Webデザイナーの派遣時給は高い!?2018年3月の市場動向
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- 2018/04/20
自分らしく自由な働き方、時間の制約に縛られない働き方を求めて、派遣社員としての就業を選択する人は多くいらっしゃいます。
しかし、派遣という働き方を選ぶにあたって気になるのは、お給料がいくらか、という点ではないでしょうか。
そこで本日は、2018年3月の最新の市場動向も含めて、Webデザイナーの派遣時給の金額をご紹介いたします。
IT業界まるわかりガイドは、日本初Web専門スクールのインターネット・アカデミーが運営する業界情報メディアです。最新の業界情報を、初心者にも分かりやすくご紹介しています。
目次
派遣業界の平均時給
まず最初に、派遣業界全体の平均時給をみてみましょう。
エン・ジャパンが発表した2018年3月度の派遣スタッフ募集時平均時給分析によると、三大都市圏における平均時給は、1,536円だったそうです。
この数値は、前月比+9円・0.6%増、前年同月比+1円・0.1%増と、全体の傾向として上昇傾向にあるということができます。
ちなみに、有期雇用(半年や1年更新の契約社員や日雇いといった、雇用期間があらかじめ決まっている働き方)の中で、派遣社員としての働き方は他の有期雇用の時給と比べてもダントツで高い賃金であることが分かっています。
画像は一般社団法人 日本人材派遣協会「ハケン、発見!人材派遣を知る7つのキーワード」より派遣の平均時給が上がっている理由
では、なぜ派遣の平均時給が上昇傾向にあるのでしょうか。
エン・ジャパンによると、職種別の平均時給は全職種で軒並み上昇しているものの、特に「オフィスワーク系」「営業・販売・サービス系」「クリエイティブ系」が過去最高時給を出しており、全体の数値の引き上げに貢献していると発表しています。
また、2018年4月20日付の日経新聞では、次のように時給上昇の要因を掲載しています。
人手不足を背景に全職種で前年比プラスとなった。引用:2018年4月20日付朝刊 日本経済新聞1面「派遣時給1年半ぶり上昇」より
特にウェブデザイナーが前年比5%増の1844円になるなど、IT系を中心とした高度人材の時給が上がった。
前述した通り、派遣の全職種の平均時給の上昇率が前年比0.1%ですので、Webデザイナーの5%という上昇率がいかに大きい数値かということがお分かりいただけるかと思います。
それだけ、Webデザイナーの重要度、そして人材ニーズが高まっているのです。
また、今年の4月から、改正労働契約法による無期転換ルールが適用になったことも、時給上昇の背景の一因になっていると日経新聞は伝えています。
無期転換ルールとは、有期雇用の契約が通算5年を超えて更新されたとき、労働者の申込みにより無期契約に転換できるというもので、これによって正社員を増加させ経済の活性化を図るという狙いがあります。
ニーズのある高度スキルをもった人材の不足、そして働き方改革などの市況の流れがあって、Webデザイナー、そして派遣業界全体の時給を押し上げているということができます。
まとめ
完全売り手市場である今、就職や転職、就業のチャンスは多くあります。 そのため、就職をゴールとして考えるのであれば、Webデザイナーとして働き始めることは今は難しくないと言うこともできます。
しかし大事なのは、とりあえずの就職や転職ではなく、その後を含めたキャリアプランを見据えてスキルを習得しておくということです。
市場が求めている高度人材であればあるほど、高時給を望むこともできますし、派遣の先にある働き方が大きく変わってきます。 また、就業する会社や仕事の選択肢も大幅に変わってきます。
ITやWebの業界は常に進化し、変化しています。その中で、どんな時代や時流であっても、常に求められる人材でいること、そのためには学びが欠かすことができません。
インターネット・アカデミーは、グループ企業にWeb・IT専門の人材サービスを提供するウェブスタッフがあり、連携してキャリアプランのご相談や就職・転職のサポート、スキルアップのご提案を行っています。
Webデザイナーとして高い時給で就業したいと考えている方、一度キャリアプランを見直してみたい、将来のためにスキルアップしたいとお考えの方は、お気軽にインターネット・アカデミーまでご相談ください。