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ギグエコノミーとは?新しい働き方を知って自分なりのワークスタイルを探そう!

  • 2023/12/05
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日本国内でも、「ギグエコノミー」という言葉を聞く機会が増えてきています。インターネットを活用したフリーランスとしての働き方が広く普及する現代社会において、知っておきたいワークスタイルのひとつです。今回は、ギグエコノミーとは何か、メリットや課題、将来性などについて解説します。

AIちゃん
AIちゃん

ギグエコノミーって聞いたことあるけど、どういう働き方のことなのかな?

有村先生

ギグエコノミーは、今後知っておくべき新しいワークスタイルです。この機会に一緒に学びましょう!

目次

ギグエコノミーとは?

ギグエコノミーは、フリーランスなどの立場で、特定の企業には就職せず、インターネットやアプリを活用し、単発もしくは短期の仕事を請け負う働き方やそうした仕事による経済形態のことで、世界各国に広がりを見せています。

ギグエコノミーの「ギグ」とは、音楽業界で活躍するアーティストなどが行う、その場限りの単発ライブを指す言葉として使われていました。そこから転じて、インターネットを通じて単発の仕事を受注する働き方のことを「ギグエコノミー」と称するようになりました。また、このような働き方をする人は「ギグワーカー」と呼ばれています。

以前から、通訳やコンサルタントなど高度なスキルを持つ人にはギグエコノミーとしての働き方は一般的でしたが、ネットやITの発達により、さらに幅広い業種での導入が可能になったのです。ギグワーカーは、基本的に就労時間や勤務地の縛りがないため、やり方次第では、社員やアルバイトより自由で気ままなライフスタイルが可能になります。一方、賃金の保障はなく、仕事にかかる経費も原則自己負担。良くも悪くも、自己責任型の働き方です。

シェアリングエコノミーとの違い

よく似た言葉に、「シェアリングエコノミー」があります。代表例として、空き部屋を活用した民泊のAirbnbや、タクシーの代わりに自家用車を利用するUber Taxiなどが挙げられます。

ギグエコノミーと重なる部分もありますが、シェアリングエコノミーはシェアする物に焦点を当てるのに対し、ギグエコノミーは、個人のスキルを提供することに焦点を当てた言葉です。

「副業」も混同されやすい言葉ですが、ギグエコノミーが、その都度単発の仕事を請け負うのに対し、副業は、本業とは別に仕事を持つことを意味するため、単発の仕事に限らず、事業の経営や会社に雇われて働くケースも含まれる点に違いがあります。

クラウドソーシングとの違いとは?

日本国内でもよく話題にのぼるクラウドソーシングは、ギグエコノミーを別の側面から捉えた考え方といえます。

クラウドソーシングは、企業側から見たアウトソーシング手段の一つを指します。アウトソース先が下請けとなる特定の企業ではなく、「クラウドワークス」や「ランサーズ」などのプラットフォームを通じて、企業はフリーランスをはじめとする個人の労働者と受発注の取引を行うことが可能です。プラットフォームを通じて、よりスキルの高い個人と、より安価に直接取引できるのがクラウドソーシングの魅力です。

一方、ギグエコノミーは労働者側の働き方などを俯瞰した経済形態を指します。労働者が自分のスキルや時間を切り売りし、それがビジネスとして成立するのがギグエコノミーなのです。

拡大の背景

仕事に対する価値観の多様化

ギグエコノミーが注目される背景には、長時間労働の解消などにより働き方の選択肢を増やすことを柱とする働き方改革や、プライベートの時間を含めた生きがいに対する価値観の多様化があります。
現代は、小学生のなりたい職業の上位に、「ユーチューバー」がランクインする時代。「終身雇用」「夫は会社、妻は家事」といったワークスタイル像は、女性の社会進出やフリーターの増加が進むに連れて時代に合わなくなり、仕事に求めるものも「人それぞれ」という考え方が主流になってきました。 会社に一生を捧げる人生に魅力を感じず、仕事のやりがいやワークライフバランスを重視したい人にとって、仕事に充てる時間や場所を柔軟に決めることができるギグエコノミーは、望ましい働き方のひとつと言えるでしょう。

深刻な人材不足

多くの企業が人材不足という大きな課題に直面する中で、その解決手段のひとつとして、ギグエコノミーに注目が集まっています
「副業元年」と言われる2018年以降、政府の後押しもあり、副業を解禁する企業が増えていますが、社員が隙間時間に普段とは違う仕事に取り組むことは、会社側にもメリットがあるとみる風潮がでてきたことも、ギグエコノミー拡大の追い風になっています。

