半導体製造業大手のローム浜松
自社オリジナル研修動画を作成し情報セキュリティ強化

ローム浜松株式会社
ローム浜松株式会社
ローム浜松株式会社

ローム浜松株式会社 ファクトリーインテグレーション推進部
生産システム課 アプリケーションG
加藤 祐基様
ミランダ・マルビン様
菅沼 和也様
※写真向かって左よりミランダ様、加藤様、菅沼様

半導体やLEDなど、デジタル社会に欠かせない製品の生産を手がけるローム浜松。「われわれは、つねに品質を第一とする。いかなる困難があろうとも、良い商品を国の内外へ永続かつ大量に供給し、文化の進歩向上に貢献することを目的とする。」を企業目的とし、最高品質のものづくりで世の中の技術発展に貢献してきた。ロームグループの品質に対する取り組みは国際基準の認証を受けるなど、世界から高く評価されている。環境への取り組みについても国際認定を受けており、力を入れている。

研修データ

ご依頼内容
オーダーメイドのオリジナル研修動画(ITリテラシー+セキュリティ)の作成
受講者
全社員
研修の目的
ITリテラシーとセキュリティの知識習得および重要性理解
課題
  • ITリテラシーとセキュリティについての知識の底上げが必須
  • これまでの社内教育では社員全員が満足のいく研修内容を提供できない
  • 厳しいセキュリティ環境下で、オフラインで動画研修を導入することのハードルが高い
解決策
  • インターネット・アカデミーに、全社員向けITリテラシー+セキュリティ向上のオリジナル研修動画の作成を依頼
成果
  • 職種関係なく全社員に研修を実施できた
  • ITリテラシーやセキュリティについての根本的な内容まで理解できた
研修事例について詳しく聞く

半導体製造業における大手企業のローム浜松は、今まで無料動画を使って社員のITリテラシーを向上させるための研修を実施していたが、さらなる知識の底上げが必要だと感じ、外部の研修を取り入れることを決定した。自社の厳しいセキュリティ環境下で実施できるオリジナル動画研修の作成を依頼できる上、研修内容を柔軟にカスタマイズできることが決め手となり、インターネット・アカデミーに研修を依頼。研修の感想や、今後のデジタル化と人材育成にかける想いを伺った。

研修実施の経緯
プロによるITリテラシーとセキュリティ教育の必要性を感じた

ローム浜松株式会社

― ファクトリーインテグレーション推進部の皆様の業務内容をお聞かせください。

われわれが所属するファクトリーインテグレーション推進部は、主に社内システムの設定・開発・運用・保守を含めた業務を行う部署です。社内で発生する様々な要望を実現するべく、Web・IoT・DXなどを活用してシステム化を推進しています。

― 今回はどのような経緯で研修をご依頼いただいたのでしょうか。

全社員のITリテラシーの向上を進めていくにあたり、個人個人の知識や認識・価値観によるITリテラシーに対する認識の相違を問題に感じていました。いままではIPAの無料動画を使って研修を行っていましたが、社員のITリテラシーレベルをさらに上げるためには、社内向けにカスタマイズした研修を実施する必要があると考え、インターネット・アカデミーにお願いすることを決めました。

インターネット・アカデミーを選んだ理由
セキュリティ環境の厳しい社内でも
オフラインで受講できるオリジナル動画研修

ローム浜松株式会社

― インターネット・アカデミーを研修先にお選びいただいた理由をお聞かせください。

教育を実施する上で、コロナ禍によって社員を集めることがはばかられたり、時間の確保が難しかったりするなどの問題がありました。だからこそ、時間や場所にとらわれないで研修を実施できる方法を探していました。

研修期間を選定する上で着目していたのは、社内で研修を行っていた際に感じていた「専門用語が伝わりにくい」ということや、「社員に興味を持ってもらいにくい」という課題を解決できるかというところです。われわれのような製造業界だと、事務職と現場職などの働く環境の違いから意識の差が生まれてしまうことが多々あります。特に、現場で働いている社員にとっては生産や時間がより重要な要素のため、セキュリティやリテラシーは後回しになってしまいがちです。だからこそ、現場で働く社員にも納得して研修を進めてもらうために、内容に入り込みやすく、簡単に取り組めるものを提供する必要がありました。動画を細かく作ってもらったり、受ける時間もできるだけ自由に提供したいという想いから、研修内容をフレキシブルにカスタマイズできるインターネット・アカデミーに、オリジナル研修動画の開発をお願いすることに決めました。

― インターネット・アカデミーの研修はいかがでしたか。

これまでは社内で研修を行っても、専門用語が多く理解が追いついていなかったという印象があります。禁止されている事項に関しても、「この操作はしちゃいけないんだ」「似たような事象には気をつけよう」と漠然と認識していたにすぎませんでした。しかし、今回の研修で仕組みや制度を一から学ぶことで、なぜ気を付けなくてはならないのかという根本的な部分を解決することができ、納得できたことは大きかったです。

現在、半導体の生産がひっ迫していて、教育やスキルアップのためにまとまった時間を取ることが難しい中、研修の動画を自分で選んで受けられることは大きなメリットでした。業務の合間に集中して受けることができる研修体制にとても満足しています。また、インストラクターの方々が、専門用語ではなくいろいろな例えを使って説明してくださり、ITに触れたことのない受講者の理解を助ける配慮をしてくださったこともありがたかったです。

ローム浜松株式会社
情報セキュリティのオリジナル研修動画の一場面

研修の成果と今後
社員全員がセキュリティインシデントに対応できるように

ローム浜松株式会社

― 今後社内で強化していきたい取り組みについてお聞かせいただけますでしょうか。

ITリテラシーやセキュリティに関しては、社内で教育を広げていくことが重要だと思っています。だからこそIT教育は継続的に取り組んでいきたいです。次回研修を実施する際にも、今回と同じようにインターネット・アカデミーのオリジナル動画教材を使いながら研修ができればと考えています。

今回の研修を受けたことで、ITリテラシーやセキュリティに興味を持ってくれる人材が増えた場合、個別研修のようなもっと踏み込んだ深い内容の研修も需要が増えるかもしれません。受講者の反応を見て、最適な対応をしていきたいです。

― 今後のデジタル化や人材育成にかける想いについて教えてください。

会社のセキュリティを強化したり、生産性を高めたりするためには、社員一人ひとりのスキルアップはもちろんのこと、ITリテラシーのような一般教養の底上げも重大な意味を持ちます。実際、パソコンがウイルスに感染した際に一番近くにいるのは各個人です。被害の大きさはその個人が最初に取る行動によって決定するといっても過言ではありません。その重要な初動を適切に行うためにも、全社員が共通の価値観を持ってセキュリティインシデントに対応できることが望ましいと考えています。

また、社員全員のITリテラシーが向上することでシステム部門への問い合わせが減少することも期待しています。現在弊社では、問題の大小関係なく、ITに関する問い合わせが殺到しています。それが原因で、システム部門が本来行うべき業務改善やイノベーションに注力できていないのが現状です。ITリテラシー教育を行うことでそれらの障害を取り除き、全員でより良い会社を目指したいと思っています。

変化の激しい現代社会で勝ち抜くためには、社員一人ひとりの持つ情報量が鍵を握ります。IT分野の幅広い知識を身につけることで、各々がビジネスパーソンとしての力の底上げをはかることを期待しています。

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