目指せ入賞!Webデザイン関連のコンテスト&アワード5選
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- 2018/01/13

クリエイターやデザイナーが技術を磨き、持ち得る力を注いで生み出した作品の出来を競う、Webデザイン関連のコンテストやアワードは、いまやたくさんの種類があります。入賞できれば自分のスキルの証明になり、活動の幅を広げられるだけでなく、自分の作品を多くの人に知ってもらう機会も得られます。
今回はWebデザイン関連のコンテストおよびアワードのうち、特に有名とされる5つをご紹介します。
IT業界まるわかりガイドは、日本初Web専門スクールのインターネット・アカデミーが運営する業界情報メディアです。最新の業界情報を、初心者にも分かりやすくご紹介しています。
目次
Yahoo! JAPAN インターネット クリエイティブアワード

Yahoo! JAPAN インターネット クリエイティブアワードは2006年から始まり、クリエイターが技術とセンスを競うデザインコンテストとして、毎回多くの参加者たちが応募しています。
「一般の部」と「企業の部」に分かれ、一般の部では「アドクリエイション部門」「アプリ部門」「イノベーション部門」、企業の部では「アド・キャンペーン部門」「サービス・コンテンツ部門」「イノベーション部門」が設けられています。
「デバイスの機能や特性を活用している」「企画や表現において斬新なアイデアが盛り込まれている」「喜び、驚きといった感動が得られる」かどうかが審査の評価対象です。ノミネート審査を通過した作品が最終審査会へと進み、受賞作品はYahoo! JAPAN インターネット クリエイティブアワードの公式サイトで発表・公開されます。
グッドデザイン賞

総合的なデザイン評価を目的として1957年に生まれたグッドデザイン賞は、国内外問わず多くの企業やデザイナーが参加しており、今や受賞件数は4万件以上に上ります。
「ユーザーが購入・利用できるものであること」「受賞発表日に公表できること」「グッドデザイン賞受賞展で公開展示できること」が応募条件です。グッドデザイン賞を受賞すると「Gマーク」の利用が認められ、優れたデザインであることを証明できます。
AWWWARDS


AWWWARDSは、世界中のWebサイトをWebデザイナーが採点するコンテストサイトです。優れたWebサイトを日替わりや月替わりで紹介しています。AWWWARDSにログインすれば、誰でもお気に入りのWebサイトに投票することができます。評価項目は「デザイン」「クリエイティビティ(創造性)」「ユーザビリティ(使いやすさ)」「コンテント(内容)」の4つです。
AWWWARDSではさまざまな賞を設けていますが、Webデザインに関連する賞として、「Site of the Day(本日のサイト)」「Site of the Month(今月のサイト)」「Sites of the Year(今年のサイト)」が挙げられます。
Site of the Monthに選ばれたWebサイトのうち、特に優れたものがSite of the Yearにノミネートされ、その年の1番のWebサイトを決めるシステムです。
なお、Site of the Dayに選ばれたWebサイトは、1年に1度刊行される書籍『The 365 Best Websites around the World(世界のベストWebサイト365)』に掲載されます。
CSS Winner
CSS Winnerは世界中のデザイナーや開発者たちのWebサイトを「デザイン」「機能性」「使いやすさ」「内容」の観点から審査します。評価得点の20%は一般投票、残りの80%は審査員投票によって決まります。
応募作品は最初、ノミネート作品として評価を待ち、その後一定の評価を得た作品は「Site of the Day」や「Site of the Month」受賞作品としてCSS Winnerのオンラインギャラリーに掲載されます。さらにいずれかの賞を受賞した場合は証明書が発行され、自分の実績をアピールすることが可能です。
たてよこWebアワード
情報を適切に伝えるため、書籍や雑誌、広告やポスターでは縦書きと横書きを使い分けています。従来、技術的な制約などからWebデザインに縦書きを取り入れることは困難でしたが、現在ではCSSで「Writing Modes」を指定してレイアウトを縦書きに変更し、表現の自由度を高めることができるようになりました。
縦書きレイアウトの普及のために企画された総務省後援のアワードが、「縦書きWebデザインアワード」(旧称:縦書きWebデザインアワード)です。
たてよこWebアワードでは、「縦書きレイアウトによる魅力的なWebサイトを制作できるか」が審査されます。特別な参加条件はなく、誰でも参加可能です。
募集内容として「表現的に優れた実用性の高さ」や「Webの新しい可能性が見いだせる斬新さ」が挙げられており、「自由部門」「課題部門」「高校生以下の部」に分けて審査されます。
自由部門ではCSS Writing Modesを利用して自由に縦書きWebコンテンツを制作し、課題部門では提供された課題の素材を用いてWebコンテンツ制作を行います。高校生以下の部では自由部門・課題部門で応募した高校生以下の参加者を特別枠で審査します。優れた作品には最優秀賞や優秀賞などが送られ、Webサイト上に公開されます。
おわりに
Webデザイナーへの就職や転職時には、ポートフォリオや制作実績の提示が求められます。自分のデザインスキルの高さをアピールする際に、コンテストやアワードの受賞履歴は大きな武器です。また、コンテストやアワードに参加することで客観的にWebデザインを評価してもらえるため、自身の強みや弱点を洗い出す良い機会となります。他の参加者の作品から良い刺激を受けられるため、積極的にコンテストやアワードに参加すると良いでしょう。
インターネット・アカデミーの「縦書きレイアウト実践セミナー」が、2016年11月16日に総務省後援で開催され、大盛況のうちに幕を閉じました。インターネット・アカデミーは、今後とも縦書きレイアウトの普及活動に努めてまいります。第2回のたてよこWebアワード(作品募集2017年1月~2月末、結果発表2017年3月中旬)をご期待ください。