インターネット・アカデミーストーリー

インターネット・アカデミーは一九九五年に開校した、日本で初めてのWeb専門スクールです。母体がWeb制作会社であるという強みを活かした現場直結の技術を学べるカリキュラムによって、個人から企業研修にいたるまで、即戦力となる人材育成に取り組んできました。

二〇二〇年十月、おかげさまでインターネット・アカデミーは創立二十五周年を迎えます。三万人を越える卒業生・受講生のみなさまと共に歩んできたこれまでの軌跡をご紹介いたします。

インターネット・アカデミー誕生

インターネット・アカデミーは、一九九五年、大岡和雄と大西一磨のたった二人により新宿にて創業しました。「どこでも通用する本物のスキルを提供する」というコンセプトがWeb制作会社とWebスクールを同時に設立するという発想に結びつきました。開校当時はインターネット上で日本語表示もままならない時代。あまりに早すぎる開校に経営は苦戦続きでしたが、現在では日本初のWebスクールとしての存在そのものが、その先見性の証明になっています。

日本初Web人材サービス会社

インターネット・アカデミーは、日本初となるWeb人材サービスも誕生させました。これによりインターネット・アカデミーの卒業生の活躍の場が広がりました。それだけでなく、多様な業界・企業において必要とされるスキルや人材ニーズといった貴重な情報が、より正確に、タイムリーに得られるという相乗効果が生まれました。Web制作会社とWebスクールに加え、Web人材サービスが融合され、現在のトライアングルビジネスモデルが完成しました。

W3Cに加入

Webの創始者ティム・バーナーズ=リーが率いるW3Cとの出会いでカリキュラムがより深化しました。その後、インターネット・アカデミーは当時W3C/Keioのサイトマネージャをされていた一色特任教授を顧問に迎え、さらに、より速く、正確な、カリキュラム開発を実現することが出来るようになりました。一方でインターネット・アカデミーのスタッフがボストンのW3C本部で仕様策定やカリキュラム開発に協力し、世界のWeb技術者が待ちに待ったW3C公式講座を開講できました。

卒業生一万人突破と
最高の学習環境の関係

インターネット・アカデミーはWeb専門に特化しているからこそ可能な革新的で独創的なアイデアで、最適な学習環境を次々実現してきました。そのアイデアの種は何だったのでしょうか?実は、インターネット・アカデミーは開校以来、すべての授業、受講生にアンケートを取り続けています。それをスタッフ全員で共有し、改善し続けているのです。二〇〇一年、卒業生は一万人を突破しました。まさに一万人が磨き上げ、一万人が創りあげた環境なのです。

グローバル展開

日本初から日本発へ。これは日本生まれのインターネット・アカデミーのスローガンであり宿命でした。そこでインターネット・アカデミーはアメリカ、フランス、スペイン、中国、インドなど世界中で行われるWeb技術会議に出席し講演を行ってきました。その結果、様々な国の教育機関や企業からの要請を受け、ボストン、ニューヨーク、バンガロールなど世界でも最先端のIT都市に次々と拠点を構えることができました。

国を超えたIT人材の育成

世界各地での活動は、ますます盛んになっていきました。フランスでは、ニースにあるW3Cのホスト機関のひとつであるERCIMにスタッフが常駐、客員研究員として最先端のWeb技術の研究や普及活動を行い、インドでは、世界最高峰の理系大学として名高いインド工科大学(IIT)と連携し、ハッカソンを共催。オンライン学習サービスの開発・運用、また同大学の特別講師を務めるなど、国を超えてIT人材の育成に尽力しました。

次代に向けた取り組み

二〇二〇年十月、インターネット・アカデミーは創立二十五周年を迎えます。近年では、「次世代Webブラウザのテキストレイアウトに関する検討会」のメンバーとして、Webにおける縦書きレイアウト技術の普及活動にも従事し、W3C勧告の実現にも貢献しました。今後も、縦書きWebのような最新技術の普及とそれらの技術を扱える優秀なIT人材の育成に貢献してまいります。

そして未来へ

私たちには「生まれた境遇に関係なく誰にもチャンスがある世界を創りたい」という信念と情熱があります。そのためにインターネットを広めようと尽力してきました。教育こそが世界を変える力の源泉だと信じるからです。そして、WebやITの技術にも教育革命を起こす力があると信じています。インターネット・アカデミーの卒業生、さらにこれからインターネット・アカデミーに入校される方が明るい未来そのものでありますように。

インターネット・アカデミー公式サイト