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ネットワークエンジニアになるには資格が必要?おすすめの資格と難易度

  • 2023/01/25
ネットワークエンジニア向けの資格

ネットワークエンジニアになりたい、でも何から始めたら良いか分からない。そのような場合は、まずネットワークエンジニア関連の資格を取ることをおすすめします。ネットワーク技術は多岐に渡るため、目指したい技術分野に適した資格を取ることが重要です。では、ネットワークエンジニアに役立つ資格にはどのようなものがあるのでしょうか。今回は、ネットワークエンジニアにおすすめの資格と難易度についてご紹介します。

有村先生

人材需要が高いネットワークエンジニアですが、自分のスキルを客観的に証明することができる資格試験の取得はスキルアップの目的でもオススメです!

目次

ネットワークエンジニアになるには資格が必要?

ネットワークエンジニアになるには資格が必要

ネットワークエンジニアになるために、資格は必ずしも必要ではありません。仕事をする中で知識と実績を積み上げていくことが、実質的な資格の役割を果たすこともあります。しかし、自分の技術力を客観的に正しく評価してもらう、あるいはアピールするためには、資格が有効になることもあります。企業としても有資格者を欲しがるでしょう。

ネットワーク業界で評価される資格と難易度

ネットワークエンジニアとしての能力が高く評価される代表的な試験・資格には、Cisco Systems社が認定する「シスコ技術者認定」や、国家資格である「ネットワークスペシャリスト」があります。それぞれの資格の詳細や難易度についてご紹介します。

1.シスコ技術者認定

シスコ技術者認定

Cisco Systems社のネットワーク機器を使用している企業は非常に多いため、Cisco Systems社の認定資格はネットワークエンジニアにとって重要な資格と言えます。

シシスコ技術者認定資格は5つのレベルに区分されており、「エントリー」「アソシエイト」「プロフェッショナル」「エキスパート」「アーキテクト」の順番で難易度が上がります。

認定レベルとエンジニア経験年数の目安としては、エントリーが未経験者の入門資格、アソシエイトがエンジニア経験1〜3年の初級資格、プロフェッショナルが3〜5年の中級資格、エキスパートが5〜7年以上の上級資格となってます。 ネットワークデザイン分野ではエキスパートの上にアーキテクトという最上級資格があります。

いきなり上位レベルの試験を受けることはできず、エントリーレベルの資格から順番に取得していくことになります。

CCT ネットワークエンジニアになるためのエントリーレベルの資格です。最低限の知識を有する証明になります。
※ただし、英語試験である点にご注意ください。日本語で受験できるエントリー試験は、2020年より事実上廃止されました。
CCNA ネットワークエンジニアとして評価される基礎レベルの資格です。指示を受けながら作業できるレベルの方に向いている資格です。
CCNP ネットワークエンジニアとして評価されるCCNAの上位資格です。能動的に仕事をするためには、この資格が必要です。1人で作業ができるレベルであることを表します。
CCNPの試験コースは、7種類に分類されています。1科目に合格してから3年の間で全ての科目に合格すれば、CCNPの資格として認定されます。日本語で受験できる試験の最上位資格です。
CCDE/CCIE 国際的に通用する資格であるため、所持していれば海外でも一流のネットワークスペシャリストとして評価されます。※英語試験のみ
CCAr ネットワークエンジニアにとって最も評価される最上位資格です。ネットワーク設計者のアーキテクチャに関する経験と能力が問われます。 CCIEと同様で日本語の試験はなく、英語試験のみです。
有村先生

CCNAは2020年に改訂されたことで、難易度がそれ以前と比べ上がりました。しっかりネットワークについて理解をして臨まないと、容易には合格できない試験です。

2.ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークスペシャリスト試験は、経済産業省による国家試験「情報技術者試験」の1区分です。国内で実施されるネットワークに関する試験の中では、最難関のスキルレベル4に相当します。

受験資格はなく誰でも受験することができますが、独学で合格することは非常に困難な資格です。基本情報技術者試験(スキルレベル2)や応用情報技術者試験(スキルレベル3)から、順序立てて受験していくことが一般的です。

この資格を持っていれば、面接時に大きなアピールポイントになることは間違いありませんが、何から勉強を始めれば良いのか分かりにくいかもしれません。学習を効率良く進めていくためにも、専門のスクールに通うことをおすすめします。

持っていると有利な資格

ネットワークに直接関係なくともネットワークエンジニアの評価に影響する資格があります。例えば、LPICLinuCなどです。いずれもLinux技術者認定資格です。これらの試験が重宝される理由は、各種サーバーをはじめ、多くのIT機器がLinuxをOSとして使用しているためです。ネットワーク関連資格に加えてLPICの資格取得も目指すと、よりキャリアの選択肢の幅が広がる可能性があります。

おわりに

ネットワーク業界で評価される代表的な資格をご紹介しました。パソコンやスマートフォンはもちろん、テレビやプリンターなどの機器でもネットワーク技術が使用されるようになったため、これからも多くのネットワークエンジニアが必要とされるでしょう。転職のために資格を取得しようと考えている方、ITエンジニアとしてさらにステップアップしたいと考えている方、ぜひ、目標に合った資格を取得して、ネットワークエンジニアとしての活躍の幅を広げてください。

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