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Webアクセシビリティとは?多様性の時代に欠かせないポイントをご紹介

  • 2023/09/18
Webアクセシビリティとは

インターネットが普及し、いつでも、どこでも、情報を簡単に入手できるようになった現代社会。さらに「だれでも」同じように情報にアクセスできることが求められはじめています。その核を担う「Webアクセシビリティ」は今やWebデザインには欠かせない要素となっています。Webデザイナーであれば必ず意識すべきポイントですが、なかなか実装が難しいのも事実です。

AIちゃん
AIちゃん

Webアクセシビリティって一体なんだろう?

目次

Webアクセシビリティとは

Webアクセシビリティ(Web Accessibility)とは、Webサイトや情報システムにおける情報へのアクセスのしやすさのことです。具体的には、障害の有無や年齢、利用環境にかかわらず、どんな利用者でもWeb上の情報やサービスを利用できること、またはその到達度を指します。
たとえば、視覚障がい者の方に向けて読み上げ機能に対応したWebサイトや、音が出せない環境にいる方に向けて字幕をつけた動画、パソコン以外の端末からアクセスする方に向けてスマートフォンやタブレット対応ページを用意しているWebサイト、日本語話者ではない方に向けて他言語版をリリースしているアプリなどが「Webアクセシビリティに配慮したコンテンツ」です。

字幕を付けた動画や外国語を現した画像

Webアクセシビリティを確保することで、障害のある人や高齢者だけでなく、コンテンツのターゲットではない人や一時的に不自由な状況におかれている人なども自由に情報へアクセスできるようになります。

ユーザビリティとの違い

アクセシビリティと似た言葉に「ユーザビリティ」があります。
「ユーザビリティ」は国際規格ISOの中で、「特定の利用状況において、あるシステム・製品・サービスが、特定のユーザーに、特定の目標を達成するために、有効的、効率的で、かつ満足しながら利用される度合い」と定義づけられています。わかりやすく解釈すると、特定の条件下で特定の人が利用して使いやすいと思われる度合いを表したもの、となります。
つまり、アクセシビリティが「全てのユーザーのためのもの」であるのに対して、ユーザビリティは「ターゲットユーザーのため」を軸にしています。

ユーザビリティとアクセシビリティをあらわした図

たとえば、難解な用語を用いて作られた専門的なサイトは、専門家にとってはWebユーザビリティに富んでいると言えるかもしれませんが、Webアクセシビリティが高いとは言えません。しかしこのサイトを一般の人にもわかるようにかみ砕いて説明し、小学生でも読めるようにふりがなを振り、外国人でも理解できるように翻訳すれば、元の専門的なサイトよりもWebアクセシビリティを向上できます。

このように、ユーザビリティはターゲットを絞ることで比較的簡単に向上できますが、アクセシビリティを高めるには様々な人や状況を網羅してデザインしなければなりません。

Webアクセシビリティの高いデザインを制作するために

では、Webアクセシビリティの高いデザインを制作するためには、どうすればよいのでしょうか。
デジタル庁による「Webアクセシビリティ導入ガイドブック」によると、技術動向と利用状況をそれぞれ個別に確認して対応するのではなく、網羅的に確認された上で体系立てられたガイドライン(WCAG)を使うべき、とあります。

WCAG(Web Content Accessibility Guidelines)とは、インターネットの各種規格を策定・勧告している W3C(World Wide Web Consortium)という団体が作成しているガイドラインです。

その中では、次のようなことが示されています。

  • 自動再生させない
  • 1秒に3回以上点滅するコンテンツを作らない
  • 画像が指し示している情報を代替テキストとして付与する
  • 操作に制限時間を設けてはいけない
  • スクリーンリーダーで順に読み上げたときに、意味が通じる順序になっている
  • 入力ドームを様々な使い方でも使えるようにする
  • 文字サイズの変更、読み上げプラグインの利用は非推奨

他にも様々な項目がありますが、Webサイトや情報システムをデザインする際にはこれらに留意する必要があります。
また、作成途中・作成後にはこれらの項目を満たしているかテストすることが推奨されます。テストには、チェックツールによるチェック、スクリーンリーダーでの読み上げ確認、そして目視でのチェックなどが挙げられます。これらのテストを繰り返し、問題点を洗い出して改善を加えていくことで、よりWebアクセシビリティの高いWebサイトや情報システムをデザインできるでしょう。

おわりに

今回は、Webアクセシビリティとユーザビリティとの違い、そして、Webアクセシビリティの高いサイトを制作するための方法についてご紹介しました。Webアクセシビリティは、Webデザイナーが留意すべき重要なポイントでもあります。Webデザイナーを目指す方はぜひ、一度学んでみてはいかがでしょうか。

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