若手社員の挑戦
未経験から2か月で就活情報サイトを開設
稲田陽平
須田暁大
Special Interview
株式会社ジールキャリア
メディア事業部
PROFILE
株式会社ジールキャリアは人材サービスを展開する企業であり、特に体育会系学生の採用コンサルティングを強みとしている。同社が提供する体育会学生向けの無料就活支援サービスでは、体育会系出身のスタッフによる面談サポートや体育会学生限定の就活イベントを開催しており、利用者の満足度は98%(※1)を超えている。
※1 2017年卒 同社利用者アンケートより
運営サイト
INTERVIEW
既存のターゲット層であった体育会系に限らず、より多くの学生の就職活動をサポートするべく、事業拡大の一手として独自の就活情報サイト「キャリch(キャリチャン)」の立ち上げを決定。さらに、制作会社への外注をせず、Web制作未経験の社員がたった2か月で新規に制作・開発を行い、完全な自社運営をしていくという、一般的には無謀ともとれる試みに若手社員が挑戦することになった。
その中で、同社はインターネット・アカデミーの研修とコンサルティングを利用。見事、想定した目標期間で技術を学び、「キャリch」を立ち上げたメディア事業部の稲田様と須田様の2名から、お話を伺った。
2か月で、知識ゼロから就活情報サイトの立ち上げへ
― 今回、どのような経緯でインターネット・アカデミーのIT研修をお選びいただいたのでしょうか?
弊社は若手向けの人材サービスを提供する会社で、主に体育会系の学生を中心にサポートしてきました。2013年の創業以来、学生との出会いは監督やコーチにご紹介頂き、面談を実施するという言わばアナログなやり方をとってきました。しかし、会社の規模が大きくなるにつれて、より多くの学生のサポートをしていくためには、Web上での集客が欠かせなくなるということは感じていました。さらに、「どうせ作るなら、制作を外注するより自社内で作った方が良い」という代表取締役の声もあって、我々に「やらないか」と声がかかったというのがスタートです。
私たちがそれぞれ所属していた部署は、もともと対企業への営業や学生のサポートを行う部署でした。そのため、2人のパソコンの技術や知識はバラバラで、専門的な知識はないという段階からのスタートでした。不安がないといえば嘘になりますが、新しい仕事を任されるにあたって、大変になるのは覚悟の上でした。むしろ、やってやろうという思いで取り組み始めました。
「キャリch」のサイト立ち上げの目標期間は2か月。まずはスキルを習得すべく、すぐに研修が依頼できる会社を調べ、検討しました。しかし、相談しても「技術習得だけで半年はかかってしまう」「2か月だとサイトの完成まではいけない」と回答する企業がほとんどで、私たちの要望に応えてくれそうな企業がなかなか見つかりませんでした。そんな中で唯一、インターネット・アカデミーだけが、私たちの求めている内容を求めている期間内で叶えられると断言して下さったのです。それが決め手となり、インターネット・アカデミーに研修を依頼することとなりました。
思いを汲み取って真剣に接してくれた講師陣
― 研修の内容や雰囲気はどういったものでしたか?
コンサルタントの方に、弊社の要望に沿うだけでなく、サイト立ち上げ後の運用など先を見据えた提案をしていただき、オリジナルのカリキュラムを組んで頂いて受講がスタートしました。2週間の集中講義のあと、20日間でWordpressを使ったサイトの制作に取り組みました。
いきなりのWebサイト制作は本当に大変で、なかなかスムーズに進みませんでした。でも、講師の方が、何からやればいいのか、何が原因で躓いているのかを1つ1つ確認しながら授業を進めて下さったので、とても助かりました。それから、スクールで1日中サイトを制作していたので、受付など講師以外のスタッフの方にも「頑張ってください」などと声をかけて頂き元気をもらっていました。
そうそう。サイト制作にかける私たちの想いを、スタッフの皆さんで共有して下さってるのだなと感じることができました。辛いと思うこともありましたが、作品の完成まで日々サポートして頂いていたので、心強かったですし、スタッフの皆さんのその気持ちに応えようと思って乗り越えることができました。それは、通学型のスクールならではの魅力だと思います。
複数の講師の方の講義を受けたのですが、どなたの指導にも熱がありました。時には宿題の多さにびっくりすることもありましたが(笑)、先生の真剣さやその課題の意味は重々過ぎるほど感じていたので、必死で取り組みました。
後から振り返ってみてより強く感じているのが、インターネット・アカデミーの講師であれば、どなたでも100%持っているものを受講者に還元してくれるという特長があるということです。これから通う方は、その気持ちに自分たちが応えられるよう、ぜひ真剣に講義や課題に取り組んでみてください。その分、成果となって返ってくるはずです。
コンサルティング通じビジョンの実現を目指す
― 研修を終えて、近況と今後のビジョンをお聞かせください。
現在、ITコンサルティングをインターネット・アカデミーに依頼し、「キャリch」の運用やマーケティング戦略のサポートをして頂いています。研修を通じて信頼できるということが分かっていたので、迷いなくインターネット・アカデミーに依頼することにしました。
コンサルティングの場では、現在のサイトの問題点や課題に対し率直で的確なアドバイスを頂いています。社内の人間ではなく、ノウハウを持った第三者から指摘を受けることができるのは、有難いことであり、自分たちが求めている「答え」に近づく一番の方法だと考えています。
「キャリch」は、学生にとって有益な就活情報を発信し、就職活動や人材採用の領域において貢献できるツールとなることを目的として立ち上げました。そのため、当面のビジョンとしては、「就活と言えば“キャリch“」と言われるくらいに規模を大きくしていきたいですね。そうして、最終的には「キャリch」を通じて、就活に関する情報や知識を身につけた学生たちと、新卒採用に取り組む企業が、お互いにとって良い出会いや採用を実現していくことで、世の中に貢献していきたいと考えています。
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