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IT業界まるわかりガイド

スマートハウスやスマートカーが普及したスマートコミュニティを支えるIT人材育成

近年、太陽光発電を利用したスマートハウスや、システムを搭載することにより動作を自動制御できるスマートカーなどが普及し始めています。このように「スマート(賢い)」という名前がついたサービスや機器が活躍する社会を「スマートコミュニティ」と呼びます。

では、スマートコミュニティとは、どのような社会でしょうか。経済産業省のWebサイトでは、スマートコミュニティを「太陽光や風力などの再生可能エネルギーを最大限活用する一方で、エネルギーの消費を最小限に抑えていくため、家庭やビル・交通システムをITネットワークでつなげ、地域でエネルギーを有効活用する次世代の社会システム」と定義しています。

スマートハウスを普及させる

実際に、国内各地ではスマートコミュニティ創出のための取り組みが行われています。例えば、神奈川県横浜市、愛知県豊田市、京都府(けいはんな学研都市)、福岡県北九州市の4つの地域は経済産業省の「次世代エネルギー・社会システム実証地域」に指定され、2010年からはスマートコミュニティの実証実験も始まりました。スマートコミュニティの実現には、情報通信技術(ICT)を活用しながらエネルギーを効率よくコントロールすることやコントロールするためのシステムが必要条件となっています。

また、スマートコミュニティを実現するためには、IT技術の導入とともにIT関連の人材が不可欠です。今後どのようにIT技術を活用すべきか、どのようにITネットワークを構築すべきか、などを検討することができるIT人材が求められているのです。

そこで今回は、スマートハウスやスマートカーが普及したスマートコミュニティを実現するために導入されているIT技術や、必要とされている人材についてご紹介します。

電力エネルギーのスマート化とIT技術

スマートコミュニティを創るIT人材

再生可能エネルギーとは、太陽光や風力、水力、火力などを利用したエネルギーのことを指します。これらのエネルギーは、利用後も短期間でエネルギーを再生することが可能です。資源の枯渇を心配することがないエネルギーとして注目され、国内での導入と普及が促される ようになりました。身近な再生可能エネルギーには、各家庭や地域の太陽光パネルを利用した電力エネルギーがあります。

スマートコミュニティではこのような電力エネルギー(供給源)を、情報通信技術(ICT)を使用し、うまくコントロールしながら共有することが求められています。コミュニティ全体で電力エネルギーの効率化を進める場合は、IT技術を積極的に導入することが必要になります。IT技術を導入することにより、より大規模に、効率よく電力エネルギーを管理することが可能になるのです。
このようにエネルギーを無駄なく、賢く使用することを「電力エネルギーのスマート化」と表現することもあります。IT技術の活用によってスマート化が進められた代表的な機器やシステムには次のようなものがあります。

1.スマートハウス

正社員

スマートハウスは、断熱性に優れた構造を持ち、熱を逃がさないことでエネルギーを無駄に消費しないように設計された住宅のことです。省エネ性能の高い家電や家庭用エネルギー管理システムなどを備えることにより、さらにエネルギーの消費を少なくすることができるでしょう。

2.スマートカー

スマートカー

スマートカーとは、情報通信技術(ICT)を利用して安全性やエネルギー効率を向上させた次世代型自動車のことです。車間距離を一定に維持するシステムや自動ブレーキシステムによる衝突防止機能など、さまざまな機能やシステムが開発され、スマートカーに搭載されています。

3.蓄電池

蓄電池

住宅に太陽光発電システムが装備されることにより、家庭で電力エネルギーを創り出すことが可能になります。電力エネルギーを創り出した後は、電気を溜めておくための家庭用蓄電池が必要です。技術が進み、次世代自動車に備わっている蓄電池の中には、一般の家庭で必要な数日分の電力を供給することが可能な蓄電池も登場しています。

3.HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)

HEMS

太陽光発電などによって創り出されるエネルギーと、家庭用蓄電池や次世代自動車に搭載された蓄電機器を連携させて家電につなぎながら、エネルギーを効率よく利用するための制御システムです。HEMSのコントロールにより、余った電力を地域や電力会社へ供給することも可能になります。

