ネットワークエンジニアとは?ネットワークエンジニアの仕事内容と将来性
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- 2023/01/28
ネットワークエンジニアとは、コンピューターネットワークのシステム構築や保守管理などを行う技術者を指します。ネットワークエンジニアと一口に言っても、仕事内容はさまざまです。今回は、これからネットワークエンジニアを目指す方に向け、ネットワークエンジニアの多岐にわたる仕事内容や将来性についてご紹介します。
目次
ネットワークエンジニアの仕事内容
ネットワークエンジニアの仕事内容は、主にネットワーク設計、ネットワーク構築、ネットワーク監視・運用の3つに大別できます。なお、案件やネットワークの規模によっては設計から構築、運用までを一貫して1人の人員が担当することも珍しくありません。
1.ネットワーク設計
クライアントがどのようなシステムを求めているかヒアリングし、要件をまとめて設計します。要件に応じて、ネットワークの構成や使用するネットワーク機器(ルーターなど)の種類・数、使用する回線などを決めていきます。回線費用といったネットワークの維持コストや構築までのスケジュールもここで検討します。
ネットワークシステムの詳細設計を行う仕事では、セキュリティや各種OS、サーバーなどに関する幅広い知識が求められます。お客様の依頼を受けてネットワークを設計する際は、設計・提案能力はもちろんのこと、ヒアリング力やプロジェクト推進能力なども必要です。
2.ネットワーク構築
ネットワークエンジニアは、設計書をもとに回線の設置などネットワーク構築も行います。ネットワーク設計時に立てたスケジュールに基づき、実際にネットワーク機器を設置し設定していきます。かかる時間は構築するネットワークの規模によりますが、多くの拠点を結ぶ大規模なネットワーク構築の場合は、数ヵ月かかる場合もあります。構築後はテストを行った後、運用開始となります。無駄なコストやトラブルの発生を避けるためには、最新の製品や技術の動向、ケーブリングや機器の設置に関する知識が必須です。
3.ネットワーク監視・運用
ネットワーク監視・運用では、ネットワークシステム構築後の維持管理を行います。ネットワークシステムは一度構築すれば終わりではなく、随時機器の設定変更や構成変更などを行う必要があります。立ち上げたネットワークに手を加えて運用を助けるのも、ネットワークエンジニアの仕事のひとつです。一度ネットワークを構築してしまえば、障害が起きない限り、ネットワークエンジニアは特別忙しくなることはないため、ネットワーク利用者のトラブル対応、いわゆるコールセンター的な仕事を兼任することもあります。ただし、多くの機器と同じように、ネットワークシステムにも故障やトラブルは発生します。トラブルの原因をいち早く突き止め、必要に応じて機器の交換などを行って、円滑なネットワークを維持するのも、ネットワークエンジニアの重要な仕事です。障害が起きた際の対応にはネットワーク全体を見渡す視野や幅広い知識が必要とされるため、決して難易度の低い業務ではありません。
ネットワークエンジニアに必要な能力とは?
ネットワークエンジニアの将来性
昨今、AWSといったクラウド型サーバーが普及し、自社でサーバーを用意するケースが減って新規ネットワーク設計・構築を行う案件が少なくなっているため、ネットワークエンジニアの仕事は保守・監視・運用が中心です。 この点から、ネットワークエンジニアの将来性を不安視する向きもあります。しかし、ネットワークインフラは企業にとって常に生命線になっている上、ネットワークエンジニアとしての仕事は今後もなくなることはないでしょう。 むしろ、今後はネットワークの膨張に伴って、どんどん仕事が増えていくはずです。
現に、不正アクセスの防止、通信量増大によるネットワークトラフィック解消など、常に新たな仕事が生まれています。新しい問題に対応するために、ネットワークエンジニアは最新の知識や技術を獲得していくことが求められます。
次代のネットワークエンジニアに求められるスキル
クラウドの普及により、ネットワークエンジニアに求められるのはクラウドエンジニアリングに関わるスキルです。一昔前であれば、大企業なら自前のサーバーを保有していることが当たり前でした。すなわち、社内に自前のネットワークがあって、自前のサーバーを使って社内のITインフラを運用、監視していたのです。
しかし、今日ではこのような企業は減少傾向にあります。ネットワーク上にある第三者のサーバーを利用者の端末から利用できる クラウド型サーバーが普及したことで、自前でサーバーを用意する必要はなく必要なリソースの分だけサーバーを運用・監視しているサービス会社からレンタルできるようになったのです。
今後も徐々に自前のサーバーからクラウド型サーバーへ移行する企業が増加すると考えられます。もちろん、今すぐにネットワークエンジニアの仕事がなくなるというわけではありませんが、時代の流れを考えればネットワークエンジニアも時代に合わせた何らかの付加価値を身に付けなければならないでしょう。
特に、仮想サーバー、仮想ネットワークの構築に関する知識は必須と言えるでしょう。 また、昨今ではサイバー攻撃も巧妙化しているため、セキュリティに関する最新知識も必携です。セキュリティに配慮したネットワーク構築、検査、保守、監視についての実践的な知識を学んでおく必要があります。
おわりに
ネットワークエンジニアの需要は、今後も高まり続けることは間違いありません。 実践的かつこれから求められるスキルや知識、コミュニケーション能力を持ったネットワークエンジニアなら、多くの企業から必要とされるはずです。 また、フリーランスで活躍しているネットワークエンジニアも少なくありません。働き方改革が進み、テレワークで仕事を行う人が増えている昨今、専門知識を持ったネットワークエンジニアにおいても、柔軟な働き方をする方が増えてきているのです。
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