プロ野球中継がテレビからインターネットにシフトした理由とは?
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- 2018/04/16
「近年、野球中継をテレビであまり見かけない・・・」
そのように感じている人が増えてきているのではないでしょうか。事実、2001年まではプロ野球の巨人戦のほとんどすべてが地上波中継されていたにもかかわらず、2015年には、わずか7試合までに落ち込んでしまいました。
しかし、野球人気自体はむしろ高まってきています。2001年度から比べると2017年のセントラルリーグ全体での観客動員数は約100万人増えています。
つまり、野球のテレビ中継の減少には野球人気のほかに原因があります。それは、野球中継のテレビからネットへのシフトです。そのシフトにはCMのシステムの違いが関係しています。
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目次
テレビCM
テレビCMでの収益はテレビ番組の視聴率と密接な関係があります。視聴率が低い番組の途中で流されるCMは当然視聴者数が少なくなるためテレビ側が稼げなくなってしまいます。
そんな中、近年YouTubeなどネット動画の閲覧サイトの人気に伴って、テレビ離れが加速しました。その影響でテレビ全体の視聴率は低下しつつあります。野球中継も例外ではなく、視聴率が下がりました。その結果、野球中継ではテレビ側が稼げなくなり、テレビの野球中継の減少につながったのです。
インターネットCM
インターネットCMにはテレビCMにない特徴が3つあります。
1つ目は、インターネットCMはテレビCMに比べて安価で作れるということです。
2つ目は、行動ターゲティングが可能だということです。例えば、カレーに関する記事の閲覧が多い人に対してカレーのCMを優先的に流すなど、より費用対効果の高い広告配信ができるようになったのです。
3つ目は、データの正確性です。テレビCMは、閲覧数を視聴率からあくまで推定することにとどまります。一方、インターネットCMはサーバー履歴からほぼ正確な閲覧数を確認できます。以上3つの点からテレビCMよりもインターネットCMの方が効率的に稼げるためにスカパーやスポナビライブなどのネット中継が増加したのです。
まとめ
テレビCMに比べて低コスト、ターゲティングが可能、データが正確という商業的に効率の良いインターネットCMの台頭によりプロ野球中継のネットシフトが進みました。他の娯楽も決して例外ではありません。スマートフォンやタブレットの普及が進んだことも相まって今後インターネット広告は急成長しており、重要性は高まってきています。2018年にはインターネットの広告費がテレビ広告費を上回るという予測がたっているほどです。
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