図書印刷がデジタル教科書で挑む教育改革
通学×集合×オンライン研修活用で実現へ

IT研修実績 図書印刷株式会社
図書印刷株式会社
図書印刷株式会社

図書印刷株式会社 プリプレス本部 メディアプロダクツ部 制作グループ
本部長 若林充康 様
課長 小笠原明宏 様
CSR本部CSR推進部 広報グループ
冨岡伸二様 ※写真向かって左より小笠原様、若林様、冨岡様

1911年の創業以来、文化発展への強い信念と誇りを胸に事業を行ってきた図書印刷株式会社。長い歴史で培ってきた印刷技術を活かし、モノづくりのエキスパートとして情報産業の発展に寄与してきた。近年の目覚ましいデジタル化による社会構造の変化は、同社の印刷事業に対して大きな構造転換を求めることになり、紙媒体の製造を中心とした事業構造から、顧客のコミュニケーション戦略を紙とデジタルのトータルサービスで支援する情報デザイン事業として、お客様の課題解決のパートナーとしての役割を果たすことを目指している。特に近年はデジタルマーケティングサービスの強化や新事業の開発、また、教育ソリューション事業にも注力しており、英語教育から学習アプリやシステムの開発、留学・語学研修ビジネスなど、そのラインナップの拡充を進めている。

研修データ

研修内容
デジタル案件獲得のためのWeb&プロジェクトマネジメント・JavaScript研修
受講対象
中堅・ベテラン社員
研修の目的
・ITリテラシーのある人財を増やすこと
・最新のWeb技術とプロジェクトマネジメント力を習得すること
課題
  • デジタルコンテンツを作り込むためのプログラムやWeb技術、更にはITリテラシー全般の提案ができる人財の育成
解決策
  • インターネット・アカデミーに、デジタル案件獲得のためのWeb&プロジェクトマネジメント・JavaScript研修を依頼
効果
  • 「知る→分かる→こなれる」というスキルアップの中で、「知る」が増えた
  • 実務に対応できるように、多面的なケース設定で学ぶことができた

本格的なデジタル時代の到来により印刷業界が大きく変革する中、図書印刷株式会社は、「情報をデザインする企業」へと進化を続けている。印刷業を核としつつも、幅広くビジネスを展開している今、デジタル分野にも明るい社員の人材育成が急務となった。そこで、人事部をはじめとした複数の部署がインターネット・アカデミーに研修を依頼し、数年にわたって研修を実施している。今回は、プリプレス本部の若林様と小笠原様に、中堅・ベテラン社員向けに行った研修の感想や受講者の将来への期待についてお話を伺った。

研修実施の経緯
子どもたちの学習効果向上のため
人財育成を強化

子どもたちの学習効果向上のため人財育成を強化
受講した社員の方には、お客様の潜在的なニーズの掘り起こしを期待

― プリプレス本部メディアプロダクツ部での業務内容をお聞かせください。

小笠原様

辞典や医学書、実用書を中心にDTP組版業務(※)を行っています。中でも特徴的なのが辞典の組版で、昨今データ入稿がデジタルに移行しているため、XMLやExcelデータを組版用データに加工するためのプログラムを独自に開発しています。また、我々プリプレス本部では、既存の紙ベースの製造だけではなく、電子書籍、動画、音声などデータ加工力を生かしたトータルメディアプロダクトの製造を行っています。デジタル教科書もそうですし、最近では、日本初の100%AI音声合成オーディオブック配信サービス「ビジガク」をリリースしました。オーディオブック化された最新のビジネス書を手軽に"聴いて"学べる環境を提供するものです。こちらのサービスのデータの編集・加工にも、当社のノウハウが活きています。

※DTP:Desktop Publishing(デスクトップ パブリッシング)」の略。パソコン上で印刷物のデータを制作すること。
※組版:文字や図版などをページに配置し、紙面を構成すること。

― 今回はどのような経緯で研修をご依頼いただいたのでしょうか。

小笠原様

情報に付加価値をつけてお客さまにお届けする企業へと段階的な変革を目指している今、ITリテラシーのある人財を増やし、お客様にデジタルソリューションをご提案できるよう、部門の強化を図っていきたいと考えていました。当部門で行っているデジタル教科書のコンテンツ作成には、デジタルコンテンツとして作り込むためのJavaScriptを中心としたプログラムと、仕様要望に応えていくためのWeb技術が不可欠で、その人財育成が必要でした。プログラムスキルを上げて展開力がつけば、お客様とのコミュニケーションにおいて、「1対1」ではなく「1対N」になるような提案力や判断力にもつながります。また、プロジェクトマネジメント力についても習得したいと考えていました。

若林様

これまでは、本を製造する技術とプログラミングは別の専門分野でしたが、今はどちらの話もできる人材が必要です。「モノだけ作れればいい」という職人としてではなく、少ない人数でいかに深度のある業務ができるのかということを意識できるよう社内人材育成をしていきたいと感じていました。特にデジタル教科書は、これから本格的に教育現場での利用が期待されています。そのため、どういった仕様が子どもたちにとって使いやすいのかなど模索している部分が多くあります。その模索していくフェーズだからこそ、その場で要望を解決できる人材を育成する必要がありました。

