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インターネット広告市場 ~有効なスマホ向け広告戦略とは?~

  • 2016/05/03
インターネット広告市場 ~有効なスマホ向け広告戦略とは?~

インターネット上の広告戦略において、スマートフォンの存在はますます重要なものとなっています。 ちょっとしたスキマ時間にも楽しめるのがスマートフォンの特長。 このわずかな時間に、ユーザーの興味をそそる広告を打つにはどうしたらいいでしょうか?

スマートフォン戦略においてどのような広告か有効か、今回は三つの点に注目してご紹介します。

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目次

【戦略1】データベースを活用して地域密着型広告を出す

街中で少し観察すれば、スマートフォンをタップしている人を普通に見かける時代となりました。 このような時代において、スマートフォンをターゲットにした広告戦略を立てるのは当然の事といえるでしょう。
しかし、具体的に、日本全国でどのくらいの人がスマートフォンを利用しているのでしょうか?

このような疑問に答えてくれるのが、Yahoo!の「都道府県別スマートフォン利用状況データベース」です。
このデータベースは、全国の20代から59歳を対象に、10万人以上のサンプルデータに基づきまとめられています。各都道府県別・男女・年代別に「スマートフォン利用率」や「ショッピング利用率」、「OS環境比較」などのデータをみることができます。業態やターゲットにあわせた多様な戦略の参考にすることができます。

都市部だけではなく地方のデータもあるという点は、リスティング広告や位置情報型広告の戦略を練る際に特に有益ですね。
リスティング広告や位置情報型広告は、ユーザーが移動しながら利用できるスマートフォンと相性のよい広告配信形式です。ユーザーが今いるその地点にピンポイントで投下することが可能だからです。効果的なこのデータベースを活用しつつ、地域密着型の広告を出してみましょう。

【戦略2】無料アプリと広告のコンビネーション

スマートフォンのアプリと広告を組み合わせる戦略が今、注目されています。
たとえば、Googleはアプリ内に組み込めるアフィリエイト型の「AdMob」という広告配信サービスを提供しています。
仕組みとしては、アプリに広告を表示し、広告がタップされると収入が得られるようになっています。Android、iOSなど多くのプラットフォームに対応しており、広告も様々な種類から選べます。 また、表示される広告はフィルタリングされ、そのアプリに適した広告が表示できます。

Googleが発表している「スマートフォン時代における新たな広告収益戦略」によれば、無料アプリを利用したことがある人は96%にのぼるのに対し、有料アプリは48%にとどまります。 そういったデータから考えると、無料アプリと、アプリの内容に適した広告を組み合わせることで、効果的な集客を期待することができます。

【戦略3】ソーシャルメディアの利用

例えば、無料通話・メールアプリ「LINE」で考えてみましょう。
LINEの特長は、「スマートフォンに特化したサービス」、そしてTwitterやFacebookと言った拡散型のSNSとは異なる「クローズドコミニュケーション」、スタンプを活用したサービスなどが挙げられます。 利用者は2014年10月には世界で5億6千万人を超えています。

このLINEには企業の公式アカウントがあり、ユーザーはお気に入りの企業を「友達」に登録するだけで、キャンペーン情報やクーポンが配信されます。 ドラッグストアチェーンのマツモトキヨシでは、2012年7月に割引クーポンをLINEで配信したところ、5日間で1万数千人が店舗で利用したということです(利用率5~6%)。企業が公式アカウントを持つには費用がかかりますが、高い集客効果があることから、費用対効果も高いとされています。

以上の理由から、今後も、LINEをはじめとするソーシャルメディアを利用した広告戦略がますます重要になってくると考えられます。

まとめ

いかがでしたか?地域密着型の広告や、無料アプリの広告枠、ソーシャルメディアの利用など、スマートフォンの特徴をうまく利用することで、スマートフォンユーザーを狙い撃ちした効果的な広告を出すことができます。 広告戦略を練るにあたってぜひ参考にしてみてください。

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