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Webマーケティング|フレームワーク「PDCA」の意味・「PDCAサイクル」の回し方とは?

  • 2022/09/28
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ビジネスシーンにおいて活用すると便利な思考の枠組みである「フレームワーク」。その種類は豊富にあり、目的に応じて使い分けが必要です。その中でも、幅広い分野で用いられているフレームワークがPDCAです。目標達成のための施策や業務計画を立てても、思う通りに成果が出せなかったり、失敗してしまうことがあります。そんな時はPDCAサイクルを回して、業務の進め方をブラッシュアップしていくことが重要です。今回はPDCAの意味やPDCAサイクルの回し方についてご紹介します。

目次

PDCAサイクルとは?

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PDCAとは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)というサイクルを繰り返すことにより、業務の効率化を図るためのフレームワークです。もともとは、製造業における品質管理や生産管理の手法として提唱されましたが、今日ではあらゆる場面で利用されています。

PDCAサイクルの回し方

それでは、PDCAサイクルの回し方について、プロセスごとに見ていきましょう。

1.Plan(計画)

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目標を設定し、その目標を達成するための計画を立てます。
後で評価がしやすいように、できる限り定量的な(数値による)目標を設定することがポイントです。計画を立案する際は、「いつ(When)、どこで(Where)、誰が(Who)、何を(What)、なぜ(Why)、どのように(How)」という5W1Hに注意しましょう。

2.Do(実行)

Planで計画した取り組みを実行して、その結果を記録します。計画を実行してみると、さまざまな想定外の事象も起こるでしょう。このような事象をきちんと記録しておくことで、次のプロセスで質の高い評価が行えるようになります。

3. Check(評価)

取り組みが計画通り実行され、設定した目標が達成されたのかを評価します。目標と結果を比較し、目標を達成できた要因(もしくはできなかった要因)を明らかにします。

4. Action(改善)

判明した問題点の解決策を考え、その解決策を次のPDCAサイクルにつなげます。

PDCAを実践する上でよくある失敗例

PDCAの実施方法によっては、期待しているような効果を得られない場合もあります。代表的な失敗例として、以下の3つを挙げることができます。

PDCAサイクルを1周しか回していない

PDCAサイクルは、繰り返し回すことが欠かせません。PDCAサイクルを1周回して「効果が得られない」とやめてしまうのではなく、継続して取り組むことが重要です。PDCAサイクルを何度も回すことによって、見落としていた問題点の発見や解決につなげることができます。

PDCAの中で抜けているプロセスがある

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PDCAサイクルは、計画・実行・評価・改善という各プロセスを、省略せずに行うことが大切です。例えば、計画が適切に実行されていない、評価の際に問題点をチェックし切れていない、改善が十分のまま次のサイクルを回してしまうなど、プロセスに抜けがあれば、PDCAサイクルは空回りしてしまいます。

最初から高すぎる目標を設定している

最初から高すぎる目標を設定し、その目標に合わせて計画を立てると、その後のプロセスに無理が生じてPDCAサイクルを回せなくなります。はじめは現実的な目標を設定し、PDCAの各プロセスを丁寧に進めていくことを心掛けましょう。

おわりに

今回はビジネスで広く利用されるPDCAについてご紹介しました。PDCAは有効なフレームワークですが、実施して短期間ですぐに効果が上がるとは限りません。十分な効果を得るためには、PDCAサイクルを回し続けることが大切です。特に、Webマーケティングの分野においては、Webがすぐに改善できるメディアだからこそ、PDCAサイクルをいかに早く回すかが、そのままWebサイトの成果に直結します。

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