伊藤忠グループの放送・通信・音響SIerが
ネットワーク研修でテクニカルサポート人材をスキルアップ

IT研修実績 伊藤忠ケーブルシステム株式会社
伊藤忠ケーブルシステム株式会社
伊藤忠ケーブルシステム株式会社

伊藤忠ケーブルシステム株式会社 クロスメディアソリューション本部テクニカルサポート
志賀 威也様
山田 敏之様 ※写真向かって左より志賀様、山田様

伊藤忠ケーブルシステム株式会社は、伊藤忠商事の100%子会社として設立された放送・通信・音響機器のシステムインテグレーターである。ワンストップソリューションプロバイダとしての専門性を高めながら成長を続け、現在では、ケーブルテレビ業界に止まらず、放送業界・通信業界のプロ向けの商材を販売・設置する。CS/BS放送、地上波局、映画業界、ポストプロダクション、通信会社、IP放送、企業内映像配信などに事業を拡大。最先端のIP技術を用いたクラウド型の映像配信プラットフォーム等の新ビジネスも展開している。

研修データ

研修内容
体系的に学ぶネットワーク講座
受講対象
テクニカルサポートの社員
研修の目的
ネットワークの基礎を体系的に効率よく学習すること
課題
  • ターゲット市場の設備IP化が進む中で、お客様のサポートを担当する社員のスキルアップの必要性を感じていた
解決策
  • インターネット・アカデミーに、オーダーメイド型ネットワーク研修を依頼
効果
  • いままでの知識・経験に加えて基礎部分の強化が行われた
  • よりスムーズにネットワーク関連システムのサポート業務を遂行できるようになった

特定メーカーに依存しないマルチベンダー SIerの立場を生かし、高度なノウハウと提案力で、お客様の多様なニーズに応える伊藤忠ケーブルシステム株式会社。伊藤忠グループの一員として、技術革新が加速度的に進む、最先端の放送・通信業界を設備面から支えている。国内外の有力放送機器メーカーを扱い、設計・施工管理、アフターサービス迄を一貫して行う。ネットワークに関するテクニカルサポートメンバーのスキルに課題を感じ、今回インターネット・アカデミーの研修実施を企画。その背景について、クロスメディアソリューション本部テクニカルサポートの志賀様と、実際にネットワーク研修を受講された山田様にお話を伺った。

研修実施の経緯
設備のIP化により、基礎知識の復習とスキルアップが必要に

設備のIP化により、基礎知識の復習とスキルアップが必要に

― テクニカルサポートとしての業務内容をお聞かせください。

志賀様

映像や通信、音響設備の製品を販売するときのシステムのサポートを担当しています。具体的な業務としては、まずお客様のリクエストを伺い、実現可能なシステムを考えて提案し、デモンストレーションを行います。また、受注後には製品のインストール、設置、トレーニング、そして不具合があった時にはサポートをしています。

山田様

私はノンリニア編集(※1)やハードウェアのサポートを担当し、お客様から聞いたリクエストや、フローで困ったことがあった場合にアドバイスをしています。動画編集のシステムにおいては、以前ユーザーとして製品を使っていたということもあり、お客様により身近に感じていただけるようなサポートができるように取り組んでいます。

※1 ノンリニア編集
コンピュータを使用した非直線的(ノンリニア)な映像編集方式。編集箇所を自由に選択でき、映像データを即座に追加・削除・修正・並べ替えることができる。

― 今回はどのような経緯で研修をご依頼いただいたのでしょうか。

志賀様

これまではケーブルで映像信号や音声信号を伝送していたのが、昨今では、テレビ番組、CM、映画など、全ての映像コンテンツがネットワークでつながり動くようになっています。放送設備のIP化・クラウド化が進む中で、お客様からもネットワークを経由したシステムの提案が求められるようにもなりました。自己流で覚えた知識や経験だけで業務を遂行していると、基本がなく、何か問題が発生した時に何が原因なのか分からないということも起こりえます。そこで、取扱機器のネットワーク化に対応するためのスキルアップのために、復習も含めて一度体系的に基礎知識を一から学ぶ機会を設ける必要があると考えました。