これまで電力の流れは大規模な発電所から一方通行で供給されていましたが、今後はこのように家庭からも電力を供給することができるようになります。

4.スマートメーター

スマートメーター

スマートメーターとは、電力量を測定するための電力メーターに通信機能が付いたものです。電力使用量を発信するだけではなく、地域全体のエネルギー利用状況を管理しているコントロールセンターと情報をやりとりすることができます。例えば、地域の電力供給がひっ迫しているような場合に、電力使用量を省エネモードに切り替えてコントロールします。

このように、これからはスマートメーターを利用することにより、スマートハウスやスマートカーの発電情報、蓄電状況をネットワークで結ぶことが可能になります。

5.スマートグリッド

スマートグリッド

スマートグリッドとは、賢い網という意味ですが、電力の分野では、送配電網(設備)を利用しながら、ICT(情報通信技術)を使用してエネルギーを賢く活用していくシステムの ことを意味します。最近では、スマートメーターなどの通信機能を使用して家庭や地域を結び、電力を効率よく供給する制御網(次世代型電力網)の総称として も用いられるようになりました。家庭や地域を結ぶインフラ整備の一環として捉えられており、広く社会に普及することが求められているものであるといえま す。

スマートコミュニティの実現に必要な人材

情報通信技術(ICT)を使用してエネルギー効率を最適化し、スマートコミュニティとして社会を機能させていくためは、多くのIT関係者の協力が必要です。そのため、スマートコミュニティを実現しようとしている各自治体や企業などでICT(情報通信技術)を支えるIT人材を確保、育成することが課題となっています。

IT人材

IT人材のイメージについて、これまではIT分野やWebビジネスに関わるエンジニアを連想する人が多かったのではないでしょうか。しかし、スマートコミュニティの実現に向けた政策分野では、単にIT技術を駆使できる人材を指す言葉ではありません。IT人材とは、「ITを利用した新たな事業やサービスを創出する人材」と いった意味で呼称されることが増えています。内閣府の高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT総合戦略本部)がまとめた方針(平成25年12月20日:創造的IT人材育成)でも、「IT技術者のみならず、IT社会を構成するすべての国民を対象とした用語」と表現されています。

スマートコミュニティの計画を進めるうえでは、特定のIT技術のみに精通しているエンジニアよりも、IT以外の分野でさまざまな経験を積んだ人材が重要視されることが増えています。社会的なインフラに関わる仕事のため、多種多様な知識や経験を持った人が多く求められているのです。

IT人材の確保と育成

スマートコミュニティを実現するために必要なIT人材は、確保することが難しいといわれています。ITを事業やサービスに活かすことができる人材といわれてもピンとこない、IT人材に要求されている能力の質がよくわからない、などがIT人材を確保することが難しい理由として挙げられます。最近の傾向として、IT人材の守備範囲が広くなりすぎ、実像を捉え難くなってきたという風潮が高まっていることも事実です。

もちろん、IT業界にはプログラマーなど特定の業務に専念する業種もあります。しかし、社会インフラを構築するようなプロジェクトに関わるIT人材とは単なる「ITの専門家」ではなく、ITの技術をさまざまなシーンに活用できる応用力を持った人材であるといえます。

インドや中国など諸外国のIT人材は、ビジネス全体を構想する創造性を持った人材として需要も活躍の場も広がっているようです。このような人材を育成するためには、諸外国のIT系教育システムを日本の教育システムと比較して課題を抽出し、ICT(情報通信技術)の知的基盤として教育環境を整備していくことが必要となってくるでしょう。

おわりに

人材の育成には時間がかかりますが、将来的なIT人材の需要と活躍の場を見据えながら、ICT(情報通信技術)の教育体制や環境を整備していくことがIT人材の育成にもつながっていくのではないでしょうか。そのためには、国民全体がIT社会を理解し、スマートコミュニティなどの創出事業に参加することも大切です。理想的なスマートコミュニティを実現するためには、さまざまなIT技術の導入と、その技術を生かすことのできるIT人材の育成が不可欠なのです。

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