総務省後援「たてよこWebアワード2017」結果発表！最優秀賞からインターネット・アカデミー賞まで決定

たてよこWebアワード2017

現在、Google Chrome、Firefox、Safariなど、モダンなブラウザ上のWebサイトはほとんどが横書きです。これらのブラウザに対応した縦書きのWebサイトが普及していけば、今まで以上に創造性豊かなWebサイトを閲覧することができます。数年前まで、縦書きの実装はJavaScriptなどによる強引な手段でしか実現できませんでしたが、「CSS Writing Modes」という新たな組版規格を用いることで縦書きWebサイトの作成がより容易になりました。「CSS(Cascading Style Sheets)」とはWebページのスタイルを指定するための言語のことを言います。この「CSS Writing Modes」の標準化に向けた様々な取り組みの一つが、「たてよこWebアワード2017」です。
　「CSS Writing Modes」を使用した縦書きレイアウトと、モダンブラウザ環境で一定の完成度を実現していることを前提として、「有用性」「新規性」「デザイン性」「技術力」の観点から審査員が採点しました。特にエッジの効いた作品については、採点結果に加えてその点を評価し、審査会で選考後、賞および受賞作品を決定しました。グランプリ含め、各賞および企業賞(インターネット・アカデミー賞他)には賞金または賞品が贈られます。

受賞作品

それでは、受賞作品をご紹介していきます。賞の種類は、最優秀賞、優秀賞、インターネット・アカデミー賞、FONTPLUS賞の４種類です。

最優秀賞

◆『まるまるまるもりプロジェクト』制作者：RaNa extractive, inc.

優秀賞

◆『寒川神社』制作者：株式会社アクアリング

◆『おびむらさき－九州の小京都、飫肥。お城のふもとで武士の生活を体験するように泊まる宿』制作者：株式会社プラスディー

◆『岸本浩加 | 着付け師・小笠原流礼法講師』制作者：トライマンデザイン

◆『50周年プロジェクト｜亀田産業株式会社』

企業賞

◆インターネット・アカデミー賞
『寒川神社』制作者：株式会社アクアリング

◆FONTPLUS賞
『茶ッカソン』制作者：株式会社シフトブレイン

各賞には賞金・賞品が贈られます。
　・最優秀賞：10万円、特製トロフィー（大）、FONTPLUS 300万PV/年、他
　・優秀賞：2万円、特製トロフィー（小）、FONTPLUS 120万PV/年、他
　・インターネット・アカデミー賞：無料受講券（1講座1名） 　・FONTPLUS賞：FONTPLUS 300万PV/年

まとめ

いかかだったでしょうか。どの受賞作品も、縦書きが加わることで今までにない見易さ、新鮮さ、デザイン性が実現されていると思います。Webサイトを見るだけでも楽しめますよね。

インターネット・アカデミーは「縦書きWeb普及委員会」の一員であり、「たてよこWebアワード2017」に協賛しています。企業賞の１つとして「インターネット・アカデミー賞」を設け、「たてよこWebアワード2017」では審査員を務めました。日本文化である縦書きレイアウトの作り方が標準化されれば、これを契機に世界中の各地域に根差した独自の表記方法もWebサイト上で表現できる動きが出てくるでしょう。今後もWeb専門スクールとして、この縦書きレイアウトの取り組みに尽力し、Web業界の発展に貢献していきたいと思っています。

Web作成、プログラミング等、IT技術に興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご連絡してくださいね。