インターネット・アカデミーを選んだ理由と研修の感想
日本ネットワーク技術者協会認定
第一号スクールの安心感

― インターネット・アカデミーを研修先にお選びいただいた理由をお聞かせください。

志賀様

インターネット・アカデミーの実績とカリキュラムの内容で決めました。インターネット・アカデミーはYAHAMAルーターを扱う日本ネットワーク技術者協会の第一号認定スクールということもあり、映像の現場で扱うことの多いYAMAHAルーターの設定やインターネット接続、ファイアウォール(※2)などを実践で学ぶことができるのが決め手の一つになりました。

映像コンテンツをつくるシステムに関する基礎知識を体系的に学べることも重要でした。また、これまでオンデマンドの映像研修を実施したことはあったのですが、会話形式で行わないと身につかないことも多いと思いましたので、今回のようなZoomによりオンライン研修というスタイルでお願いしました。わからないところは質問したり、実践形式で学べたりできるのがよかったです。

※2 ファイアウォール
主にコンピュータセキュリティ保護の目的のため、外部から通過させてはいけない通信を阻止するシステム。

研修の効果と今後
Packet Tracerを用いた実習で
理解が深まった

― 実際に研修を実施してみて、いかがでしたか。

山田様

研修に参加したことで、これまで見よう見まねでやってきた部分が根本的なところから理解できましたし、自分自身の力量も確認できました。具体的には、特にPacketTracerというシミュレーターツールを使った実践研修が為になったと思います。講師の方に提示された課題にそってネットワークの仮想環境を作り、IPアドレスの設定から疎通確認まで行いました。最終的に通信エラーが起きた際は、講師の方のデータを答えとしてチャットで送っていただき、自分のデータと照らし合わせることができました。細かいところを設定するのが難しく、合っているつもりが間違っていたということもありました。自分で勉強するより、このように演習として行う方が非常に分かりやすいと実感しました。

志賀様

納入機器にトラブルが発生した場合に、特に今回の研修の効果が感じられるのではと考えています。急遽ネットワークの設定が必要になれば、今まではそこから解決策を調べて対応していたところが、今回の研修によって今までよりも迅速に解決できる可能性があります。また、幅広い知識をもって問題点を解決できると期待しています。

― 人材育成にかける想いについて教えてください。

志賀様

我々の部署では、トラブルがあった時にいち早く解決する、そしてその時間をいかに短くするかを重要視しています。トラブルの後も、お客様が通常通りにそのシステムを使える状態に戻すためのサポートです。テクニカルサポートのメンバーが知識をもって問題を解決し、さらには、付加価値として新しい提案や改善案の提示を行いサポートを深めていくのが目標です。

山田様

伊藤忠ケーブルシステムに聞けば何でも解決してくれる、とお客様に思っていただくのが理想です。そのような関係性でいられれば、また新しいソリューションが必要になった時に相談してもらうことができますし、困っているときにお電話をいただけると考えています。常に安心感を持っていただけるようにサポートできる状態でいたいです。

Pachet Tracerを用いた実習で理解が深まった

受講生のコメント

  • Packet Tracerを使用した実習は非常に分かりやすいです。本日の内容は、以前ネットワーク接続時によく耳にしていましたが、理解しておりませんでした。今後活用できそうで楽しみになりました。来週もよろしくお願いいたします。

  • Ciscoの仮想的な環境で実践的な実習を行えてよかったです。
    実際の運用を交えた方がおぼえると思いました。

  • 実際にエミュレーターを用いて配線やセッティングを経験することでよりネットワークに関する知識が身に付けられたと思います。スターティックネットに関して最初わからなかったのですが、実践を通して説明していただくことで、設定しないとつながらない理由を含めて理解できたと思います。

  • 今回はスイッチングハブ同士での別の繋ぎ方や、その繋ぎ方の良い点や、他の繋ぎ方で設定する理由に関しても説明してもらえてよかったです。またMACアドレスの使われ方に関しても理解できてよかったです。

  • 基本的な部分をしっかり学び直すことができました。表にまとめられたOSI参照モデルとTCP/IPモデル・プロトコルの資料が理解の助けとなりました。

  • 接続テストの演習があることは、理解しやすく大変有り難い内容になっております。

  • この講義でVLANの設定方法や、1つのネットワークスイッチでどのようにグループ分けしているかわかりました。

※一部抜粋

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