住商グローバル・ロジスティクスがDX推進
Power BI、Power Automate、Power Appsのハンズオン研修

住商グローバル・ロジスティクス株式会社
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住商グローバル・ロジスティクス株式会社 コーポレート本部 システム開発部 デジタルソリューションチーム
主任 高石 裕太郎 様

住友商事グループの一員として物流を担う、住商グローバル・ロジスティクス株式会社(通称SGL)。1983年の創業以来、総合商社の物流部門として長年培ってきたグローバルネットワーク、情報力、信用力を強みに、競争力のある高品質な物流サービスを提供している。様々な物流の手配、最適物流フローを構築・運営し、生産地から目的地までを切れ目なく結ぶ総合物流サービスを提供している。

研修データ

研修内容
Power Platform活用ハンズオン研修
(Power BI、Power Automate、Power Apps)
受講者
一般社員
研修の目的
全従業員がPower Platformを利用して業務に活用できるアイデアを創出できるようになること
課題
  • Power Platformを社内で使える環境にありながら調査や検討が足りず、会社全体での利用や推進ができていなかった。
解決策
  • 演習中心の研修で、学んだ知識やスキルを実務にいかせるようにする
  • 演習動画も残し、研修に参加できなかった人も学べるようにする
成果
  • 研修で学んだ知識をいかして、通知メールの自動化やPower BIによる分析を行う社員が出るなど、社内でPower Platformの活用が進んでいる

住商グローバル・ロジスティクス株式会社はDX(デジタルトランスフォーメーション)の全社的推進を目標に掲げ、その一環として、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が提唱するデジタルスキル標準に基づいた知識やスキルの向上を全従業員が達成することを目指している。取り組み実現のため、インターネット・アカデミーにPower Platformの研修を依頼。研修前の課題や研修後の従業員の変化などを伺った。

研修実施の経緯
DX推進への全社的な取り組みが求められる中
Power Platformを使いこなせていないことがもったいなかった

住商グローバル・ロジスティクス株式会社

― デジタルソリューションチームの業務内容をお聞かせください。

DXの全社的推進、デジタル人材の育成、システム導入における支援やサポートを担当しています。DX推進では、各部署の業務改変プロジェクトの提案と共同でのプロジェクト進行、生成AIの導入などを行っています。デジタル人材の育成では今回のような研修の企画運営を行っています。

― どのような課題があったのでしょうか。

インターネットからアクセスするだけで利用可能なSaaSのようなサービスが増加する一方で、どのソフトウェアが当社に有効か、調査や検討が足りていないと感じていました。例えば当社はMicrosoftのOffice365を利用しており、Office365に付属しているサービスにPower Platformがあります。

しかし無償で利用できるにもかかわらずPower Platformを業務に使っている社員が少なく、非常にもったいなく感じていました。DXを進めていく上で、このような有益で手軽なサービスやツールを活かしきれていないという点が課題でした。

インターネット・アカデミーを選んだ理由
業務で使う情報だけを選りすぐった内容で
演習を通して実務につなげられる研修を実現

住商グローバル・ロジスティクス株式会社
Power Automateによる自動化の一例

― 今回の研修はどのような研修を検討されていたのでしょうか。

会社全体で目指していることが、DXの知識やスキル、考え方を、全従業員がデジタルスキル標準のDXリテラシー標準レベルで身につけることです。これまでもeラーニングによる動画視聴などでDXリテラシー向上の取り組みをしてきました。しかし座学だけでは「全従業員がDXリテラシー標準レベルの知識を習得しました」とは言い難いと思っていました。そのため、学んだ知識やスキルを、演習を通して業務につなげられるような研修を探していました。

― インターネット・アカデミーを研修先にお選びいただいた理由をお聞かせください。

今回はPower Platformを学び、業務に活用できるアイデアを創出できるようになることが目標でした。そのため、研修は学んだ知識を実践につなげていくプロセスを重視していました。インターネット・アカデミーはPower Platformの研修があることはもちろん、今後デジタル人材を育成するにあたって活用できる研修があること、そして研修内容やスケジュールを自由にカスタマイズできることが魅力でした。

研修内容は当社が使っていないサービスに関する部分を他の内容に変更していただくなど、当社の要望を最大限に汲み取った提案をしていただき、さらに費用もリーズナブルであったため、最終的にインターネット・アカデミーを研修先に選びました。

研修の成果と今後
早速業務でPower Platformを活用する参加者も
動画で誰もが見られるようにして全社でDXを推し進める

住商グローバル・ロジスティクス株式会社

―研修の感想をお聞かせください。

研修では、Power PlatformのうちのPower BI、Power Automate、Power Appsの3つのアプリケーションを学びました。BIやAppsに対しては初めて触れるという参加者が特に多かったですが、講師の方がテキスト内容に基づいて順をおって丁寧に説明していただきました。さらに、実際の業務に活用する具体的なアイデアなども教わって理解が深まり、参加者からの評価は全体的に高いものでした。

そして研修が終了してから約2ヵ月後、受講者を少人数で数回に分けてPowerPlatformの座談会を実施し、研修後の変化や現在の使用状況、疑問点などを共有し合いました。その結果、BIを活用した統計情報のグラフ化、Automateを活用した緊急連絡の一元管理の仕組み、FormsとAutomateを活用し回答内容をメール本文に埋め込み送信までの自動化など、当チームが想像していた以上のアイデアや既に業務に活用されている事例があり、大きな効果が出ていることを実感しました。また、受講者が集まるコミュニティをTeamsで立ち上げたので、社内の情報交換を活発化させ、Power Platformの活用を盛り上げていきたいと思っております。

―受講者に対する将来への期待について教えてください。

当社には全従業員がDXリテラシー標準が定めるスキルレベルになるという大きな目的があります。そのため全従業員にPower Platformを知ってもらい業務効率化に使ってほしいのですが、研修を受けられるのは一部の人だけなので、Power BI、Power Automate、Power Appsそれぞれの導入用動画も作成していただきました。動画は全社員に公開し、今回受講していない社員にも確認していただく予定です。 研修は今後も続けていきますので、視聴頂いた方に興味を持って頂き、研修に受講頂くよう繋げることが、動画配信の狙いです。

社員には今回の研修や動画視聴を通して、ビジネスプロセスの効率化、自動化、データの視覚化など、業務プロセスの改善やイノベーションの創出に活かし、当社の競争力向上に寄与してくれることを期待しています。特性のある社員にはさらなるスキル向上やビジネスニーズに即した育成プログラムを取り入れ、DX推進スキル標準の知識を身につけていただきたいと思います。

受講生のコメントの一部

  • 説明もわかりやすく、手を動かしながらの研修で、成功できた時の楽しさもあり充実していました。学んだことを業務に活かしていくかは今後の課題ですが、Power Platformはいろんな活用法があると今回の研修で知ることができました。
  • バグの発生の可能性や回避策など、具体的な説明がありいままでなぜ?と思っていた部分が非常にクリアになりました。
  • TeamsやOutlook等、普段使用しているアプリも登場し、Power Platformのアプリはどのように活用できるのかを体感することができました。自分の業務にどうやったら活かせるのかを考える事で、演習を通してチーム内の効率化に活かせそうなアイデアも浮かびました。
  • Microsoftが提供するアプリの数に驚いた。これまで自動化ツールに馴染みがなくコードの知識がない人でも簡単に取り組めることが、自身で手を動かしてみて改めて感じた。今日だけに限らず実践に生かせるようになりたい。

※一部抜粋

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