プログラミング初心者が勉強を始める前に知っておくべきこと
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- 2023/04/05
AIやIoTの普及などにより、今後ますますIT技術のニーズは高まっていくことが想定されます。そのため、プログラミングの勉強をしてみたいと考える方も多いのではないでしょうか。実は、プログラミング初心者ならば、いえ、むしろプログラミング初心者だからこそ、プログラミングの勉強を始める前に知っておかなければならないことがあります。そこで、プログラミング初心者の方にぜひ読んでいただきたい情報や記事をピックアップしてご紹介します。
プログラミングの仕事がニーズがあることは知っていても、具体的には想像しづらいかもしれませんね。詳しく見ていきましょう。
目次
プログラミングを学んだらどんな職業につけるの?
「プログラマー」とは、プログラミング言語を駆使してプログラムを組み、世の中のさまざまな場所で利用されるシステムを作り上げる職業です。プログラマーがシステム設計や構築されたシステムのテストを担当することもあります。 一口にプログラマーと言っても、業務内容や分野によって細かく分類されます。将来、どのような分野に関わり、どのようなシステムを作りたいのか思い浮かべ、自分がなりたいプログラマーの種類はどれか考えてみると良いでしょう。
Web系プログラマー
Web系プログラマーは、主にWebサイトのプログラミングを中心とした仕事に携わります。Webサイトのビジュアルや操作性、機能性などに気を配り、ユーザー満足度を高めることが仕事です。Web系プログラマーには、フロントエンドエンジニアも含まれます。 資格は必須ではありませんが、「情報処理技術者試験」などのIT系資格はキャリア形成の上で役立ちます。実績を積むことで、Webディレクターやシステムエンジニア(SE)にステップアップすることも可能です。
Web系プログラマーが使うプログラミング言語
Web系プログラマーが扱う言語として、最低限必要なのが「HTML」「CSS」「JavaScript」です。そのほかに「PHP」や「Java」、「Python」など、多くのプログラミング言語や、それに基づくフレームワークを数多く扱うことができるほど、プログラマーとしての仕事の幅が広がり、キャリアアップや年収アップにつなげることができます。
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パソコンやスマートフォンに搭載されるアプリケーションの開発を行うのが、アプリケーションプログラマーです。 具体的には、iPhoneやAndroidにインストールする「ネイティブアプリ」や、PCのブラウザ上で動作する「Webアプリ」などがあります。
スマホの保有率がパソコンを超え、様々なモバイル端末向けのアプリが開発されるようになりました。特に人気なのがゲーム分野で、アプリ市場をけん引してきたとされていますが、今後は「エンターテインメント・音楽」や「ソーシャル、コミュニケーション」といった、ゲーム以外のアプリの成長も期待されており、アプリケーション開発を行うプログラマーの人材需要はさらに伸びることが予想されます。
アプリケーションプログラマーが使うプログラミング言語
アプリケーションプログラマーは、インストールするデバイスによって扱う言語が異なります。
- Webアプリ:Java、JavaScript、Python、PHP、Ruby、C#
- Androidアプリ:Java、Kotlin
- iPhoneアプリ:Swift
最近はPC、タブレット、スマホなど全てのデバイスで利用できるユニバーサルアプリも増えてきました。プログラミング言語にも流行があったりするので、1つの言語だけでなく、複数のプログラミング言語を学んでおくとよいでしょう。
AIプログラマー
AIプログラマーとは、プログラミング言語を使い、AIを開発する職種です。AIの活用が社会的に進むなか、今後のニーズがますます増えていくことが予測されている職業のひとつです。
高度なAIを開発するためには、数理知識からビッグデータの活用、データ分析のスキルなども必要とされます。
AIプログラマーが使うプログラミング言語
- Python
- R
- C++
