SHARPグループ 三重県亀山にて
「誠意と創意」のIT遺伝子を引き継ぐ研修をスタート

IT研修実績 シャープディスプレイテクノロジー株式会社
シャープディスプレイテクノロジー株式会社
シャープディスプレイテクノロジー株式会社

シャープディスプレイテクノロジー株式会社 経営管理本部 ITシステム推進部
課長 岩川光善 様
課長 西丸宜広 様
細川昂樹 様 ※写真向かって左より岩川様、細川様、西丸様

創業者である早川徳次氏の「他社がまねするような商品をつくれ」に代表されるように「創意と誠意」の精神のもと、国産第1号の鉱石ラジオ、テレビ、世界初のオールトランジスタダイオードの電卓や液晶ディスプレイなど、日本初、世界初の商品を数多く創出してきたシャープグループ。ディスプレイデバイス事業の分社化により2020年に誕生したシャープディスプレイテクノロジーは、液晶・OLEDモジュール製造を中心に、新技術開発、応用商品の開発で他社にない高スペックな商品をグローバルユーザーに提供。人々の暮らしを豊かにする新しい商品の創出に貢献している。

研修データ

研修内容
(1)映像研修
Python(開発)、システム開発基礎、UML/設計、データベース、Git、AWS、サーバー、プロジェクトマネジメント、HTML/CSS/JavaScript
(2)オープン講座
(3)開発演習、プレゼン
受講対象
ITシステム推進部に配属の新卒社員
研修の目的
新入社員がITエンジニアとして、スタートラインに立つためのスキルを習得する
研修で得た知識が成果に結びつく状態を、1年以内に実現する
課題
  • 社内研修やOJTの場合、教育担当の社員への負担が大きい
  • 外部委託の場合、少人数では、リーズナブルに柔軟かつ網羅的な教育を実施しにくい
解決策
  • インターネット・アカデミーに、新⼊社員向けシステム開発研修を依頼
効果
  • 新入社員にITの基本知識を幅広くインプットすることができた
  • 短期間の研修で、成果物が出せるようになった
  • 専門用語を理解したことで、指示に対してすぐに実行できる状態になった
  • インターネット・アカデミーの進捗管理ツールが充実していたので、管理者側の研修の管理負荷も低く抑えられた

シャープディスプレイテクノロジー株式会社はこれまで、社員によるIT教育を行っており、多大な労力がかかっていたという。「経営」「生産」「開発」に関わるシステムの導入や運営を行うITシステム推進部では、2022年春に初めて、社外研修としてインターネット・アカデミーに研修を依頼。社内で研修カリキュラムを展開していた昨年との違いや、研修の感想について、人材育成のコーディネーターである岩川様と西丸様、受講者の細川様にインタビューを行った。

研修実施の経緯
ITシステム推進部が昨年まで抱えていた課題

ITシステム推進部が昨年まで抱えていた課題

― これまでは社内でIT研修を行われていたとのことですが、お感じになられていた問題点はどういったところでしょうか。

岩川様
岩川様

網羅的、かつ、体系的な新人教育を行うためには、在籍社員の中でもハイレベルの人材を長時間にわたり講師として拘束しなければなりませんでした。例えば、「AさんSQL教えてね」「AさんPython教えてね」「AさんGitの使い方を教えてね」と、特定の社員に教育を依頼していましたので、資料の準備も含めて負担がかかり、疲弊する傾向があったように感じています。教育担当者の通常業務時間を削ることにもなっていました。更には、毎年コンスタントに新入社員を配属させるわけでもないため、教育資料やサーバーを含めた教育環境の維持コストが見合っていませんでした。

西丸様
西丸様

社内の研修は、講師の確保などの問題からなかなか時間が割けないケースもありました。新入社員が基礎をおろそかにしたまま業務を担当した結果、知識が十分でなく、先輩社員によるコードの校正を行うなど、後々の業務に支障をきたしていました。

― 外部研修を検討する上で、ゴール設定はどのようにお考えでしたか?

