2019.02.22
「AI(人工知能)の基本知識とPython入門セミナー」レポート

社会におけるAI(人工知能)への関心やニーズが高まり、これらのキーワードを目にする機会が多くなりました。しかし、「関連する知識を習得したいが、何を学ぶべきかわからない」という方も多いのが現状です。そこで、インターネット・アカデミーでは、AIを見据えたプログラミング学習をテーマに、「AI(人工知能)の基本知識とPython入門セミナー」を開催しました。
ここでは、セミナー内容の一部をご紹介します。
AI(人工知能)の概要と活用例

最近では様々な場面でAI(人工知能)という言葉を耳にする機会が増えてきましたが、まずは、この人工知能が何かをお話します。
人工知能とは人間の知能をコンピュータで再現する技術です。たとえば、人が写真を見て「猫が写っている」と認識するのをコンピューターで再現するなどがこれにあたります。近年、人工知能が実用化されてきていますが、実は言葉自体は1960年代には存在していました。
1960年代の第1次ブームでは、「人工知能」という言葉だけが先行しており肝心の技術が追いつかず、そのままブームが去ってしまいました。
その後、プログラミングなどの技術が進歩していき、1980~90年代で人工知能の第2次ブームが訪れました。この頃には、ハードウェアにデータを蓄積しプログラムで処理ができるようにはなっていましたが、ものを認識し分析するには至りませんでした。
そして近年、技術の飛躍的な進歩に伴い、機械学習、ディープラーニングなどが可能になり、ビジネスの場でも実用化されるようになってきました。
それでは、実際にどのように人工知能が使われているのでしょうか。いくつか事例を紹介します。
たとえば、防犯カメラの映像から、きょろきょろと見まわしている人や屈んでいる人など「困っている」と思われる人を識別することが可能です。また、入力された文章から、その人が抱えている感情を読み取るツールなども開発されています。
他にも、商品のレコメンドや株価の予測、イラストへの着色など、人工知能を利用したさまざまなサービスが提供されるようになってきました。
Pythonが注目されている理由
人工知能を活用したサービスが次々と生まれていますが、それを実現するために用いられているプログラミング言語「Python」に注目が集まっています。
プログラミング言語には、大規模なシステム開発に欠かせないJavaや、Webアプリケーション開発で人気のPHPなど、さまざまな種類があります。それでは、このPythonにはどのような特徴があるのでしょうか。
それは、Pythonには人工知能を開発するのに欠かせないライブラリが豊富にあるという点です。
たとえば、人工知能のアルゴリズムを組むためには微分積分、線形代数(行列)、確率統計など数学の知識が必要になります。Pythonには、このような数学の計算を行うライブラリ(NumPy)、機械学習アルゴリズムのライブラリ(Scikit-learn)などが充実しているため、人工知能の分野で活用されているのです。
また、プログラミング言語として学びやすいのも特徴です。たとえば、「こんにちは」という文字を出力する場合、Javaでは数行のコードを用意しなければなりませんが、Pythonであれば1行で済みます。このように文法自体も学びやすくなっているのも人気の理由のひとつです。
Pythonのプログラミング演習
セミナーの中では、文章の出力や、変数・配列、条件分岐などの基本文法を学び、簡易的なクイズゲームのプログラミングを行う演習を行いました。
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