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Web担当者注目!企業のブランド戦略に必要な3つのブランディング手法とは?

  • 2022/10/21
ブランディング手法

企業のブランド戦略は、長期的な利益を生み出すために有効なマーケティング戦略の一つです。ブランド戦略として「ブランディング(ブランド化)」があります。多くのWeb担当者が、ブランディングすなわち企業の価値を分かりやすくイメージできる「ブランドの創出」に注目しています。
今回は、企業のブランド戦略に必要な3つのブランディング手法をご紹介します。

AIちゃん
AIちゃん

ブランディングって、「ブランド」をつくるということかな?なんだかおもしろそう!

有村先生

自社の商品やサービスの魅力が伝わるストーリーを打ち出して、ブランドイメージを確立することも重要なマーケティング戦略のひとつです。今回は、ブランディングの手法について学びます。

目次

企業のブランド戦略とは?

ブランディング手法の前に、まず企業のブランド戦略について、そもそも「ブランド」とは何かというところからご紹介します。

ブランドとは「自社と他社を区別する要素」

ブランドとは何かを説明するのは意外と難しいのではないでしょうか。アメリカの著名な経営学者(マーケティング論)であるフィリップ・コトラー教授は、ブランドを以下のように定義づけました。

「ブランドとは、個別の売り手または売り手集団の財やサービスを識別させ、競合する売り手の製品やサービスと区別するための名称、言葉、記号、シンボル、デザイン、あるいはこれらの組み合わせ」

つまり、ブランドとは「自社や自社提供の製品・サービス」と「他社や他社提供の製品・サービス」を区別するための記号やデザインなどの要素のことをいいます。 また、ブランディングとは、ブランドを顧客に認識してもらうための活動全般のことを指します。

企業のブランド戦略とは

企業のブランディング活動は、自社ブランドを消費者に理解・浸透させるための行動、例えばCMやポスター、キャンペーンなどによって行われます。
これらの活動を通して、競合他社との差別化を図り、自社の商品やサービスのほうが他社よりも価値があると印象づけるのです。

企業のブランド戦略は、ブランディングの対象によって「製品・サービスブランディング」「アウターブランディング」「インナーブランディング」の3つの手法に分けることができます。ここからは、それらの手法をご紹介します。

【1】製品・サービスブランディング

製品・サービスブランディング

「製品・サービスブランディング」とは、企業の製品やサービスに関するブランディング手法です。

製品・サービスブランディングの主な目的は、製品やサービスのブランドイメージを消費者に認知してもらうことにあります。

製品・サービスブランディングの手法

製品・サービスブランディングの手法を簡単にご紹介します。

1.ブランドに関する基本的なデザイン要素を決める

ロゴやコーポレートカラー、キャッチコピーなどの視覚的要素を企画・決定します。

2.ブランドに関する基本ルールを決定する

ブランドが持つ世界観を制定したり、広告やメディア露出などにおいてブランドを表現する際の詳細なルールを整えたりします。

製品・サービスのブランディングが成功すると、消費者は製品やサービスの内容だけでなくブランド自体にも価値を見出して、その製品やサービスを長く愛用してくれるようになります。ロゴやキャッチコピーだけで他社製品・サービスとの差別化を図ることができるため、価格だけで競争することを避けられるというメリットがあります。

【2】アウターブランディング

アウターブランディング

2つめのブランディング手法は「アウターブランディング」と呼ばれる、社外に向けてブランドの意識付けを行う手法です。

アウターブランディングの主な目的は、消費者に向けて企業の強みや持ち味などの特徴を積極的に発信することで、企業が提供する商品やサービスに対するイメージに一貫性を持たせるよう働きかけることにあります。

製品がどれだけ優れていても、消費者に「どれだけ良いものか」が伝わらなければ意味がありませんし、パッケージなどの見た目がパッとしないと購入意欲を湧かせません。そこでアウターブランディングが必要となるのです。

アウターブランディングを成功させるには、企業関係者に自社の強みや持ち味を共有しておくことが大切です。ここでいう企業関係者とは企業の経営陣、そして全従業員を指しています。自社製品・サービスを効果的にアピールするためには、経営陣だけ、広報部だけ、Web担当者だけのような、一部が知っていればいいということは決してありません。
いかに企業全体にブランドに関する情報を共有し、意識付けすることができるかがブランド戦略の成否に関わるのです。

そこで3つめのブランディング手法「インナーブランディング」の登場です。

【3】インナーブランディング

インナーブランディング

3つめのブランディング手法「インナーブランディング」は、先に述べた通り社内に向けてブランドの意識付けをする手法です。

インナーブランディングの目的は、企業内部の人たちにブランドを浸透させることで、それぞれがブランドに価値を持たせ、さらに高めるために何ができるかを考えるきっかけを作ることです。

なぜ、企業外のみならず内部を対象にブランディングする必要があるのかというと、いくら企業がアウターブランディングに取り組んでも、内部の従業員が自社の強みや業務上のビジョンについて正確に認識していなければ、その効果を十分に発揮できないからです。

インナーブランディングの具体的な方策は、主に「会社の方向性や理念の、従業員への周知徹底」です。例えば、ブランド化に向けて従来の企業理念をブラッシュアップしたり、クレド(従業員向けの企業方針)や社内向けインナーブランディングサイトを制作したりといった活動が挙げられます。

おわりに

今回は、企業のブランド戦略に必要な3つのブランディング手法をご紹介しました。ブランド戦略は、企業イメージを高めて企業自体や商品の価値向上を図るために欠かすことができない活動です。ブランディングは企業全体で取り組むべきものですが、Web担当者も企業のブランド戦略において大きな役割を担っています。WebサイトやSNSでの表現は「企業のブランド戦略の一端」であると考え、常にブランディングを意識して臨みましょう。

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