いくつかのプログラミング言語がAI開発に使用されていますが、その中でも圧倒的にPythonが人気です。学びやすく、他の処理や開発に応用しやすいほか、開発にも優れているため、初心者にはおすすめです。
オープン系プログラマー
オープン系プログラマーは、オープン系システムと呼ばれるシステムを開発する職種です。 オープン系システムとは、オープンソース系のOSやサーバー、ルーターやスイッチといった周辺機器やソフトウェアを組み合わせて構築されたシステムのことで、基本的には業務用アプリケーションを指すことが多いです。そのため、場合によっては「アプリケーションプログラマー」と同じ分類をされることもあります。
キャリアアップのために「システムアーキテクト試験」「プロジェクトマネージャ試験」などの資格を取得する方も少なくありません。ソフトウェア、ハードウェア、ネットワーク、データベースといったIT全般の知識が求められます。
オープン系プログラマーが使うプログラミング言語
オープン系プログラマーで扱うプログラミング言語は、Java、JavaScript、PHP、Ruby、Pythonなど様々です。主流は、Java、PHPと言われています。
インフラ系プログラマー
サーバーエンジニアやデータベースエンジニアは、インフラ系プログラマーに分類されます。企業にとって生命線となるサーバーやデータベースの運用、保守、管理を行うことがインフラ系プログラマーの仕事です。マイクロソフト社の「MCP」、シスコシステムズ社のシスコ技術者認定である「CCNA」や「CCNP」といったネットワーク関連資格を持っている方は、収入面で優遇されることが多いようです。
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ネットワークシステムの構築や保守管理を担当するプログラマーが、ネットワーク系プログラマーです。ネットワーク系プログラマーの中でも、セキュリティエンジニアはシステムのセキュリティに深く関わり、サイバー攻撃にも耐えうるシステム設計やトラブル発生時の対応を行います。
新しい課題に対処するためのさまざまな知識と最新のトレンドに敏感な鋭いアンテナが求められるため、ネットワーク系の「シスコ技術者認定」やセキュリティ系の「CompTIA Security+」といった資格の取得者は重宝されます。
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上記で取り上げた以外にも、クライアントからの要求をヒアリングし、システム設計や進捗管理などの上流工程を担当するシステムエンジニアや、システム導入の提案やアフターケアを担うセールスエンジニアといった職種も存在します。
プログラマーからシステムエンジニア、そしてITコンサルタントへとキャリアアップする方も少なくありません。今後IT化がより一層進み、新たな職種が生まれることも予想されます。常に市場の動向を把握して、ニーズの高いスキルを身に付けたり、業務に関連した資格を取得したりすることが大切です。
プログラミング言語を選ぶ
プログラミング初心者の方の場合、学習効率の観点から、最初は1つのプログラミング言語に集中して勉強を始めることをおすすめします。目指している分野や将来性を考慮して学ぶ言語を決めましょう。
なりたい職種から学ぶプログラミング言語を選ぼう
現在、最もニーズが高いプログラミング言語はPythonです。 Pythonは、業務効率化からアプリの開発、データベース、AIの開発にまで幅広く使うことができます。どの方面からも高いニーズがあり、職で困ることはありません。また、Web系のプログラマーは、Webページを動的にできるJavaScriptや、CMSで圧倒的なシェアを誇るWordPressのカスタマイズに必須なPHPを学ぶとよいでしょう。
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プログラミングを学び始める前の必須知識代表的なプログラミング言語
プログラミング言語は、それぞれ異なる特徴を持っています。新しいプログラミング言語が次々と生まれていますが、代表的なプログラミング言語の名前と特徴は把握しておきましょう。
Python
Pythonとは、機械学習や人工知能、Webアプリケーション開発に使われているプログラミング言語です。文法がシンプルで読みやすいことから、プログラミング言語の中でも比較的学びやすく、近年最も人気なプログラミング言語に選ばれています。ITトレンドの最先端の分野で活用されていることもあり、今後もニーズが高まっていくでしょう。