岩川様
岩川様

短期間で、インフラからソフトウエア開発、プロジェクトマネジメントに至るまでのIT用語を理解し、先輩社員と齟齬なく会話ができる状態を最低レベルとして作りたいと思っていました。弊社が活用するIT技術を集中的にインプットすることで、アウトプットができるようになるまでの時間短縮を図る必要性を感じていました。

西丸様
西丸様

担当業務を持った時に、最初からある程度自分で進められるだけのスキルを、研修を通じて習得しておくことで、楽しく、前向きに業務に取り組めるようになってほしいという思いもありました。

インターネット・アカデミーを選んだ理由と受講者の感想
「Python×興味関心」でモチベーションアップ

「Python×興味関心」でモチベーションアップ

― インターネット・アカデミーを研修先にお選びいただいた理由をお聞かせください。

岩川様
岩川様

研修機関については、他社も含めて色々調べました。弊社は少人数で研修を受ける必要があったため、フレキシブルな日程で、我々が使うテクノロジーをカバーできるカリキュラムを用意してもらえるかどうかがポイントでした。専門知識を持つインターネット・アカデミー内部の講師のもとで実技を含めた教育が受けられること、リーズナブルだったことから研修を依頼しました。

― 次に実際に研修を受けられた細川様にお話を伺いたいと思います。研修の感想を教えて頂けますでしょうか。

細川様
細川様

どこのチームでも業務をこなせるぐらいの技術力を教えてもらったと思います。7月にチームに入り、少しずつ先輩方から業務のレクチャーを受けているところですが、インターネット・アカデミーの研修で学んだことは一つも無駄なものはないと言われています。特にSQL、ポスグレ(*)がすぐに活用できそうです。

― 研修を通して、難しいと感じられたことはありませんでしたか?

細川様
細川様

研修後半で重点的に学んだPythonが難しかったです。最終日の成果物発表に向けて、Django(※)を使用した開発でつまづきそうになっていましたが、自分の好きなアニメのページを作ることを講師の方に提案してもらったのが良かったです。キャラクターのプロフィール登録や、一覧表示を身長順に並び替えをするなど、目に見えて成果がわかるものを自分の興味関心に合わせて作っていくことができたので、モチベーションやスキルの定着に繋がったと思います。

(*)PostgreSQL...オープンソースのデータベース管理システム
(※)Django...Pythonで実装されたWebアプリケーションフレームワーク

研修の効果と今後
既存社員や今後の新入社員に対しての研修も相談したい

― 研修を受けられた細川様のご様子はいかがでしたでしょうか。

岩川様
岩川様

短期間の研修で知識をつめこんだ中でも、成果物が出せるようになっていました。また、昨年までは、「データベースの接続先を入力して」ということだけでも、新入社員は指示が理解できず、互いに大変な状況でした。一方、細川さんは一通りインターネット・アカデミーでIT専門用語を学んでいたので、私からの指示に対して、すぐに自分で実行できる状態になっていました。それが一番驚いたところですね。

― 御社の人材育成について、今後の展望をお聞かせください。

西丸様
西丸様

外部のIT研修を受けていない入社2~3年目のメンバーは、スキルの凸凹が否めませんので、どうにかリカバリーできたらと考えています。今年のように最初にIT研修をやっていれば防げたと感じています。

岩川様
岩川様

細川さんに関しては、インフラ・開発・業務の実務をローテーションして定着させていってほしいです。1年後には一通りのIT業務を経験できているはずなので、その時に本人がこの分野を極めたい、と言える状況になっていればいいですね。また、来年以降の新入社員に対して、研修のカリキュラムをどうモデル化・フレーム化していくか、更には1年目の研修だけでなくて2~3年目、5年目を見据えた時のメニューをどうしていくかについても、インターネット・アカデミーさんと一緒に考えていければと思っています。

― 創業以来、「創意」を大切にし続けてきた御社の基本姿勢にお役に立てる研修になっていましたでしょうか?

西丸様
西丸様

「創意」の発揮にあたり、基礎の部分を教えて頂けた意義は大きいと考えています。基礎がしっかりしていないと独自性や、主体的にどの分野を磨きたいということも出てきません。

岩川様
岩川様

世界の変化やデバイス技術の進化が加速する市場において、無限の成長の可能性を秘める当該ディスプレイ事業が「他社から真似され続ける」よう加速し続けるために、その事業を支えるITにも急激な成長と柔軟性が求められています。事業改革を牽引するレベルのIT組織であるためにまず重要なのは「チームで統制の取れた基本スキル」と考えています。

今回受講させてもらった内容は、次世代に弊社ITの遺伝子を引き継ぐうえで非常に効果のある内容になっていると信じています。社員が「IT技術の発展」「社外の動き」をしっかりキャッチできるよう、鮮度の高い研修を今後も一緒に検討させて頂ければと思います。

社内のデジタル化を推進する部署が抱えていた人材育成の課題

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