームを選ばない、汎用(はんよう)性の高さが魅力です。

特定ベンダーに依存しないオープン系システムの開発では、Javaが広く利用されるとともに、インターネットとの親和性が高いことから、IoT(モノのインターネット)プラットフォームの構築で重要な役割を担っています。

業界や分野、用途によって使われるプログラミング言語は異なりますが、どこでも通用するプログラミング言語を学ぼうとすれば、Javaが選択肢の1つに入ってくるでしょう。

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【第2位】C言語

【第2位】C言語

C言語は1972年にAT&T社のベル研究所で、UnixというOSを作るために生まれました。ポインタを使ってコンピューター上のメモリにアクセスできるなど、自由度の高いプログラミング言語です。

古くからある言語のため、今でもC言語を使ってプログラミングの授業を行っている大学もあるようです。最初にC言語をマスターすれば他の言語習得は容易になりますが、言語としての難易度はやや高いため、初心者の方は他の言語から学ばれると良いかもしれません。

C言語を拡張したC++も存在しますが、コンパクトで小回りの利くプログラムを書くことができるC言語は、今でも組み込みソフトウェアの開発に欠かせない言語です。高いリアルタイム性が求められる、組み込み製品の制御を実現します。

【第3位】C++

【第3位】C++

C言語をベースに開発されたオブジェクト指向言語がC++(シープラスプラス、もしくはシープラプラ)です。C言語をマスターした方が、次に学ぶ言語に選んでも良いでしょう。C言語と互換性があるため、C言語で学んだことを活かすことができます。C++はコンシューマーゲームやソフトウェア、ロボットや家電の組み込みシステム、OSなど多方面で利用されています。

プログラムの処理スピードは、人気言語の中でもトップクラスです。C言語と同様に機械には理解しやすく人には難解な言語のため、習得の難易度は高いというデメリットがあるものの、書籍やインターネットから豊富に技術的な情報を手に入れることができます。

【第4位】Python

【第4位】Python

Python(パイソン)は比較的新しい言語であり、ご存じない方も多いのではないでしょうか。Googleの3大言語の1つで、ニシキヘビという意味があります。少ない記述で簡潔に動作するため、「読みやすく書きやすい」という定評があるものの、国内の需要はまだこれからというところでしょう。

Pythonが注目されるようになったのは、AI(人工知能)やビッグデータへの活用です。生物の神経系を模したニューラルネットワークを応用した「ディープラーニング」や膨大な顧客データの分析などで利用されることが多く、期待度は高まっています。

ただし、現時点では業務でPythonを使う分野は限られるため、他の言語も併せて学んでおくことをおすすめします。科学技術計算のためのライブラリが充実しているプログラム言語であり、アカデミックな分野でよく使われています。

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【第5位】C# 

【第5位】C#

C#(シーシャープ)とは、Microsoft社が開発したプログラミング言語です。C++よりも簡単にオブジェクト指向プログラミングをすることができます。比較的新しい言語でありながら、PC、サーバー用のプログラムなどネット上での利用が目立ち、環境を整えればゲームやアプリなどにも応用できます。

C#は「Unity」という3Dゲーム作成の統合環境に対応しているため、人気があります。学習の難易度は低めで、Javaと文法が近いため、Javaを習得した後ならば楽に習得できるでしょう。

C#はWindows環境ではよく使われているプログラミング言語ですが、2017年5月にMac OS向けの統合開発環境「Visual Studio 2017 for Mac」の一般提供が開始されたため、C#でプログラミングしようというMacユーザーも増えることが期待されます。

【第6位】Visual Basic .NET

【第6位】Visual Basic .NET

当時マイコンと呼ばれていた昔のパソコンには、Basicがインストールされていたため、Basicでプログラミングを学んだという方も多くいます。最新のVisual Basic .Net(略してVB.NET)は初心者にも理解しやすく、IT教育の場で使われることが多い言語です。ただし、VB.NETのプログラムは基本的にWindows上でなければ動きません。

