Figma(フィグマ)とは?メリットやAdobeとの違いを解説!
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- 2023/03/14

2000年代、Adobeがデザインツールを牽引していましたが、2010年代になると次々に新たなツールが登場し、進化を遂げてきました。現在のデザインツールはますます利便性を増し、人々にも親しまれやすくなってきています。中でもFigma(フィグマ)は、2022年7月に日本語版がリリースされ、現在国内外で注目が集まっているデザインツールです。今回はFigmaの人気の理由を、他ツールと比較しながら解説していきます。

そうですね。Figmaは国内外で多くの大手企業に導入されている注目のツールです。どんなものなのか、一緒に見ていきましょう!
目次
Figmaとは?
Figmaとは、ブラウザ上で簡単にデザインができるツールです。ブラウザさえ起動できれば、場所を選ばずにインターフェース(画面)のデザイン制作ができるため、利便性が高くチーム体制での作業にも向いています。フリープランがあり、無料で利用できるので、誰にでも手軽に導入することが可能です。Figmaは画面デザインを作るツールではありますが、プロジェクトメンバーみんなで同じ画面を見て触り、意見し合うためのコラボレーション機能が非常に充実しています。
オンラインでもより近い距離で仕事ができるので、リモートワークにもうってつけです。デザイナーではない人にとっても便利なツールと言えるでしょう。
2016年のリリース以降、Figmaはわずか数年で「Google」や「Microsoft」「Netflix」「Twitter」などの世界的大企業に導入されています。世界各地のデザイン関係者約3,000人に聞いた「2022年に最も使いたいツール」のアンケートでは、2位に約6倍もの差をつけ、期待度の高さを示しました。
「Figma」をWebで検索してみると、LINE、クックパッド、Yahoo!、NewsPicks、SanSanなどのデザイナーたちがブログなどでFigma導入のメリットを自主的に発信しています。このことからもFigmaの利便性が高いことを知ることができます。
Figmaのメリット
Figmaの便利な点として、Web上で利用できることが挙げられます。アカウントさえ取得していれば、作成したデザインをWeb上で呼び出すことができるため、一度中断した作業でもスムーズに再開できます。新型コロナウイルスの影響で、在宅ワークを取り入れるなど日によって仕事をする場所が異なるケースも増えていますが、そういった場合にも使い勝手の良いツールです。
また、1つのファイルを複数のメンバーで編集できるので、デザイナーのほか、ディレクターなどの制作に関わる様々な役割の人とデータを共有し、相談しながら制作物を仕上げることもできます。スムーズに作業を進められるように最適化された仕様は、オンラインをフル活用する現在のビジネスシーンにぴったりだと言えるのではないでしょうか。
Figmaはハイスキルなデザイナーのみが使えるツールではなく、様々な役割の人が感性をアウトプットし、共有できる仕組みが備わっている魅力的なデザインツールなのです。
Figmaの特徴
まず、Figmaの特徴やどんな方におすすめなのかを解説していきます。
Figmaは無料プランを無期限で利用できる
Figmaは、無料である「スタータープラン」を無期限で利用することができます。作成可能なファイル数には限りがあるものの、ストレージやコラボレータ数(ファイルまたはフォルダに招待されたユーザー数)の制限はありません。個人や小規模チームで利用する分には申し分ない機能が備わっています。
共同でスムーズに編集できる
Figma、Adobe XDともに共同で編集することが可能です。しかし、Figmaの方が共同編集をスムーズに進めやすいといえます。
それは、Figmaはプレビュー画面にリアルタイムで編集内容が反映されるからです。この機能により、クライアントと話し合いながら、その場で修正することも可能になります。
また他のユーザーがどこの作業をしているかを確認したい際、他ユーザーのカーソル自体が表示されているため、他ユーザーの動きが分かりやすいです。
以上のことから、「Web初心者だけど試してみたい」「共同編集をスムーズに行いたい」という方にはFigmaの利用がおすすめです。
こまめに保存する必要がない
Figmaは自動保存をしてくれるので、手動で保存をする必要がありません。
他のグラフィックソフトでも、ショートカットキーを使えば保存すること自体はそんなに手間がかかることではないとはいえ、使用しているツールやパソコンが急に落ちて今までやっていた作業がほぼやり直し...という経験がデザイナーなら1度はあるのではないでしょうか。
Figmaなら自動保存なので急にパソコンが落ちることがあっても最後の作業した状態からまた作業することができます。
そもそも動作が軽いのでFigmaが急に落ちる、なんてことも他ツールに比べて少ないですし、もし落ちてしまっても作業したところからまた始められるため、心配なくデザインに集中できます。
Figmaでできること
ワイヤーフレーム・プロトタイプの作成
Figmaを使えば、Webサイトやアプリの骨子である「ワイヤーフレーム」や、試作品として動作を確認する「プロトタイプ」を作成できます。
「ワイヤーフレーム」とは、Webサイトやアプリケーションのレイアウトを定める設計図のことを指します。どのパーツをどこに配置するかを一目で確認できる重要なデザインです。Webサイトの制作過程では、必ずワイヤーフレームを作ります。
Figmaでは、スマホやPCのフレームが用意されているため、デバイスごとのレイアウトを簡単に作成することができます。
「プロトタイプ」とは「試作品」という意味で、コーディング前に画面遷移やインタラクションの挙動を再現するもののことです。Webサイトやアプリの動きを確認するために作成します。Figmaを使えば、ワイヤーフレームのような「静的」なデザインも、プロトタイプのような「動的」なデザインも作成することができます。
簡単にデザイン共有・共同編集ができる
Figmaは、URLを伝えるだけで制作したデザインを他の人に共有できます。Figmaアカウントを持っていないユーザーでも問題なく共有できるという点が大きな特徴です。
デザインをチェックしてもらう際には「コメント機能」が役立ちます。デザインの一部を選んで簡単にコメントすることができる機能です。従来は、ファイルへの書き出しやメールでの送信などの手間がかかっていましたが、Figmaを使えば、やりとりもスムーズに行える上、認識違いによるトラブルを防ぐこともできます。
また、「共有」だけでなく、同時に複数名でデザインを編集できる「共同編集」も可能です。他人の編集がリアルタイムで反映されるので、テレワークなどで場所が離れていてもスムーズに共同作業できます。
Figma は「Web初心者だけど試してみたい」「共同編集をスムーズに行いたい」場合に向いているといえます。
おわりに
今回はFigmaのメリットやできること、他ツールとの違いをご紹介しました。
Figmaは、多くの国内外大企業で導入されている他、Webデザインの経験がない方にもチャレンジしやすいツールです。無料で簡単に使うことができるので、デザインに興味がある人はもちろん、初心者の方も一度使ってみてはいかがでしょうか。
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