自閉症の娘の未来を考え未経験から勉強
今は福祉の困りごとをアプリで解決へ
上原千佳さんCHIKA UEHARA
UI/UXデザイナーコース
PROFILE
ヤクルトの販売員として働きながら、自閉症のお子様の将来を見据え、在宅勤務を目指してインターネット・アカデミーに入校。入校時はパソコンの電源の切り方も分からなかったが、卒業時にはECサイトやアプリを開発できるまでに成長した。現在は販売の仕事と福祉系企業での仕事を掛け持ちしながら、福祉現場の課題を解決する支援アプリの開発に挑戦している。
上原さんのお気に入りの通い方
- 働きながら通学
- マンツーマン重視
SCHEDULE
私の一週間の予定
| Sun. | 家事をしながら勉強 |
|---|---|
| Mon. | 15:45 勤務終了。帰宅後、家事をしながら勉強 |
| Tue. | 15:45 勤務終了。帰宅後、家事をしながら勉強 |
| Wed. | 15:45 勤務終了。帰宅後、家事をしながら勉強 |
| Thu. | 15:45 勤務終了。帰宅後、家事をしながら勉強 |
| Fri. | 15:45 勤務終了。帰宅後、家事をしながら勉強 |
| Sat. | 家事をしながら勉強 |
上原さんからのコメント・評価

スマホのアプリを使ってスマホでチラシのデザインをしたこともあったので、デザインを学べるコースを選びました。学習中は学んだ知識を基に、ECサイト制作やアプリ開発にも挑戦。分からないところはマンツーマン授業で先生に聞きながら完成させました。AIの活用方法も教えてもらい、未経験からでも実践的なスキルを習得できました。自分の興味を広げながら学べる環境だったからこそ、挫折せずに卒業できたのだと思います。
INTERVIEW
障がいを持つ娘と一緒に過ごすため手に職を

自閉症の娘の生活をサポートするため、放課後等デイサービスを利用しながら午後早くに仕事を終えられるヤクルトの販売員として働いています。娘が18歳になるとデイサービスを利用できなくなるので、就労継続支援や生活介護事業所などを活用することになります。しかしこれらの施設の利用時間は決まっているため、施設への送迎や支援者への日々の引き継ぎなどを考えると14時には自宅にいる必要があり、今の働き方のままでは娘のグループホームへの入居が唯一の選択肢となります。しかし私自身がまだ元気なうちは、毎日娘と一緒に絵を描いたり、食事をしたいと考えていました。
在宅で働けるスキルを身につけることができれば、今と変わらず一緒に暮らすことができると思い、働き方を変えることを決意しました。ちょうどゲームが好きな兄がプログラミングに興味を持ち始めていたこともあり、将来は在宅で仕事をしながら、兄と一緒にゲーム作りに挑戦できたら楽しそうだと思ったことも、Webスキルを学ぶきっかけになりました。
インターネット・アカデミーへの入校を決め、UI/UXデザイナーコースを選択。ヤクルトの販売でスマートフォンのアプリを使ってイベント用のチラシを作った経験があり、デザイン系のITスキルなら挑戦しやすいと思ったからです。パソコンを扱ったことはほぼ無く、最初はパソコンの電源の切り方さえ分からないほどでした。
娘のグッズを売るため楽しみながら壁を越える

仕事に加えて家事や育児もあるため、勉強時間を確保するのは大変でした。そこで、移動時間などにオンデマンド動画を流しっぱなしにし、耳からだけでも情報をインプットするようにしていました。

プログラミングでつまずくと、勉強すること自体が億劫になってしまいがちです。そのような時は、授業で学んだ知識を使って、興味のある分野のWebサイトを作ることで、学ぶ楽しさを忘れないようにしました。例えば、絵を描くことが好きな娘の作品を販売するためShopifyを使ってECサイトを構築し、娘と一緒にお店の運営も始めました。
マンツーマン授業では、実際に作品を制作しながら、生成AIの活用方法など実践的なスキルも学びました。ITの基礎知識を身につけた上でAIを活用することで、以前よりも短時間で制作物を完成させられるようになりました。現在ダブルワークで働いている福祉系企業では、Web担当として既存サイトの更新や改修を行っています。マンツーマン授業で学んだ生成AIを活用しながら、効率よく仕事を進めています。
障がいがある子の保護者としての経験とITスキルで
福祉の課題の解決目指す

今後の大きな目標は、福祉現場の課題を解決する「福祉支援アプリ」を本格的に開発することです。障がいのある子どもの保護者にとって、施設へ毎日手書きで連絡することは大きな負担です。そこで、音声入力だけで連絡を完結できるアプリを作り、保護者の負担を少しでも減らしたいと考えています。
すでに、複数の施設へ簡単に連絡事項を共有できるアプリも試作しています。知り合いにも実際に使ってもらいながら、誰でも使いやすいアプリへと改善していきたいと思っています。
ITを学ぶ前は、日常生活で「不便だ」と感じても、自分で解決するという発想はありませんでしたが、未経験からITスキルを身につけたことで、今では身近な課題を「自分でアプリにして解決してみよう」と考えられるようになりました。将来は、アプリによって福祉に関する情報を必要な人へ届け、情報格差の解消にもつなげていきたいです。自身の経験とITスキルを掛け合わせ、同じように悩む保護者や支援者の方々と助け合いながら、福祉の困りごとを解決していきたいと考えています。
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