PhotoshopとAdobe XDの違いって？Webデザインにおけるそれぞれの特徴をご紹介！

Photoshopとは

Photoshop（Adobe Photoshop）とは、ソフトウェア企業のAdobe社が提供しているグラフィックソフトです。Photoshop（＝写真屋さん）という名の通り、写真や画像の修正・加工に特化しています。

Photoshopの持つ大きなメリットは、アプリケーション内でほとんどすべての画像編集ができることです。画像を自然に補正したり、画像の構図を変更したり、修正から加工まで一貫して行うことができるので、他のアプリケーションに移動する手間やタイムラグが省けます。また、画像に凝った加工を施すことで、複雑で豊かなデザインを生み出すことも可能です。

Webページの作成においてデザインは非常に重要な役割を担うため、PhotoshopはWebデザインに欠かせないツールであると言えるでしょう。

Adobe XDとは

Adobe XDとは、Webサイトやモバイルアプリ等のUI/UXのためのデザインツールです。Photoshopと同じくAdobe社が提供しています。 Adobe XDの特徴は、ひとつのアプリケーション内でデザインからプロトタイプ（試作品）の作成まで行えるところです。Adobe XDを使えばアニメーションをつけたり、ページの遷移を確認したりすることができるのです。また、操作が簡単な機能も多く、デザイン初心者でも直感的な操作でWebサイトのイメージを作ることができます。

これまでWebデザインを作成するツールはPhotoshopやIllustratorが主流でしたが、Adobe XDの登場によりその流れが変わりつつあります。最近では、WebデザイナーもAdobe XDを使って作成するようにクライアントからリクエストを受けることも少なくないそうです。この流れには、ユーザー体験であるUI/UXが重視されるようになってきたことが大きく関わっています。

PhotoshopとAdobeXDの違い

それぞれの特徴をご説明してきましたが、両者には具体的にどのような違いがあるのでしょうか。ここからは、Webデザインで使用する際の違いに焦点を当ててご説明していきます。
違いは大きく分けて2つあります。

1.画像加工のしやすさと加工種類の幅

Adobe XDでも加工をすることは可能ですが、豊富な加工技術が揃っているのはやはりPhotoshopです。前述しましたが、加工のためにPhotoshop以外のアプリケーションを開く必要がないことはPhotoshopの持つ大きな利点です。

2.プロトタイプまで作成できるかどうか

Photoshopは、デザイン作成においてはAdobe XDより優れていると言えますが、完成系に近いプロトタイプを制作できるのはAdobe XDが持つ大きな強みです。この機能により、Webサイトの完成系や操作性がより確認しやすくなり、クライアントにも細かいニュアンスまで伝えることができるのです。

Webデザインにはどちらも必要

結局のところ、Webデザインにはどちらのツールが適しているのでしょうか？

結論、どちらも使えることが最善と言えるのではないでしょうか。PhotoshopとAdobe XDはそれぞれ強みが異なります。Webデザインにとってデザイン性はもちろん不可欠ですが、その一方でユーザビリティも無視できない重要な要素です。Photoshopでメインビジュアルを作成し、その後Adobe XDに移して下層のページも作っていく流れができたら理想的ですね。どちらも兼ね備えたWebデザインを作るために、PhotoshopとAdobe XDを上手に使いこなしましょう。

まとめ

今回はPhotoshopとAdobe XDの違いについてご説明しました。Webデザインにはどちらも必要不可欠なツールであることがお分かりいただけたかと思います。デザイン性も高く、UI/UXに配慮したWebデザインを作るためには、両者を適材適所で使い分ける必要があるのです。インターネット・アカデミーの「Photoshop講座」「Adobe XD講座」では、Photoshopの基本的な操作から実践的なテクニックを学べるほか、Adobe XDについても学ぶことができます。初心者の方でも、Webデザインに興味のある方はぜひ無料カウンセリングにてご相談ください。