野村グループが金融×デジタルを推進
「野村新世代育成プログラム」として人材育成研修を実施

野村グループが金融×デジタルを推進
野村グループ

野村グループ 人材開発部 部長 井上剛様
人材開発部 網谷秀夫様

野村グループは、グローバル金融サービス・グループとして、世界30カ国・地域を超えるグローバル・ネットワークを有しています。営業、インベストメント・マネジメント、ホールセールという3つの部門が横断的に連携して、国内外のお客様に付加価値の高い商品・サービスを提供しています。

研修データ

研修内容
・Webマーケティング研修
・データ分析実践研修
受講対象
入社4年目以上の非デジタル職種の社員
研修の目的
・ビジネスに紐づく実用的なスキルや知識の習得
・体系的なデータ分析スキルの習得
課題
  • 入社4年目以上の非管理職までを対象とした研修の不足
  • 野村グループが社会に届ける提供価値に対して、「デジタル」の要素が無視できない環境にあること
解決策
  • 「野村新世代育成プログラム」の一環として、インターネット・アカデミーにWebマーケティング研修とデータ分析研修を依頼
効果
  • ビジネス全般に精通するスキルや知識を習得することができた
  • 体系的にデータ分析を学ぶことができた

野村グループは「人材」を最大の財産とし、多様な社員が風通しのよい環境で、心身ともに健康でいきいきと活躍することで、新しい発想やより付加価値の高いサービスを提供していくことができると考えている。2021年、課題解決の先にある持続的成長が可能な人材を育成するトレーニングプログラムとして、「野村新世代育成プログラム」という大きな研修の枠組みが立ち上がった。今後のビジネスにはデジタルの要素が欠かせないことから、同プログラム内の「デジタル」コースを、インターネット・アカデミーに依頼。研修の感想や受講生への期待について、人材開発部の井上部長と網谷様にお話を伺った。

研修実施の経緯
野村新世代育成プログラムの一環として複数の研修を導入

― 人材開発部での業務内容をお聞かせください。

井上様

人材開発部は採用、L&D(ラーニング&ディベロップメント)、キャリアデザイン、人材マネジメントの4グループに分かれています。経営の指示に従ってタレントサイクルを戦略的に回していき、かつ、CoE(Center of Excellent)集団として、そして人事のプロフェッショナル集団として社員の皆様に環境を提供していく役割を果たしている部署です。

網谷様

私はその中のL&Dグループに所属し、研修を担当しています。野村グループでは以前から、入社後の3年間で金融のプロ、一流のビジネスパーソンとなるための研修や、管理職以上の研修が充実していました。一方で、入社4年目以上から管理職未満を対象としたすべての部門で集まる研修が少なくなるため、「野村新世代育成プログラム」として中堅社員向けの研修を導入しています。

― 今回はどのような経緯で研修をご依頼いただいたのでしょうか。

網谷様

野村新世代育成プログラムは「サステナビリティ」と「デジタル」の2コースで設計され、12のプログラムに分かれています。元々、社会課題と経営課題をかけ合わせた分野にフォーカスした研修内容として、特に「デジタル」について効果が感じやすいのではという意味でポテンシャルがあると感じていました。そこでインターネット・アカデミーに相談をし、野村グループ社員に広く必要とされるWebマーケティングの知識やコードの書き方を学ぶ研修をご提案いただきました。世の中に展開されるWebサービスの仕組みや、汎用的にデジタルの入り口を学ぶことができるからです。

当社では昨今、デジタルマーケティングやDX推進の部署が新設され、その部署を目指す社員も存在するため、ビジネスに紐づく実用的なスキルや知識を学習できればと考えていました。研修の参加メンバーを公募したところ、定員数を遥かに超える人数からの応募があり、関心の高さが感じられました。

また、Webマーケティング研修を実施してみると、コーポレートやホールセール部門などデータを扱う部署から参加した受講生の意見の中に、体系的にデータ分析についても学びたいという声が出てきました。再度インターネット・アカデミーに相談しながら企画をたて、次年度はWebマーケティング研修に加え、中級者向けのデータ分析研修の実施に至りました。

インターネット・アカデミーを選んだ理由
数十社の中から抜擢、オンラインでも対面式の良さを実感

― インターネット・アカデミーを研修先にお選びいただいた理由をお聞かせください。

網谷様

初めてのデジタル分野の研修ということもあり、数十社の研修機関から提案をいただき、その中からインターネット・アカデミーを選定しました

主な選定理由は3つあり、1つ目は当社と同じ規模の企業にも研修を提供されているという実績、2つ目は教育業界唯一のW3C(※)メンバー企業として講師に期待ができたことです。3つ目は、集合研修が可能な点です。

前述の野村の新世代育成プログラムに「自己の学びに完結しない」というコンセプトがあり、受講者には自身の部署に戻ってナレッジをシェアしたり、学んだことを活かしてビジネスを加速させたりと、皆でステップアップしていく過程も重視していたという背景があります。

