データアナリストとは?仕事内容や必要なスキルをご紹介!
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- 2023/09/27
ビッグデータ時代に欠かせないスキルのひとつとして注目を浴びるデータ分析。データ分析を専門とする職業はいくつかありますが、今回はデータアナリストについてご紹介します。データアナリストはどのような職業で、どのようなスキルが必要なのでしょうか。
目次
データアナリストとは
データアナリストとは、企業や組織が持つデータを解析し、ビジネスの意思決定に役立てることを専門とする職種です。具体的には、購買履歴や行動データ、Webサイトへのアクセス情報などのデータを収集・分析して、課題を解決するための戦略や施策を提案します。
また、グラフ作成などのデータの可視化や、報告書の作成もデータアナリストが担う役割の一部です。データを分析するだけではなく、その結果を相手にわかりやすく伝えることが求められます。
データサイエンティストとの違い
データサイエンティストもデータ分析の職種の一つですが、データアナリストとはどのような違いがあるのでしょうか。どちらもデータ分析の専門職ですが、それぞれの職務内容や求められるスキルには違いがあります。
データアナリストは、主にデータのクリーニング、可視化、要約統計、レポート作成などを行います。ビジネス上の問題に対してデータを活用して意思決定に生かすことにに重点を置いています。
一方、データサイエンティストは、データの予測やモデルの生成などがメインです。データの分析、機械学習、アルゴリズム開発、予測モデルの構築などの専門知識を使い、課題に対して新しい解決策を見つけます。
データベースエンジニアとの違い
データベースエンジニアは、データベースの設計や管理・運用を行うエンジニアです。データベースとは、企業などが持っている様々な形のデータを収集・整理したものを指します。
データから結論を出して施策に生かすのがデータアナリストとするならば、データベースエンジニアは、データの基盤の設計を担っているイメージです。
データアナリストに必要なスキル
データアナリストに必要な主要スキルは、下記の通りです。
- ・データベースの知識
- ・統計学や機械学習の基礎知識
- ・プログラミングスキル
データアナリストには高度な専門知識が必要とされます。スキルを証明するために資格などをとっておくとよいでしょう。データ分析の資格については下記記事をご覧ください。
データアナリストを目指す方におすすめの資格
ここからはデータアナリストを目指す方におすすめの資格として、「統計検定」・「G資格、E資格」「情報処理技術者試験(基本、応用)」の3つをご紹介します。
1.統計検定
「統計検定」は、一般財団法人統計質保証推進協会が実施する試験です。統計に関する知識や活用力を測定する試験で、4級から1級までのレベル別試験のほか、統計調査士、専門統計調査士といった職業別に試験が設けられてます。
資格取得を検討する場合は、統計検定2級を目指しましょう。2級取得に向けて学習することで、統計検定3・4級の内容に加え、記述統計・推測統計の知識を身に付けることができ、データアナリストの業務に必要な統計理論の知識を十分に習得することが期待できます。
2.G資格、E資格
「G資格、E資格」は、日本ディープラーニング協会が認定するAI領域の知識や実装スキルを証明する資格試験です。G資格はビジネススキルが中心、E資格はエンジニアの知識に重点を置いた内容の試験となっています。
より実践に近いスキル取得を目指す方には、E資格がおすすめです。
3.情報処理技術者試験(基本、応用)
「情報処理技術者試験」は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験です。この試験では、ITに関する知識が幅広く問われます。ネットワークやセキュリティ、データベース、プロジェクトマネジメントなど、IT業界で取得が広く推奨される資格として知られています。
難易度は、IPAが実施する試験の中でもやや難しい部類に入ります。合格者は例年25%台、4人に1人と難易度の高い試験なので取得は容易ではありませんが、合格することによって確かなスキルを身に付けていることを証明することができます。
おわりに
データ活用が多くの企業で進んでいく中で、データアナリストのニーズもますます高まってきています。データ分析のスキルを身につけることができれば、ビッグデータを生かすことができる人材として活躍できることでしょう。
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データアナリストって他のデータ分析に関わる職業とどんな違いがあるんだろう?