Webスクールはクーリング・オフできる?解約(退会)はどうすればいい?
- ツイート
-
- 2018/04/11
スキルアップを望んでWebスクールに申し込んだものの、「授業の内容やペースが自分に合わない」「急に転勤が決まった」などの理由で、残念ながら解約(退会)に至ることがあります。その際に気になるのが「クーリング・オフができるかどうか」ではないでしょうか。
そこで今回は、Webスクールのクーリング・オフや解約(退会)について、また、中途解約せずに最後まで学ぶためのヒントもご紹介します。ぜひ参考にしてください。
IT業界まるわかりガイドは、日本初Web専門スクールのインターネット・アカデミーが運営する業界情報メディアです。最新の業界情報を、初心者にも分かりやすくご紹介しています。
目次
Webスクールはクーリング・オフできる?
クーリング・オフとは?
原則として、商品を購入したりサービスを申し込んだりと何らかの契約をした場合、消費者が一方的に契約を解除することはできません(販売した側も同様です)。ただし例外があり、訪問販売や悪質な勧誘により強引に契約をさせられた場合、一定の期間内であれば契約を解除することができます。これが「クーリング・オフ」と呼ばれる制度です。
クーリング・オフは消費者保護を目的として、「特定商取引に関する法律(特定商取引法)」やその他の法律で定められています。
Webスクールとクーリング・オフの関係
特定商取引法では、訪問販売、電話勧誘販売などをクーリング・オフができる取引とし、それぞれ契約解除できる期間を定めています。
このクーリング・オフができる取引の中に「特定継続的役務提供」があり、6つのサービスが含まれています。
- エステ
- 語学教室
- 学習塾
- 家庭教師
- パソコン教室
- 結婚相手紹介サービス
Webスクールは「パソコン教室」に含まれ、受講中であってもクーリング・オフが可能です。
しかし、特定継続的役務提供のクーリング・オフは契約書(申込書)を交わしてから8日以内を対象としています。
クーリング・オフの手続き方法
クーリング・オフは期間内に、必ず書面で行いましょう。クレジット契約をしている場合は、販売会社であるWebスクールと信販会社に同時に通知する必要があります。
1.書面に解約の意思を記す
契約年月日、申し込んだサービス名、金額などを記し、「契約を解除するので代金を返金してほしい」旨を明記します。
2.書面の両面をコピーして保管する
あとの証拠とするため、提出書類の両面をコピーして手元に残しておきましょう。
3.送付した履歴を残す
郵送した記録を残しておくため、特定記録郵便や簡易書留で送ることをおすすめします。
これでクーリング・オフの手続きは完了です。もし「授業の内容やペースが合わない。ついていけるだろうか」という不安を感じている場合は、クーリング・オフの前にWebスクールに相談してもよいでしょう。学習法などのアドバイスを受けることで、クーリング・オフせずとも悩みを解消できるかもしれません。
解約(退会)するにはどうすればいい?
特定継続的役務提供であれば、クーリング・オフをすることができる8日の期限を過ぎても中途解約が可能です。解約・退会の方法については、各スクールの窓口に確認しましょう。
ただし、中途解約をする場合は、解約の時期により解約料が生じるため注意が必要です。
解約料には上限が定められていて、「役務提供開始前解約料」と「役務提供開始後解約料」の2つに分かれています。サービスを受ける前であれば前者、サービスを受け始めてからの解約であれば後者が解約料の上限です。
Webスクールの場合、受講前なら解約料の上限は15,000円です。講座開始後の場合は、5万円または「契約残額の20%相当額のいずれか低い額+提供されたサービスの対価に相当する額」が解約料の上限になります。
受講途中で解約(退会)せずに済むために
ここまで、Webスクールをクーリング・オフまたは中途解約する方法についてご案内してきました。万が一、解約(退会)することになった場合も、消費者として保護されることが分かり、安心していただけたことかと思います。
しかし、悪質な勧誘や強引な契約があったのでなければ、クーリング・オフや中途解約のような事態は避けたいもの。せっかくWebスクールに通って学ぼうと思い立ったのですから、できる限り講座を受講し、習得したスキルを仕事に活かすことで、自己投資した分以上のリターンを得たいとお考えの方が多いはずです。だからこそ、スクール選びの段階でよく検討し、信頼できるスクールに申し込むことが重要です。
この章では、中途解約やクーリング・オフをせずに済むよう、Webスクールの選び方のポイントをご紹介します。
1.公式Webサイトで特長を確認する
「どのようなカリキュラムがあるのか」や「優れた卒業生実績があるかどうか」といったスクールの特長は、Webスクールの公式Webサイトに掲載されています。インターネット・アカデミーでも、講座紹介や卒業生実績、スクールの実績などを詳しく紹介しています。
また、注意点としては、必ずWebスクールが提供する公式の情報を確認しましょう。インターネット上にはランキングサイトや口コミ用の掲示板など情報があふれていますが、非公式なサイトでは間違った情報が含まれていることがあるため、それらを過信しないことが大切です。気になる点は、無料体験レッスンなどで直接自分の目で確認し、質問をして解決すると良いでしょう。
2.無料体験レッスンに参加する
インターネット・アカデミーはもちろん、多くのWebスクールが無料体験レッスンを実施しています。
実際にスクールで行われている授業を無料で体験することができるため、教室や受講生の雰囲気、講座のレベルなどを確かめることができます。
またインターネット・アカデミーでは、WebデザイナーやWebプログラマーのお仕事を体験することもできます。具体的にどんな仕事をするのか分からない、業界のイメージを掴みたいという方にピッタリです。
3.カウンセリングでスクールへの疑問を解消する
Webスクールでは、スタッフとのカウンセリングの場を設けているところもあります。 後悔しないためにも、カウンセリングで疑問点や不安を解消することが大切です。なぜ受講したいと思ったのか、例えば「資格を取りたい」「就職活動に備えたい」といった目的を伝えると、より具体的なアドバイスをもらえるでしょう。
インターネット・アカデミーでは、業界の情報に卓越した「キャリアプロデューサー」がカウンセリングを担当し、受講中の無理のないスケジュールや通い方、卒業後の夢の実現やキャリアアップのことまで、ご相談をお受けしています。ぜひなんでもご質問ください。
おわりに
今回は、Webスクールをクーリング・オフや解約(退会)する方法をご案内しました。万が一、受講の継続が不可能な状況になってしまったとしても慌てることはありません。まずはWebスクールの規約と必要な手続きを確認しましょう。
しかし、講座の途中で解約するとなると、それまでの費用や時間が無駄になってしまうことも確かです。特にミスマッチが原因の場合の解約は悔やんでも悔やみきれないため、無駄なロスを防ぐためにも、Webスクールを選ぶ際はインターネット上の情報に惑わされず、無料体験やカウンセリングを利用して、しっかりとカリキュラムや授業について自分の目で確かめましょう。
インターネット・アカデミーでは、みなさまに安心して受講していただけるよう、体験レッスンや授業見学、カウンセリングを随時実施しています。ぜひお気軽にご利用ください。