ボタンなどのパーツをフォーム上にドラッグ&ドロップで配置し、コーディングを行うスタイルのため、ユーザーインターフェースを意識したプログラムを作成できます。VB.NETはVB6.0の後継にあたりますが、両者に互換性はなく、汎用性が低い言語です。Windowsの業務系システム開発や既存システムの保守などの需要がありますが、Microsoft系言語ではVB.NETよりもC#の求人が多い傾向にあります。

【第7位】JavaScript

【第7位】JavaScript

Webページの文書構造はHTML、デザインはCSS、そして動きを出すためにJavaScriptを使って書かれています。JavaScriptを利用することで、マウスでクリックしたときに表示を変化させるなど、動的なWebページの作成には欠かせないプログラミング言語です。

ブラウザゲームの制作はもちろん、ゲーム統合開発環境Unityによる本格的なゲーム開発もできます。初心者から上級者まで幅広く利用されており、GoogleやChromeなどのWebブラウザがあれば動作を確認できるため、学習コストが低く、ツールの利用方法を覚えれば簡単に記述できるので難易度も低く、初心者にもおすすめできます。

Webサイトのユーザビリティが求められる現在、JavaScriptは高いニーズがあります。Web系に興味を持っている方はぜひマスターしたい言語です。

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【第8位】PHP

【第8位】PHP

簡単なWebページからブラウザゲームまで幅広い開発ができるPHPは、Webサービスで広く使われています。オープンソースのスクリプト言語で、HTMLにテキストで埋め込むことが可能なため、特別なアプリを用いなくても、テキストを入力するアプリがあれば記述できる手軽さがあります。

日本のレンタルサーバーで利用可能で、Webアプリケーションを容易に作ることができます。簡単な記述で動作するため難易度は低く、さまざまな企業で活躍できるようにJavaと併せて学習することをおすすめします。

Webサイトをより良く見せるために使われることが多く、HTMLやJavaScriptの知識と併せて押さえておきたいプログラミング言語です。WebデザイナーやECサイトの作成などに興味がある方は、学んでおくと良いでしょう。サーバーサイドの言語としては、PerlよりもPHPが採用される傾向が見られます。

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【第9位】Perl

【第9位】Perl

テキスト処理が得意なPerlは、PHPと同じスクリプト言語で、その中でも処理速度が速く、きれいで無駄の少ない、分かりやすい記述ができることが特徴です。Webサーバーとブラウザがデータのやり取りをするためのCGI(Common Gateway Interface)という仕組みがありますが、CGIプログラムの多くがPerlを使って書かれています。掲示板やショッピングカートも、Perlで作成することができます。

また、Perlは利用しやすく安定性に優れ、UnixやLinuxには標準でインストールされている他、Windowsにもインストール可能です。Perlは旧バージョンで書いたプログラムが動作する後方互換性を持ち、過去のソフトウェア資産を有効活用できます。

【第10位】Assembly language(アセンブリ言語)

【第10位】Assembly language(アセンブリ言語)

プログラミング言語は、人間が理解しやすい「高水準言語」とハードウェア寄りの「低水準言語」に大きく分類されます。低水準言語にはハードウェアが直接解読できる「機械語」と、機械語を人間に理解できるようにした「アセンブリ言語(Assembly language)」が含まれます。

アセンブリ言語の命令は機械語の命令と一対一対応しており、無駄のない細かくて高速なプログラムを書くことが可能です。組み込み型のソフトウェア開発など、ハードウェアのプログラミングに利用されています。コンピューターの動作原理を深く学ぶことができるため、アセンブリ言語をカリキュラムに取り入れている大学もあるようです。

おわりに

初めてプログラミング言語を学ぼうとしている方にとっても、既に何らかのプログラミング言語を習得済みでさらなるキャリアアップを目指している方にとっても、プログラミング言語の今後の動向は気になるものです。あくまでランキングを1つの指標として、ご自身のキャリアを決める参考にしてください。

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参考サイト

TIOBE Index(TIOBE Software)

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