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網膜で決済!?急速に広まるキャッシュレス化

  • 2018/02/02
網膜で決済!?急速に広まるキャッシュレス化

日本ではSuicaやPASMO、nanacoといった電子マネーによるキャッシュレスが浸透していますが、 海外ではもっと画期的なキャッシュレスが存在しているのです。 今回はインドで行われているキャッシュレスについて詳しく話していきましょう。

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目次

インドで広まるキャッシュレス化

インドは10年前まで深刻な問題を抱えていました。 それは国民の半数近くが身分証明書を持っていないことです。 なぜこのようなことになるのかというとインドには病院や行政サービスのない村が多く、 そのような村で生まれれば出生証明が得られません。よって身分証明書を得られないのです。 身分証明書を得られないことによる不利益は多く、銀行の口座を開けず、融資も得られない。 保険にも入れないのです。

そこでインド政府は2009年に「アドハー」と呼ばれる一大国家プロジェクトを開始しました。 これは国民一人一人に指紋や網膜スキャンさせることで全国民にデジタルIDを与えようというプロジェクトです。 2016年の時点ですでに国民の95%である11億人に対してID番号を発行しています。 この一大プロジェクトに成功したインドでは次なる目標を打ち立てています。 それは国民すべてに銀行口座を与えることです。 この課題でインド政府は11の事業団体に預金を目的とした決済銀行の設立を許可しました。 そこで認可されたサービスの中には口座開設を促すため無料で生命保険がつけられているものなどがありました。 そのような努力のおかげか決済銀行の設立3年を待たずに口座は2億7000万を超え、 預金額も100億ドルを超えました。

インドでの高額紙幣の発行終了

2016年11月8日にインドのモディ首相は"明日の0時をもって高額紙幣1000ルピーと500ルピーの使用を終了する"と テレビの緊急演説をしました。国内流通量の約86%を占める高額紙幣の急な使用終了の知らせに一時インド経済は大混乱に陥りました。 しかし、この出来事のおかげで一気にキャッシュレス化へとの移行が進みました。

この出来事の背景にはインドの金融システムが抱える多額の不良決済の影があります。 インドでは不良債権額が2009年以降4倍にも膨れ上がっており、大きな問題になっていました。 キャッシュレス化は不正蓄財などの腐敗を防止し、偽札の流通を止めることができます。 これらの点でキャッシュレス化はインド経済に大きな役割を果たしました。 実際に高額紙幣の廃止により、インドの銀行システムに800億ドル以上もの額が新たに預けられました。 このことにより2017年ではインド大手銀行12行で構成されたニフティ銀行指数は約30%上昇しています。

ニフティ銀行指数とは

インドを代表する株価指数で、インドの国際的に上場している銘柄(株式)のうち、時価総額(市場価値)、 流動性、浮動株比率(売られる可能性のある所有株)などの基準を用いて選定した50銘柄の株価を特定のやり方で平均し、 指数化したものです。

まとめ

キャッシュレス改革の中でインドでは通信、テクノロジー関連がこれからも急速に伸びていくことは明確です。 インドで日本のようなインフラを整備するのには莫大なコストと労力がいり、あまり現実的ではありません。 しかし、デジタル化することで大幅にコストを減らすことや、短期間で整備することができます。

では日本のようなインフラがすでに整備されている国ではデジタル化は必要ないのでしょうか? それは違います。日本のような国こそ新たなデジタル化が必要なのです。 すでにインフラが整備されている国は既存のインフラがあるので新たな仕組みを取りいれるのに消極的になりがちです。 しかし、それでは日本は世界から一歩遅れてしまします。 世界の中でほかの国々と対等に渡り合おうとするならやはり新たな仕組みを受け入れなければなりません。

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参考

日本経済新聞 キャッシュレス社会で米国の先を行くインド 世界で加速する「キャッシュレス革命」 キャッシュレス社会、最初に実現するのはインドか

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