小田急電鉄の「観光DX」
デジタル人材育成で観光シーンのマーケティングを強化

IT研修実績 小田急電鉄株式会社
小田急電鉄株式会社
小田急電鉄株式会社

小田急電鉄株式会社観光事業開発部 課長代理 マーケティング担当 番井啓介様

小田急グループでは、88社※から成るグループ企業が幅広い領域でそれぞれ事業を展開している。その中核を担う小田急電鉄は、新宿を起点に、小田原線・江ノ島線・多摩線の3路線を持ち、通勤・通学や観光路線として1日に150万人以上が利用する日本の大手私鉄の1つである。鉄道事業だけでなく、不動産業や開発事業等も営んでいる。(※2022年4月現在)

研修データ

研修内容
Web&デジタルマーケティング研修
受講者数
観光開発事業部の7名
研修の目的
デジタル分析力の強化
観光DX推進のための知識レベルの底上げ
課題
  • デジタルマーケティングを推進していくにあたり、Web分析の知識やスキルにばらつきがある
解決策
  • インターネット・アカデミーに、Web&デジタルマーケティング研修を依頼
効果
  • 専門用語などベースの知識が習得でき、広告運用やサイト改善などの業務において、チームで足並みをそろえることに繋がった
  • 外部企業に、SEOなどのベースの知識を踏まえて発注することに繋がった

2021年、すべての事業でDXの発想を持ち、業務やサービスに対する考え方の変革を進めていくことを発表した小田急電鉄。観光事業開発部マーケティング担当の番井様は、観光DX推進のためにデジタルマーケティング力を底上げする必要性を感じ、インターネット・アカデミーに研修を依頼。プロモーションの効果検証やアフターコロナのインバウンド回復を見据えたデジタル分析において研修がどう活きるのかお話を伺った。

研修実施の経緯
世界に誇る人気スポット
コロナの影響でデジタル分析を重視

世界に誇る人気スポット コロナの影響でデジタル分析を重視

― 観光事業開発部での業務内容を教えていただけますでしょうか。

小田急電鉄は、箱根、江の島・鎌倉といった関東でも有数の観光地を沿線に持つため、私鉄の中でも特に観光に力を入れています。元々複数の部門で実施していたインバウンド機能の統合や、経営ビジョンに定める未来フィールドの「観光×経験」を具体化する組織として2019年に観光事業開発部が立ち上がりました。私はマーケティングを担当しており、国内外のお客様の誘客施策やフリーパス購入促進のための分析・プロモーション、とくにインバウンド向けには、商品造成やチャネル開拓も担っています。その他、江の島・鎌倉ナビ等 の国内向けのSNSや、英語や繁体字Facebook、Weiboといったインバウンド向けSNSのアカウントの運営も行っています。

― 今回どういった経緯で研修をご依頼いただけたのでしょうか。

新型コロナウイルスの影響により当社沿線への観光需要が大きく変化している中で、これまで以上に費用対効果の高いプロモーションを行っていく必要性が高まっています。実施した施策効果を分析し、改善につなげていくためには、デジタル上の分析が必要不可欠で、 その際に必要になってきたのがチーム全体におけるデジタル知識の底上げです。様々な経歴のメンバーが集まっているチームですので、デジタルに関する知識レベルがバラバラだったため、まずは施策の効果測定、分析、改善策の考案などにおいて、誰しもがデジタルマーケティングについて共通言語として話せるようになることを期待していました。

インターネット・アカデミーを選んだ理由
コスト感と講師の直接指導・体系的な
カリキュラムが決め手

コスト感と講師の直接指導・体系的なカリキュラムが決め手

― インターネット・アカデミーを研修先にお選びいただいた理由をお聞かせください。

デジタルマーケティングについて広くベースの知識を学ぶため、比較的短時間で体系的にカリキュラムとしてご用意いただける会社を探していました。他社も3~4社ほど調べてみましたが、一番マッチしていたのがインターネット・アカデミーでした。予算内で研修が行えること、録画研修ではなく直接講師が説明してくれてわからないところはその場で質問も可能なインターネット・アカデミーにお願いすることにしました。

― Web&デジタルマーケティング研修はいかがでしたか。

講師の方の話が面白く、人柄や印象が良かったです。我々の知識レベルを確認しながら、丁寧に進めていただきました。元々、「実務で使える知識」を教えていただくようお願いしていました。例を挙げますと、SEOの観点ではコードを書く時にどこにどういうワードを入れた方が効果的か、UI/UXではWeb制作会社への発注時にどういう点に気を付けた方がいいかを理解できるように、などです。研修過程でもっと実践的な内容でとリクエストしたところ、我々がどんなことを聞きたいかを考慮して進めてくれたのはよかったです。

研修の効果と今後
デジタル分析力強化により観光DXを促進

デジタル分析とチームの底上げで観光DXを促進

― 研修の効果はどのように感じていらっしゃいますか。

研修で学んだ専門用語は、全員の共通言語として話ができるようになりました。例えば、GoogleアナリティクスやGoogleデータポータルを用いてWeb分析を行う際には、研修後は皆にベースの知識があるということが前提で進められるようになりました。特に我々は、フリーパスをはじめとしたデジタルチケットの売上枚数やWebアクセス状況について日々チェックしているので、研修を通して チームメンバーの足並みを揃えることができたことを実感しています。Webサイトの新設や既存サイトの改善、広告運用など様々な業務において学んだ知識が関係してきますが、引き続き実務において専門性を高めていくためには、継続的に学びを深めていくことが必要だと考えています。

― 貴社の様々な観光サービス事業の提供に対して、インターネット・アカデミーの研修はお役に立てていますでしょうか?

2021年10月に、アプリのダウンロードが不要なブラウザ形式で、スマートフォンでデジタルチケットを購入・利用できるまでが完結するという、当時鉄道会社の中ではあまり事例のなかったサービスを開始しました。それまで券売機や駅窓口でチケットを買われるケースが多かったのですが、デジタルチケットの導入によりお客さまの利便性が向上するだけでなく、購買に関するデータ分析がこれまで以上に可能になりました。こういった業務で活かせるようにと思い研修を受けていました

― 「観光DX」にあたり、人材育成における思いをお聞かせください。

今、全ての業務にデジタルが関わってきています。鉄道業界のみならず、各社がDXの重要性を認識し、デジタル技術を活用した様々な取組みを進めています。そのような中で、当社でも一人ひとりがDXを意識し、関連する知識やスキルを高めていかなくてはなりません。もちろん、実務を通して学んでいけることも多くありますが、プラスアルファの知識は研修や自己研鑽で高め続けていく必要があると考えています。会社として学びの機会を提供していくとともに、個人でも学ぶムードを作り出し、両輪でデジタルに強い人材を育てていくことが重要だと考えています

小田急電鉄

関連するIT研修

  • Web&デジタルマーケティング研修

    マーケティング戦略立案における基礎知識や、SEO、効果的な広告運用のノウハウ、アクセス解析をもとにした効果検証の仕方などを身につけることができます。

研修事例の情報提供&ご相談

法人サービスの電話お問合せ窓口
03-3341-3781
受付時間(平日・土日) 10時-21時

研修事例の紹介から人材育成計画のご相談まで、IT人材育成に精通したコンサルタントにさまざまな相談をしていただけます。お気軽にご相談ください。

たとえばこんな相談もできます
会社名必須
部署名必須
お名前必須
電話番号必須
メールアドレス必須
受講人数
開始時期
対象者
       
ご相談内容
 

個人情報の利用目的についてご同意いただいた場合のみ、「同意して進む」を押してください。

このページの上へ