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Webデザインの相場は?駆け出しのフリーランスWebデザイナーが考えるべき「工数にもとづく決め方」ってなに?

  • 2022/12/24
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2030年にはIT人材が約79万人も不足すると言われるなか、Webデザイナーの職に就く人は増えてきています。Web制作会社や企業のWeb制作部署に所属するだけでなく、自由な働き方のできるフリーランスとして活躍したいと考えている方も多いのではないでしょうか。今回は、フリーランスのWebデザイナーを目指す方に向けて、どのようにWebデザインの価格を設定すればよいのか、相場はどれくらいなのか、ご紹介していきます。

AIちゃん
AIちゃん

WebデザイナーとしてWebサイトを作るとき、どうやって制作費用を計算すればいいのかな?

目次

技術力×作業工数(時間)で決まるWebデザインの値段

ビジネスの場において、オブジェクトの値段を決める際によくいわれる「工数」。これは、ある作業が完了するまでに必要な時間と人数のことを指します。Web制作の現場においても、その見積は「技術の利用に対する時間単価」と「実働する作業工数」によって決まります。したがって、作業の多いWebサイトの制作には多くの工数が必要になり、その工数の分、費用もより多く発生します。制作プロセスも見積に大きく影響することを念頭においておきましょう。

フリーランスのWebデザイナーとして活躍するのであれば、慣れるまで作業工数(時間)がかかる可能性が高くなります。そのことをあらかじめ考慮に入れたうえで、見積を策定していきましょう。

Webデザインの種類や特徴によって変わる工数

Webデザイン制作の仕事は、主にWebサイトを制作することです。しかしながら一口にWebサイトといっても、コーポレート(企業)サイトや採用サイト、ECサイト、LP(ランディングページ)、オウンドメディア、サービスサイト、ブランドサイトなど、その形式の種類は多岐にわたります。どの形式を利用するかによって、見積りは大きく変わります。

担当するサイトの種類によってデザインの特徴はさまざまであり、どの場合においても重要なのは、依頼者の要望に沿うデザインを作成することです。そのため、実際の制作に入る前に、依頼者と十分に打合せを重ねることが重要です。この際にも、打合せの回数や時間など、工数によって費用が変動してきます。

フリーランスが作るWebデザインの相場

一般的なフリーランスWebデザイナーでも、時給1500円~5000円と実績によって幅があります。実績があれば別ですが、まだ始めたばかりという方は、高すぎる設定にすると仕事を取得できない可能性があります。ただし、基本的に見積は希望通りにはならないことが多いため、クライアントの交渉によって金額が低くなることを全体に、金額を考えることも必要です(アンカリング効果)。

では、駆け出しのフリーランスのWebデザイナーは、具体的にどのくらいの値段に価格を設定すればよいのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

相場から少し低めに算出をする

まずは、制作会社のWebデザインの相場を見て、それより少し低めに設定することを心がけると良いでしょう。以下、制作会社に頼んだ場合の相場となります。

トップページ 5万~13万円
下層ページ 2万~7万円
派生ページ 1万~3.5万円
アイコン・バナー制作 0.5万~5万円
ロゴ作成 3万~15万円

これより少し低めに設定するとなると、おおよそ下記のようになります。

トップページ 2万~  
下層ページ 0.5万~  
派生ページ 1万~  
アイコン・バナー制作 0.3万~
ロゴ作成 1万~

この際に重要なのは、いかに自分のレベルを理解できているかということです。フリーランスのWebデザイナーの業務形態は個人事業主となるので、値段に対して十分な成果を出すことができず、少しでも悪評がついてしまうと、その後の仕事に悪影響が出てしまいます。ほかのサイトなどと自身のアウトプットを比較して、自身の制作するWebサイトの相場を考えていきましょう。また、作業ごとの自分なりの単価基準をあらかじめつくり、クライアントに提示しておくと、追加の作業依頼があった際に交渉がスムーズになります。

Webデザイナーに求められるスキル

Webデザイナーの理想とされるのは、「Web制作に必要な基本以上のスキル+経験や付加価値」のある人材です。Webデザイナーに求められるスキルは、主に以下の3つのポイントにわけられます。

デザインの基礎的なスキル

Webページの構成要素は基本的に使用目的やかたちがおおよそ決まっています。一般的に言われる「デザインの基本要素」及び「デザインの基本原則」を習得することは必須です。また、フラットデザインやマテリアルデザインといったものや、流行のフォントなど、時流を抑えていることでクライアントの要望に迅速に対応できるようになるでしょう。

デザインツールを使うスキル

一般的に、デザインワークに不可欠なPhotoshopやIllustratorは、基本操作以上のレベルが求められます。

コーディングやプログラミング のスキル

Webデザイナーがマークアップ業務を担当する可能性も大いにあるため、HTML、CSS、JavaScriptを自由に扱える程度のコーディングスキルも必要でしょう。WordPressやPHP、PythonやJavaなどのプログラミング知識があることも大きなアピールポイントになります。

マーケティングのスキル

サイトの種類によってその特徴が変わることは冒頭で述べましたが、ほかにも、「自社の商品を知ってもらいたい」「特定の商品の売上をアップしたい」など、サイトの目的によっても特徴は変わってきます。そのため、マーケティングやSEOに関する知識、コンテンツライティングの経験、個人でブログ運営やアフィリエイトサイト制作の経験があると、サイトをより有効なコンテンツとして扱うことができるようになります。

ビジネスのスキル

ビジネスマナーは、どのような職業においても必要とされます。Webサイト制作の際にも密な協力が必須であり、コミュニケーション能力をはじめ、Webデザインのプランなどを提示するためのプレゼンテーションスキルなど、クライアントの要望を適切にWebデザインに反映させるためにとても重要なスキルです。

以上のようなスキルを身につけると、フリーランスのWebデザイナーとしての市場価値も高まり、活躍の幅は広がるでしょう。

おわりに

Web制作の依頼者(クライアント)は、フリーランスの方に依頼する以外に、すべて自身や自社でオリジナルで制作したり、ホームページ作成サービス(CMS)を利用したり、Web制作会社に依頼したりなど、さまざまな選択肢があります。いかにそういった選択肢を取るよりこの人に制作してもらいたい、と思ってもらえるかが、フリーランスのWebデザイナーの方にとっては重要となります。

自身の得意とするデザインはどのようなものなのか、どのような依頼者の要望であれば自身の能力を最大限生かすことができるのか、しっかりと分析したうえで、依頼を受けたり、仕事を取りに行くなどの工夫ををし、足りない知識や深めたいスキルがあれば積極的に学び、ステップアップを図りましょう。

Webデザイン専門スクールであるインターネット・アカデミーでは、これまで30,000人を超える卒業生を輩出してきました。自分のペースとスタイルで学べるので、働きながらじっくり通いたい方も短期間での就転職を目指す方も自分の都合に合わせて、スケジュールを組むことができます。初心者の方から、さらなるスキルアップを目指す方まで、あらゆるサポートをさせていただきます。ぜひお気軽に無料体験レッスン・カウンセリングにお越しください。

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