ワンクリックで個人情報が漏洩!?その対処法とは

ワンクリックで個人情報が漏洩!?その対処法とは

今回は、近年巧妙化しているワンクリック詐欺について、実際の被害例も取り上げつつみていきましょう。

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目次

スマートフォンを利用したワンクリック詐欺

スマホでインターネットをしていたら、ブラウザに高額の請求画面が表示され、同時にカメラのシャッター音がパシャ! 突然、こんなことが起こったら驚愕してしまいますよね。

最近、このようなスマホを利用した巧妙なワンクリック詐欺が増えています。

かつてはパソコンを中心に被害が報告されてきたワンクリック詐欺ですが、2011年頃からスマホにおける被害が増加しました。

情報処理推進機構(IPA)によると、 IPAに相談が寄せられるスマホのワンクリック詐欺の件数は、2014年4月に急増後、高止まりの状況が続いています。

そして、2014年12月からはその相談内容に変化がみられるようになりました。かつてはシンプルに「請求画面が表示された」というものが中心でしたが、 「請求画面が表示されると同時に、写真を撮られてしまったようだ」という内容が増えています。

詐欺師に写真をとられた?

ワンクリック詐欺では、主にアダルトコンテンツを装って、ユーザーに何らかのボタンをクリックさせます。 スマートフォンのブラウザに詐欺の請求画面が表示されると、同時にカメラのシャッター音がします。

これは、ブラウザ上で音楽データを再生させることができるからです。実際は、ブラウザによるウェブサイト閲覧だけでは、 スマホのカメラ機能をコントロールすることはできませんし、 写真を詐欺師の元へ送信したりすることはもちろんできません。

音楽データを再生する狙いは、被害者が写真を撮られたと思って動揺し、慌ててメールや電話で詐欺師に連絡を取らせるよう仕向けることです。

個人情報が漏洩?!

これに似た手口としまして、アダルトコンテンツを閲覧するために動画再生ボタンをクリックすると、 請求画面と同時にIPアドレスやリモートホスト、プロバイダの情報などが表示されます。

これも個人情報をブラウザに表示させているだけで、実際に詐欺師が被害者の情報を盗んだわけではないのですが、 被害者を慌てさせて支払わせようとする意図があります。

このワンクリック詐欺の一歩進んだものとして、アダルトコンテンツ閲覧に必要なアプリと称して、 ワンクリックウェアをダウンロードさせようとすることがあります。

これを不用意にインストールしようとすると、カメラのシャッター音や請求画面とともに、 端末のメールアドレスや、電話番号、ID等の情報を特定のサーバーに送信し、 GPSを用いて位置情報を取得するなどの動作を行います。

このアプリをダウンロードしてしまった場合は、情報が盗まれてしまいます。

電話を発信

自動的に電話を発信させるというウェブサイトも存在します。

ウェブサイトにアクセス後、登録完了画面を表示後に、 登録情報が記載されたメッセージが表示され、OKボタンをタップしてしまうと、 電話発信を確認するメッセージが表示されます。

ここでも電話発信の操作をしてしまうと電話がかけられてしまいます。

電話発信をキャンセルしようとしても、登録完了画面に戻って再びメッセージが表示されます。 被害者は電話をかけない限りブラウザが使えなくなったと勘違いして、電話を発信してしまうのです。 この際、被害者が電話を非通知設定にしていても、186が自動で追加されていて、電話番号が相手に通知されてしまいます。

詐欺に遭っても落ちついて

ワンクリック詐欺と思われる請求画面が表示されても、 決して慌てず、ブラウザに表示された請求画面を消しましょう。 決して詐欺師に連絡を取ってはなりません。

もしも連絡をしてしまった場合は、最寄りの消費生活センターに相談して下さい。

また、今回の記事ではアダルトコンテンツをメインに説明しましたが、 動画投稿サイトなど、アダルトコンテンツ以外のサイトのリンクに ワンクリック詐欺が仕込まれていることがあります。 「アダルトコンテンツなど利用しないから自分には関係がない」と思わずに、 オンライン上の不審な請求には十分注意して下さい。