Linuxの資格を取ろう!LPIC・LinuC受験のためにスクールで学ぶメリットとは?
- ツイート
-
- 2023/07/28
業務ではWindowsサーバーだけでなく、Linuxサーバーを扱う機会もあります。 Linux関連の資格には、LPIC(エルピック)とLinuC(リナック)の2つがあります。 世界共通基準でLinuxの技術力を証明するLPICは、8年連続で最も取得したい資格に選ばれるなど、エンジニアからの人気も高い資格です。 そして、LinuCは日本市場に最適化して作られているLinuxの認定試験です。
今回は、インフラエンジニアの仕事内容や必要なスキルについて解説していきます!
目次
Linuxは実際どこで活用されている?
Linuxとは、WindowsやMac OSと同じOSの一種です。Linuxの特徴としては、無料で公開・配布されているという点です。WindowsやMac OSなどのOSは有料ですが、Linuxは無料で公開・配布されているため、誰でも手軽に使うことができます。 また、Linuxは身近な家電製品にも使われています。たとえば、プリンターや車のカーナビやPlayStationなどの家庭用ゲーム機にもLinuxは使われています。そのほか、3Dモデリングのソフトウェアやスーパーコンピューターとして使用されることもあります。 LinuxはPCやサーバとして使えるのはもちろんのこと、その他にもLinuxならではの多様な使い方があります。今後、IoTの普及拡大に伴い、工場などの産業現場でLinuxの導入が進み、ますますLinuxの需要が高まることが予想されます。Linuxに関する知識は、エンジニアにとっての基礎教養だといえるでしょう。
LPICの概要
IDC Japanが2016年2月4日に発表した、企業におけるオープンソースソフトウェア(OSS)の利用実態調査結果によると、企業におけるOSS導入率は31.3%、このうち最も利用率が高いOSSはLinux(67.3%)でした。今後一層のOSS普及に伴い、Linuxの利用機会増加が見込まれます。
Linux技術者認定試験「LPIC」は、Linuxの技術力を証明できる資格です。試験は初級から上級まで3つのレベルに分かれています。
Linux初心者がまず目指すべき認定資格が「LPIC_1」です。この試験はコマンドラインによる基本的なLinuxの操作方法を問う内容であり、Linuxが扱えるエンジニアであることを証明する資格です。「101試験」と「102試験」の両試験に合格することにより、LPIC_1に認定されます。
実務経験のある方は、「LPIC_2」の学習に進みましょう。この試験は「LPIC_1」の技術・知識をベースとして、さらに幅広いシステム構築やネットワークの構築が行えるレベルを認定する資格です。「201試験」と「202試験」の両試験に合格することで、LPIC_2に認定されます。
マネジメントクラスの役職の方には、「LPIC_3」を受験すると良いでしょう。この試験は大規模なシステムやWebサイトが抱える問題点を解決するための提案をしたり、予算を意識しながら作業をしたりできるレベルが想定されています。 LPICレベル3は、「300試験」「303試験」「304試験」の3つの専門的な試験に分かれており、いずれかに合格するとLPIC_3に認定されます。
LinuCの概要
LinuCは、クラウド時代に求められるLinuxスキルの保持を証明することができるLinuxの認定試験です。今のLinux技術者に求められる3つのスキル「クラウド」「オープンソースのリテラシー」「システムアーキテクチャの知見」を含む全てのIT技術者に求められる技術力を証明することができます。LinuCには3つのレベルがあり、合計7つの試験が存在します。最新の試験バージョンは、「LinuCレベル1 / レベル2 Version 10.0」です。(2020年3月2日リリース、同年4月1日から受験開始)
「LinuCレベル1」では、主に物理/仮想Linuxサーバーの構築と運用に関する知識が求められます。試験は「101試験」と「102試験」の2種類のテストがあり、2試験を5年以内に合格して、初めてレベル1の認定を受けることができます。
「LinuCレベル2」では仮想マシン・コンテナを含むLinuxシステム、ネットワークの設定・構築についての知識が求められます。試験は「201試験」と「202試験」の2種類のテストがあり、2試験を5年以内に合格し、かつLinuCレベル1の認定を持っていることで初めてレベル2の認定を取得することができます。
「LinuCレベル3」は、各分野の最高レベルの技術力を持つ専門家としてのスキルを証明する最高位の試験で、より専門的で独立した「300試験」、「303試験」、「304試験」の3つから構成されています。さらに、その3つの試験のすべてに合格する必要はなく、いずれか1つに合格し、かつLinuCレベル2の認定を取得していればレベル3の認定を取得することができます。
参考サイト
LinuCの3つのレベル | LPI-Japan学んだことを実務に活かせるスクールを選ぶ
資格試験対策をスクールで実施する目的は、LPIC資格試験や、LinuCに合格するだけではありません。資格を取得した後、学んだ知識をいかにして実務に反映させるかということが重要です。試験に出題される問題を覚えるだけの研修では、得るものが少ないと言えます。現在勉強していることが、実務にどのように活かせるかを教えてくれるスクールを選びましょう。
また、「Linuxの実行環境が用意され、サーバーを実際に操作しながら学べるか」「講師が受講生と向かい合い、丁寧に指導してくれるか」についても確認することをおすすめします。
[PR] 「このまま仕事続けていていいのかな...」そんな不安をマンガで解決!『マンガでわかる! インターネット・アカデミー』
おわりに
オープンソースソフトウェアの普及により、今後Linuxの利用機会が増えることが予想されます。LPICやLinuCの受験は、Linuxに対する理解を深める良いきっかけになるでしょう。 インターネット・アカデミーでは、LPICやLinuCの資格対策講座を設けています。Linuxに関する研修・講座の受講を検討している場合はぜひお気軽にご相談ください。
先端技術を活用できる人材を育成する
IoTエンジニア育成コースBIoTエンジニア育成コースBでは 、ビジネスでIoTを活用できる人材を育成します。プログラミングやサーバー、ネットワークなどIoTの実装に欠かせないスキルを身につけ、実際にIoTに対応した家電製品を制御するアプリケーションの開発や、実機の操作を行います。
相談してコースを選びたい方はカウンセラーに無料で相談
※無理な勧誘は一切ありません
無料で相談してみる
LinuxはOSの種類のひとつだよね!なぜLinux関連の資格は人気なのかな?