日本国内におけるギグエコノミーの市場規模・将来性

アメリカの人材業界専門メディアSIAによると、2018年のアメリカ国内でのギグエコノミーの経済規模予測 は1.3兆円でした。オックスフォード大学インターネット研究所によると、ギグエコノミーの市場は1年で3割拡大すると試算され、プライスウォーターハウスクーパース(PwC)は、7年後には世界で37兆円の市場になると予測しています。

また、ギグエコノミー市場はコロナ禍でも安定した成長が続いています。クラウドワークスの仲介プラットフォ ーム上で成立した契約件数は、2020 年から2019 年の一年間で約 2 割伸びています。月ごとの変動に注目しても、緊急事態宣言などによる急激な減少は見られません。 新型コロナ禍で移動制限があるなかで、ネット上で業務をめぐる一連のやりとりが完結する 「リモート」の強みの表れだと言えます。

ギグエコノミーがもたらすメリット

ギグエコノミーは、労働者と企業の双方に高いメリットをもたらす働き方です。ここでは主に、労働者側の観点から見たメリットを挙げていきます。

フレキシブルで自由な働き方ができる

労働者にとっての最大の魅力は、ネット上のサービスから発注者とやり取りをすることで、世界中のどこからでも好きな時間に仕事ができる点です。ネットのプラットフォームを使えば、家事や介護、育児といったライフスタイルに合った自由な働き方を実現できます。

自分のスキルや価値を正しく見極めてもらえる

ギグエコノミーの特徴は、自分のスキルや価値を見極めてもらえることです。会社員時代の評価に不満を持つ方にとっても大きなメリットといえます。自分の魅力をさまざまな企業にアピールできるため、実力に合った評価や報酬を求める人には、働きやすいシステムとなるでしょう。またギグエコノミーの労働に限りませんが、高いスキルが求められる仕事や、仕事に対して遂行できるギグワーカーが少ない仕事は高給です。

ギグエコノミーを活かした働き方の例・導入職種

AIちゃん
AIちゃん

実際にギグエコノミーの働き方を取り入れてるお仕事ってあるのかな?

有村先生

ギグエコノミーを導入している例としてわかりやすいのは、Uber Eats でしょう。特別なスキルを持たない人でもできる職種として広く普及しています。

ギグワーカーとして働ける職種の代表例を以下でご紹介します。

代行サービス

営業業務や家事などの代行サービスも、ギグエコノミーの代表的な例です。 例えば、テレアポやDM発送などの営業代行サービスを企業が発注するケースや、自宅にハウスクリーニングを依頼するなど、家事の代行サービスもギグエコノミーに該当します。単発で発注、依頼がしやすい代行サービスは、ギグエコノミーと相性が良いと言えるでしょう。

在宅ワーク(ライティング・プログラミングなど)

Webページ作成やアプリの開発など、オンライン上で完結するような在宅ワークも、ギグエコノミーでよく見受けられます。 リモートでどこでも仕事ができるエンジニアにとって、ギグエコノミーはとても親和性の高い働き方です。
世界規模でみると、すでにリモートワークで新興国や東欧などのエンジニアを活用するなど、国を超えたボーダレスな働き方が進んでいます。また、高い専門性と技術を必要とする分野では、かなりの高額報酬を得られます。日本国内でもギグエコノミーの普及によって、いずれは高額報酬を得られる職種もでてくることが予想できます。

建設分野でもギグエコノミーが注目されている

人手不足が顕著な建設分野でも、ギグエコノミーの活用が注目されています。特に、企業が業務をアウトソーシングする分野である、営業職、会計や経理、ソフトウェア開発、クリエイティブ職といった専門職への需要は高く、ギグワーカーの労働力が活躍しています。
例えば、ランサーズというホームページ作成やアプリ開発、ロゴデザイン、ライティングなどの特定のスキルを受発注できるプラットフォームがあります。 登録者は100万人以上で、企業からの依頼額は累計2000億円を超える日本最大級のシステムです。

おわりに

今回は、今後国内でもさらなる普及が見込まれるギグエコノミーについてご紹介しました。自由な働き方を実現したいという方はもちろん、エンジニアとしての転職を考えている方や、現職の社内評価等に不満があるという方には魅力的な働き方なのではないでしょうか。

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