インターネットウイルスの感染を疑うべき症状とは
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- 2016/05/24
「なんか、パソコンの動きがいつもと違う...」と違和感があるにも関わらず、「まあいいや」とそのままにしていませんか?
もしかしたらそれは、インターネットウイルスに感染した症状かもしれません。 放置しておくと個人情報の流出など、深刻な事態になるおそれもあります。
今回は、ウイルス感染の際の代表的な症状をまとめてみましたので、思い当たることがあれば、今すぐ対策をしてください。
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目次
こんな症状は要注意!
「ウイルスに感染したかも?」と感じる症状は、大きく2種類のパターンに分けられます。 「パソコンが持ち主の操作と関係のない動作をしているとき」 と 「明確な異常ではないが、不自然な動きがあるとき」 です。
前者はパソコン上でウイルスがあからさまに活動している場合、後者はウイルスが隠れながら動作している場合に起こりやすい症状です。具体的な症状は下記の通りです。
(1)パソコンが持ち主の操作と関係のない動作をしているとき
- 勝手に再起動する
- 勝手に複数の画面が開く
- 画面表示が歪んたり、画面が現れてはすぐに消える
- デスクトップに見に覚えのないファイル・フォルダが現れたり、インストールされる
- デスクトップに広告が表示される
- ブラウザに身に覚えのないサイトが表示される
- ブラウザに、追加した覚えのないツールバーやお気に入りが表示される
- 身に覚えのないメールを大量に送信した形跡がある
- インストールした覚えのないセキュリティツールが起動する
以上のような症状が発生したら、ウイルス感染を疑いましょう。 ちなみに、上記最後の項にある「身に覚えのないセキュリティツールがパソコンに現れた場合」は、もちろん本物ではなく、ウイルスが偽装したセキュリティツールですので間違っても立ち上げないようにしてください。
(2)明確な異常ではないが、不自然な動きがあるとき
- パソコンやブラウザの動作が急に遅くなった
- インターネットの通信速度が遅くなる
- パソコンやソフトがフリーズし、強制終了する
- ウイルス対策ソフトが起動しない
- タスクマネージャのCPU使用率が不自然に上がったり下がったりする
このような症状が出た場合、パソコン本体の問題の可能性もありますが、隠れたウイルスが引き起こした症状のおそれがあります。念のためウイルスチェックをオススメします。
ただし、最近はパソコンのスペックが高くなり、インターネット回線も高速化しているため、ユーザーが異変を感じるようなわかりやすい変化が起こらないケースも多いことを覚えておいて下さい。 とにかく、少しでも怪しいと感じたらウイルスチェックを行いましょう。
ウイルス対策チェックリスト
ウイルスを効果的に予防し、また、万一感染した場合に被害を最小限にするための対策をまとめました。 以下にリストアップしますので、パソコンのセキュリティの参考にして下さい。
1.OSは最新の状態にしていますか?
→自動更新をオンにしておき、常に最新の状態に保ちましょう。
2.ブラウザやメールソフトのバージョンは最新版ですか?
→古いバージョンのままにしておくと、バグやセキュリティの不備など、脆弱性がそのままになっているおそれがあります。新しい状態にすることで脆弱性を突かれるリスクを軽減できます。
3.ウイルス対策ソフトを導入していますか?
→最近のWindowsにはセキュリティ対策が施されていますが、これだけでは不十分であると言われています。有料のウイルス対策ソフトを導入しておけば、充実したサポートが受けられ、いざという時にも安心です。
特にビジネスに使う場合など、重要な情報を扱うパソコンは、有料のウイルス対策ソフトを導入することを強くお薦めします。
4.ウイルス対策ソフトの設定は正しいですか?
→定期的なウイルススキャンなど、ウイルス対策ソフトの設定方法が正しいか確認しておきましょう。
5.ウイルス対策ソフトは最新版ですか?
→ウイルスソフトも更新しなければ、日々変化する脅威に対応できません。 常に最新版に更新しておきましょう。
6.定期的にバックアップをとっていますか?
→破壊されたデータはウイルス対策ソフトでは修復できません。できればUSBメモリや外付けハードディスクなど、パソコン外部にバックアップデータを残しておきましょう。
7.Windows起動用のディスクはありますか?
→いざという時に備え、システム修復用ディスクを作成しておきましょう。
8.システム等の再インストールを行うことはできますか?
→最後の手段ですが、購入時の状態に戻すことになります。万一のために、マニュアル等を必ず保管しておきましょう。
まとめ
怖いウイルス感染ですが、きちんと対策をしておけば、必要以上に恐れることはありません。 適切な対策で安全なPC環境を保ちましょう。