インターネット・アカデミーを選んだ理由と研修の感想
IBJグループの安心感と
動画・通学研修併用のメリット

― インターネット・アカデミーを研修先にお選びいただいた理由をお聞かせください。

小笠原様

インターネット・アカデミーのグループ会社である人材サービス企業WEB STAFFから、XML編集基礎を習得しているスタッフを当社に何名もご紹介いただいていることもあり、IBJグループ(※)の専門性やスキルの高さに安心感がありました。また、インターネット・アカデミーには色々な企業様の研修実績がありますし、研修カリキュラムも私のイメージとマッチしていました。

IBJグループの安心感と動画・通学研修併用のメリット
※インターネット・アカデミーの母体であるIBJグループは、「IT教育」「IT制作」「IT人材サービス」の3つのビジネスを展開している
若林様

通学での研修と、マンツーマン対応両方のサービスが受けられることも理由の1つです。他の研修機関で同じようなカリキュラムを学ぼうとすると、オンライン授業のみで通学研修はできなかったりと、我々のリクエストに見合わない部分も多くなりました。コンピュータではなく、お客様相手にデジタル教科書の進化を共に考えていくメンバーが研修を受講しますので、コミュニケーションをとりながら学ぶことを重要視していました。

― 通学研修と集団研修の両方をご利用いただいて、いかがでしたでしょうか。

小笠原様

個人の通学研修でインプットは自由に、集団研修では開発演習を、というように併用させていただきましたが、メリハリをつけることで集中して研修を受けることができたそうです。オンラインだけではどうしても、仕事を切りづらくなってしまうとも思いましたので、研修の時間をしっかり分けることができたのは、通学研修ならではと考えています。

  • インターネット・アカデミーの法人用通学サービスについてはこちら

通学サービスの場合、教室での講義や校舎のラーニングスペースをご利用いただくことができます

― プリプレス本部からご依頼いただいた研修の感想を教えていただけますでしょうか。

小笠原様

研修内容の難易度や深度が、受講メンバーのレベルと合った内容でした。「知る→分かる→こなれる」というスキルアップの中で、今回「知る」ことが増えたのは大きな成果になったと感じています。今後、知り得た基礎知識を業務に活かしながら、実務を通してブラッシュアップしていってもらいたいと思います。受講メンバーからは、映像授業、対面授業共に説明の仕方がとても丁寧で分かりやすかったと聞いています。また、「覚えるべきもの」、「余裕があれば覚えたほうがよいもの」、「覚えていたら便利だけど無理して覚えなくてもよいもの」のように、学習優先度を示してくださった点もありがたかったそうです。
オンデマンドの授業やデジタル教材が、いつでも何度でも自分のペースで見れて、振り返りに役立つという声もありました。

― 人事部でご受講いただいたデジタル研修について教えてください。

若林様

デジタルの進化はスマートでスピードが早いので、常に学び続けなければいけないと考えています。お客様のビジネスも変わってきますので、プロフェッショナルな人がデジタルを学び続けてこそ、いいものができると思います。時代に負けずに知識をアップデートできるよう、全社として今取り組んでいます。

冨岡様

受講者からは、デジタルの基礎から学んだことで、知識を体系的に整理できたという声が多かったそうです。また、お客様との商談において、デジタル関連案件への心理的ハードルが下がった点が、現時点で一番感じられている効果と聞いています。デジタル関連業務への姿勢にも変化が生まれ、既存社員への研修を重ねる中で、ベテラン層が若手から学びを得ようとする風土も醸成されてきたようです。

デジタル教科書の仕様を模索するお客様サポートのため人材育成を実施

研修の効果と今後
表面化していないニーズを
掘り起こせる人財へ

― 受講された社員の方の将来への期待をお聞かせください。

小笠原様

デジタル教科書には様々なプラットフォームがありますし、学校の先生たちや子どもたちがデジタルならではの学びのツールとしてどういった機能があれば使いやすいのか模索しているところです。お客様と仕様を考えていく中で、表面化しているニーズは正確に把握して製造設計を行い、まだ見えていない潜在的なニーズに関しては、それを掘り起こせるようなキーマンになってもらいたいと考えています。様々な角度から仕様を検討してご提案し、お客様と一緒になってデジタルコンテンツを作っていくことを期待しています。そして、多岐に渡る工程を横断的にコントロールする、プロジェクトマネージャーとして活躍してほしいです。

受講生のコメント

  • わかりやすく丁寧に講義してくださったので理解がしやすかったです。

  • こちらの進捗や理解度を確認しながら進めてくださったのでありがたかったです。

  • 板書も交えながらわかりにくい部分を解説してくださったので理解がしやすかったです。

  • 例を用いながら説明してくださったのでわかりやすかったです。

※一部抜粋

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