AIが小説家になるかも!?進化し続けるAIと今後の予想
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- 2022/11/11

IT世界の発展は目覚ましく、世界は常に進化し続けていっています。AIが様々な場において活躍することもめずらしいことではなくなり、私たちがそのようなニュースに驚くことも少なくなりました。それどころか、AIが書いた小説が賞を受賞したりと、AIの活躍の幅は日に日に大きくなっています。そもそも、人間ならではのクリエイティブな創作活動はAIにも出来うるのでしょうか?今回はAIと小説に焦点を当て、AIの書いた小説やそのポテンシャルについてお話ししていこうと思います。

AIもどんどん進化してますからね。AIの小説の現状とこれからを一緒に見ていきましょう!
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目次
AIが作った小説はどんなもの?
2022年10月31日、デジタルメディア研究所は、AIが文章を生成するサービスである「AIのべりすと」を使った初の文学賞を発表しました。受賞したのは、高橋雄哉氏の『798ゴーストオークション』です。新たなAIの形をつくることを目標にした"きまぐれ人工知能プロジェクト作家ですのよ"というAIプロジェクトをはじめ、AIによる文章・小説作成アプリケーションソフトウェアである「AIのべりすと」の登場などからも、AIの書く小説への注目度の高さがうかがえます。
これまでのAIは、膨大なデータを分析することによって問題を解決していくものであり、高度な分析ソフトのようなものでした。そこから人間の感情の動きを理解することを目標とする小説AIを作り上げるのはかなり難しいことです。実際に今の段階ではAIによって作られた小説はAIの力が2割、人間の力が8割ほど。現状のAIにできることは人間が作ったストーリーをそれに対応する日本語を選び文章を構成することです。例えば"最初は天気について話す""次に主人公についての話をする"といった物語の構成や形式を人が考え、AIはそれに合った単語を選び、文章を書いていくのです。
まだまだ目標としているAI像とは程遠いですが、AIの作品にそのAIならではの特徴を持たせ、作者性を作り出す研究も行われています。研究に取り組んでいるのは、先述の"きまぐれ人工知能プロジェクト作家ですのよ"というAIプロジェクトに携わった松原仁教授です。松原教授は、これが実現できれば将来的に、AIが自身の好きな作家性・文体を分析し、それに合わせて小説を書いてもらうことができるかもしれないと語っています。
AIが100%小説を作ることはできるの?そしてそれは面白いの?
AIが100%小説を作ることは現時点でも可能です。しかし文脈に齟齬が出ないか、その小説が面白いのかといった点において改善がまだまだ必要なのです。AIはプログラミングによって文章を作成します。400字程度の3つの話が連なる作品の場合100万種類くらいの話を作り上げることができます。しかしAIは現時点で文章を読むということができません。文章を書きだすことができてもその内容を理解することができないのです。例えばAIの小説に「僕」という言葉が出てきたとします。AIは「僕」を人間の中でも男性が使う一人称という風には理解していません。僕という言葉を記号のようにしか理解していないのです。しかし、AIも文章理解ができるようになる可能性が出てきました。実際、AIが文章読解のスコアで人間を超えたというデータも公表されています。AIが文章を本当に理解できるようになり、言葉の意味を理解したうえで小説などを執筆することができる未来も、そう遠くないのかもしれません。
まとめ
これまでAIの書く小説についてお話していきましたがいかがでしたでしょうか?AIが小説を書くなんて、と思っていたのに、これからはそれが当たり前になっていく可能性が出てきています。このように、ITの世界はめまぐるしく発展していくのです。驚きのスピードで変化し、広まっていくITを学んでみませんか?ITを学ぶことは、きっと自分の人生を豊かにしてくれます。
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AIが書いた小説が話題になったりしていますよね。これからどんなふうに発展していくのかな