最新技術開発の最前線!W3Cでの活動を覗いてみよう

最新技術開発の最前線!W3Cでの活動を覗いてみよう

今回は、最近のW3Cでの取り組みについてご紹介したいと思います。 久しぶりのW3Cの活動に関する投稿ですね。

IT業界まるわかりガイドは、日本初Web専門スクールのインターネット・アカデミーが運営する業界情報メディアです。最新の業界情報を、初心者にも分かりやすくご紹介しています。

目次

世界のITの専門家とディスカッション!"Fixing the Web"ウェビナー

先週、"Fixing the Web"ウェビナーという世界中でWebの定義を目指す会議が開催されました。
ウェビナーとは、Webとセミナーを組み合わせた言葉で、インターネット上で行われるカンファレンスを意味しています。

Fixing the Webのイベントでのトピックは様々で、政府によるWebでの活動の取り締まりから、世界中のあらゆるWeb情報をアーカイブして提供しているInternet Archiveまで幅広く議論されていました。

このウェビナーでは、W3CのSEOであるJeff Jaffe氏や、ハードウェアのメンテナンスや資料のデジタル化などのデジタル関連業務のすべてを管轄するDigital LibrarianおよびInternet Archiveの創始者であるBrewster Kahle氏、米・バブソン大学のITマネジメントの教授であるSteven Gordon氏が参加し、議論を重ねていました。

その様子はYouTubeにも投稿されているので、皆さんもご覧いただくことができますよ。

参考

CSS Font4のドラフト会議。よりCSSを使いやすく

Webの在り方を議論するイベントだけでなく、現在W3Cが開発を進めるCSS Font4の実用化に向けたドラフト会議も開催されました。
CSSとは、HTMLやXMLなどの構文で述べられた内容をスクリーンや紙面上などで表現するための言語です。

今回のドラフト会議では、従来のCSS Font3のフォントプロパティの指定方法、 フォントデータを必要に応じて動的に読み込む方法について述べられており、この内容の修正を行うことが目的となっています。
具体的には、太さや文字の幅などの属性を変更してもファイルサイズが変わらない「Variable Font」やフォントの色彩パターンなどの追加について話し合われました。

参考

EMEの開発でコンテンツ配信をよりスムーズに

さらには、W3Cでは、EME(Encrypted Media Extensions)が今月に入ってから、 更新された背景説明が公開されるようになり、より人々の関心を集めています。 このEMEとは、W3Cが推進する暗号化されたコンテンツの再生のための仕様です。つまり統一された解読方法のことです。

これまで、HTML5のvideo要素より以前では、メディアからのコンテンツを配置するために、ブラウザプラグインに頼る必要がありました。 ここでのプラグインではDRM(Digital Rights Managementというデジタルデータに対する著作権がかかってしまうことがあり、 スムーズなコンテンツ配信が妨げられてしまっている現状があります。

このW3Cでの取り組みでは、現状のプラグインの構造とは異なり、 著作権を侵害することなくコンテンツを視聴することのできる相互運用的な方法を模索しています。 インターネットの父とも言われる Tim Berners-Lee氏もこのテーマについて、自身の考えをブログで公開しています。

参考

W3Cではこのように幅広いWeb分野での活動が日常的に行われています。
こうした開発中のシステムや技術が実用化されて、たくさんの人がよりインターネットを活用したり、アクセスできるようになったりすると良いですね。