VR(バーチャル・リアリティー)とは?VR(仮想現実)とAR(拡張現実)の違い
近頃、テレビや雑誌などで「VR」や「AR」という言葉を耳にしたり、目にしたりする機会が多くなりました。企業はVRやARをさまざまな分野に活用しようと開発を急ピッチで進めており、VRとARは私たちにとって身近な存在になろうとしています。
しかし、VRとARの違いが良く分からない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、VRとARの違いと、VRの開発キットや今後の展望についてご紹介します。
それはいい経験でしたね。ゲームはもちろん、イベントなど幅広いエンタメ業界でもVRが取り入れられるようになりました。今回はそんなVRの魅力と、ARとの違いについてわかりやすく解説します。
目次
VR(仮想現実)とAR(拡張現実)の違いとは
VR(仮想現実)
VRとは「Virtual Reality(バーチャル・リアリティー)」の略で、「仮想現実」とも言われます。VRの特徴は、「目の前にある現実とは違う仮想空間を、まるで現実かのように体験できる」ことです。視覚のみならず、嗅覚や触覚、聴覚、味覚など五感にも訴えかけることで、没入感が得られる点に特徴があると言えます。
VRの具体的な例として、「VRゴーグル」を想起する人も多いのではないでしょうか。このVRゴーグルをかけると、今まで見ていた景色とはまったく異なる光景が目の前に広がります。空や宇宙を飛んでいたり、有名な観光地にいたりといった体験ができるなど、エンタメ性の強いデバイスとして知られています。近年では医療や教育の現場においても活用され、VRへの期待は年々高まっています。
AR(拡張現実)
一方、ARは「Augmented Reality(オーグメンテッド・リアリティー)」の略で「拡張現実」と訳されます。VRと違うポイントは「現実空間に新しいデジタル情報を追加する」という点です。
大ヒットした「ポケモンGO」や、Tik Tok、Amazonの提供するバーチャル家具や、バーチャルメイクなどの事例を見ても、ARは生活に浸透したものになりつつあります。
VRの開発キットを利用してすぐに開発可能
VRは大きなビジネスチャンスとなる可能性を秘めており、世界中が注目しています。すでにVRを利用した、研修医や医学生の内視鏡手術のシミュレーターや、電車の運転士や航空機のパイロットの訓練用シミュレーターが活用されています。
日本では最先端の3D技術や超高精細の映像技術が出展する「3D&バーチャル リアリティ展」が毎年開催されており、今年の2022年で31回目を迎えました。
企業でなければVR開発はできないのかというと、そのようなことはありません。VR開発キットを購入すれば、一般の方でもVRを開発することが可能です。
必要なものはVRを視聴するヘッドマウントディスプレイ、中・高性能のPC、そしてVRを制作するための開発環境です。
VRを視聴するヘッドマウントディスプレイや、性能の良いPCを購入する際に多少の費用を覚悟しなくてはなりませんが、準備さえ整えれば気軽に開発することができます。
WebブラウザでVRを体験できる「WebVR」
VRを体験するために、専用の眼鏡をかける必要があるというのはやや不便です。そこで近年は、Webブラウザを通してVRを視聴できる「WebVR」が注目されています。従来のVRとの違いは、VRサイトのURLさえ知っていればすぐにVRを体験できるという点です。
WebVRが一般化することにより、VRの普及はより加速していくことが予想されます。URLにアクセスして仮想現実の世界に行き、会議に参加したり、購入を検討する住宅の外装や内装を立体的に把握したりすることができるようになるでしょう。
WebVRはVRをWebブラウザ上で動かすため、開発作業は基本的にはWeb制作と同じです。HTMLやCSS、JavaScriptの知識を持つ方であれば、抵抗を感じることなく開発に入れます。
おわりに
スマホアプリでVRコンテンツを提供し、プロモーションを行う企業も増えていますが、さまざまなメーカーから一般向けにVR開発キットが販売され、個人でも手軽にVRを作れるようになりました。
さらに、VRの世界の中にARを組み込む「XR」という試みもあります。デバイスやソフトの進化により、VRとARが融合し、まったく新しい体験をすることが可能になりつつあります。WebVRの開発を行う際は、Webの知識を必要とするため、VRに関心をお持ちの方はVRと併せてWebの学習をすることをおすすめします。
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前にVRのアトラクションゲームをしたの、すごく楽しかった!