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Javaは、オブジェクト指向言語です。オブジェクトとは、データとメソッド(手続き)の集まりを意味します。Java仮想マシンにより、Windows、MacOS、Linuxといったプラットホームにかかわらずコードを実行することが可能です。スマートフォンアプリや家電製品、AI(人工知能)分野の開発で使用されることが多く、一度は触れておきたいプログラミング言語です。
PHP
PHPは、動的コンテンツの作成に使用されるプログラミング言語です。HTMLとは構造がよく似ており、組み合わせて使用されることもあります。文法が分かりやすく、プログラミングの基礎を学ぶための言語にはぴったりです。近年スタンダードとなっているCMSシステム「WordPress」もPHPで構築されています。
JavaScript
フロントエンドエンジニアやバックエンドエンジニアに広く使われているプログラミング言語がJavaScriptです。1995年登場と新しい言語ではありませんが、HTML5の登場でよりスキルを持った人材のニーズが高まっています。HTMLとCSSだけでは表現できない動的ページを作成できるため、インパクトのあるページ作りには欠かせないプログラミング言語です。
C言語
C言語は、1972年に開発されたプログラミング言語です。簡潔に記述でき、汎用性も高いという特徴を持っています。C言語を学んでから、C++、Python、Rubyといった他のプログラミング言語の学習に進む方も少なくありません。初めて学習するプログラミング言語としては少しハードルが高いかもしれませんが、現在でもよく使われるプログラミング言語であるため、学んで損はありません。
プログラミングの勉強方法
プログラミングに関する技術的な情報は比較的簡単に手に入りますが、学び方が分からない初心者の方も多いでしょう。プログラミングを学習するための主な方法として、プログラミングを学べるWebスクールへの通学、海外留学、書籍を利用した学習の3つが挙げられます。
プログラミングを学べるWebスクールに通う
「プログラミングを仕事にしたい」という方に一番おすすめしたい方法は、プログラミングを学べるWebスクールへの通学です。スクールではプログラミング言語の文法だけでなくシステム構築の考え方も学べ、コースを修了する頃には運用や保守の手間がかからないプログラムを書けるようになります。 一緒に学ぶ仲間や交流会に参加する卒業生から刺激を得たり、WebやIT業界のトレンドをキャッチしたりできることもスクールの醍醐味です。
就職相談窓口を設けているスクールも多く、コース修了後に学んだことを仕事に活かせます。学習に充てる時間が限られている社会人の方であっても、授業の曜日や時間を柔軟に変更できるフリータイム制度を採用しているスクールであれば無理なく通えるでしょう。
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比較的まとまった期間、腰を据えてプログラミングに取り組める方は、海外留学を検討してはいかがでしょうか。プログラミング言語のベースになっている英語を同時に学ぶことができ、一石二鳥です。
インドのバンガロールやアメリカのニューヨークはIT留学の中心地として知られ、最先端の技術も身に付きます。世界に羽ばたくエンジニアに欠かせないグローバルな文化理解が深められる点も、海外留学の魅力の1つです。留学でプログラミングを学び、異文化に触れる経験は貴重な財産になります。
プログラミングを書籍で学び、仲間と高め合う
書籍は、独学で学ぶ際の教材やスクールの補助教材として役に立ちます。初心者向けの基礎的な内容の書籍もあれば、上級者向けの高度な内容まで扱う書籍もあるため、自分のレベルに合った書籍を選びましょう。 あれこれと手を広げず、テキストを1冊決めて繰り返し読むことが大切です。プログラミングスキルを高めるため、テキストに記載されている練習問題は必ず解いてください。
プログラミングの勉強を継続するためには、モチベーションを高め合える仲間を見つけることも重要です。チームでプログラミングに取り組む「ハッカソン」や、プログラミング関連の大会・コンテストに参加しても良いでしょう。
プログラミング初心者は、ここから挑戦してみよう!