※W3Cは「World Wide Web Consortium」の略で、Webサイト制作に必要なルールの標準化を行っているWebに関する世界最高位の団体です。

W3Cメンバーだからこそ、最新で正確なスキルを持つインターネット・アカデミー

― インターネット・アカデミーの研修は、いかがでしたか。

網谷様

昨年、Webマーケティング研修を、私自身も受講させていただきました。マーケティングの基礎知識など、ビジネスを展開するうえで知るべき内容を体系的に学ぶことができ非常に良かったです。

また、ホームページの作成やUI/UXなどは、デジタルのみならず、ビジネス全般に精通すると感じています。中級者向けに実施したデータ分析研修は、業務上使用する可能性の高い社員が受講し、実務にも活用できる内容だったと考えています。

また、信頼のおける講師の方から専門的なことを学ぶことができ、受講生からの質問やリクエストが多い中で丁寧なフォローアップをしていただきました。常にインタラクティブに、都度、不明点を解消していただきながら学習することができ、オンラインでしたが対面型の研修の良い部分を十分に発揮していただいたと思っています。また、受講者の感想を聞いても、非常に高い満足度だったようで驚いています。

データ分析研修では受講者ごとにプレゼン資料を作成し発表会を開催

受講者の他のコメントはこちら

研修の効果と今後
満足度の高い研修活かし、金融DXをリードできる企業へ

― 受講者に対する将来への期待について教えてください。

井上様

「野村新世代育成プログラム」に参加した社員は非常に意識が高く、研修に対し前向きに臨んでくれましたので、常に自発的にスキルアップをしていく、リスキリングのロールモデルとして期待しています。また、今回の研修で学んだことは、自身を起点に様々な形で波及させていってほしいと考えています。

DXの波は、金融業界でも非常に大きくなっていると感じています。90年代にインターネット証券が参入して以降、デジタルは更に進化を遂げていますので、当社もDXを推進する必要があります。社員一人ひとりのデジタルに対する理解を深めていくことが重要になっていると考えています。

網谷様

将来的には特定の部署にデジタル人材が存在するという状況ではなく、すべての部門、すべての組織で受講経験のある社員が存在する状態を目指したいと考えています。今は、まだ出来る・出来ないということではなく、知っている・知らないの段階にあると思います。

野村グループには、知ることが出来れば、出来るまで努力するというカルチャー、社員の学ぼうとするモチベーションがあります。知る機会を提供できれば、独自でドライブさせ、様々なビジネスに展開していけると考えています。そして、営業×デジタル、人事×デジタルなどを実現し、ひいては金融×デジタルをリードできる企業へと押し上げていってもらえればと期待しています

野村グループ様 研修インタビュー
動画公開中!

野村グループ様インタビュー 2:39~3:42(計 1分3秒)

受講生のコメントの一部

Webマーケティング研修
  • 日常に溶け込んでいる様々なマーケティングを認識する貴重な機会でした。例えば、Webサイトにて何かを検索する際にも、「〇〇とは」と「〇〇比較」という違いのみで、表示される広告の量に明確な差異があることなどは初めて認識する事実であり、非常に面白味をもって受講させていただきました。

  • イノベーションと一口に言ってもマーケットイン・プロダクトアウトのように性質が異なることを知り、さらにSWOT分析を通じて自身の所属する部署の現在地を俯瞰し、どのようなイノベーションをどのようにして起こしていく必要があるのか考える良いきっかけとなりました。

  • ペルソナ設計に関して、ここまで具体的なユーザーを思い浮かべて商品開発などをしていくのか、とびっくりしました。

  • ウェブサイトを完成させるためにはたくさんの工程を積み重ねていく必要があることを改めて感じました。HTMLを書いていく前段階として、エクセルでサイトマップを作ったりデザインコンプを作成したりと前準備がたくさんあり、ただその準備がしっかりとしていれば良いウェブサイトを作ることができるのだろう、と思いました。

  • PPM分析やアニゾフの成長マトリックスなど、様々なフレームワークは思考整理や状況把握・分析に非常に役立つものであることを体感しました。早速、「ビジネスフレームワーク図鑑」を読み込みたく思います。

データ分析研修
  • 全21回ありがとうございました。とても実践的でやりがいのあるコースでした。独学ではどうしても偏ってしまう学習内容を、網羅的に受けることができたのがよかったです。

  • データ分析に非常に近づいてきてより一層講義内容が面白くなってきました。冒頭、自身の業務に落とし込んで考える時間がありましたが、いくつ分析したい事象が思いつき、データ分析を1日も早くしたくなってきました。次回以降の内容は楽しみです。

  • プログラミング未経験からの研修でしたが、先生の丁寧な説明もあり、Pythonへの理解を深めることができました。こうしてPythonに触れることでデータ分析の面白さ、重要性がより理解できるようになったと思います。1人でデータ分析が行えるように、継続してPythonの学習に励みます。

  • 数多くのエラーを経験することとなりましたが、そのたびに解決方法を模索して解決する、というフローが非常に有意義で面白い経験となりました。引き続き学び続けて自分のスキルを上げていきます。今回の研修では多くの学びをいただき、ありがとうございました。おかげさまで非常に満足度高い研修となりました。

※一部抜粋

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