プログラミング初心者の方は、最初にプログラミングの基礎を学んだ後、アプリやIoT、ゲーム、電子工作など自分の興味ある分野に進みましょう。
プログラミングの練習
まずは、プログラミングに慣れることが重要です。プログラミングと言うと「難しそう」と構えてしまう方もいますが、簡単なプログラムであれば子供でも書くことができます。数字や文字列を表示させるプログラムや簡単なゲームなど、やさしいプログラミングから取り組んでみましょう。また、プログラミング言語の文法と併せて、アルゴリズムについて学ぶことをおすすめします。
アプリ開発
HTML、CSS、JavaScriptが分かる方にとって、アプリ開発は難しいものではありません。HTML5ハイブリッドアプリ開発フレームワークを利用することにより、Webの知識を活かしてアプリを作ることができます。
プログラミング学習の成果をアプリとして形に残すことで、プログラミングの達成感を味わうことができます。自信を持てるアプリが開発できた場合は、公開してみましょう。アプリからの副収入も期待できます。
Raspberry Pi(ラズベリーパイ)
カードサイズのコンピューター「Raspberry Pi(ラズベリーパイ)」は、IoT開発の入門に最適なツールです。ラズペリーパイがあれば、LEDの点灯システムやオリジナルのカメラ制作などを手軽に体験できます。ラズベリーパイは小型ながら高性能であるため、本格的なIoT開発にも利用可能です。
Unity(ユニティ)
ゲームが好きな方は、ゲームエンジン「Unity(ユニティ)」でオリジナルのゲームを作ってはいかがでしょうか。普段プレイしているゲームがどのように作られているのかを知ることも興味深いものです。UnityはJavaScriptをベースにしたUnityScriptを利用します。JavaScriptの経験がある方は、ぜひゲーム制作にチャレンジしてみましょう。
Arduino(アルデュイーノ)
Arduino(アルデュイーノ)は、AVRマイコン、入出力ポートが付いた基板、専用の開発言語や開発環境で構成されるシステムです。シンプルな構造から、初心者や子供でも簡単に電子工作、プログラミングを楽しむことができるキットとして人気があります。ロボットやWebサーバーの制作など、IoTやネットワークの教材としても使えます。
プログラマーを目指すなら「GitHub」を使いこなせ
一人で開発する場合と異なり、複数名のチームで開発する場合はソースコードの管理が煩雑です。GitHubはそのような手間を省くために便利な「分散バージョン管理システム」です。コードレビューやコミュニケーションなど、チームのプロジェクト進行に必要な機能が備わっています。GitHubの使用経験を採用時の評価基準にしている企業もあるため、プログラミング学習の早い段階で使い方に慣れておきましょう。無料アカウントでも基本的な機能は利用可能です。なお、分散バージョン管理システムにはGithub以外にも種類があります。
おわりに
プログラミング学習を途中で挫折してしまう方も少なくありませんが、プログラミングの学習を継続する上で重要なポイントは、自分と一緒に学ぶ仲間やアドバイスをくれる人の存在です。
1995年に開校したプログラミングスクールのインターネット・アカデミーは、通学でもオンラインでもプログラミングを学ぶことができます。 時間に余裕があるときはスクールで、時間に余裕がないときはオンラインで、というように自由に学習スタイルを選ぶことができるので効率よく学習を進めていくことができます。 また、オンラインといってもインストラクターと会話をしながら学んでいくライブ形式もありますので、内容がわからなかったり、行き詰ってしまったりしてもその場で疑問を解消することができます。 インストラクターと一緒にプログラミング学習を進めていけるので、プログラミング初心者の方でも途中で挫折することなくプログラミングスキルを身につけることができます。
就転職・副業に有利なプログラミングを学ぶ
プログラマーコースWebプログラミングの基礎はもちろん、お問い合わせフォームや顧客管理機能などよく使われるシステムの作り方、近年では欠かせないセキュリティ対策についても学ぶことができます。
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