AIが小説家になるかも!?進化し続けるAIと今後の予想

AIが小説家になるかも!?進化し続けるAIと今後の予想

少し前までAIが将棋や碁で活躍したりして世間をにぎわしていましたね。 テーブルゲームの世界でもAIの力が通用するということがわかりAIに対して新たな取り組みをしていこうという人々が出てきました。 人間ならではのクリエイティブな創作活動がAIでできるのでしょうか? 今回はAIに小説を書かせようとする人々について話していこうと思います。

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目次

AIが作った小説はどんなもの?

2015年にAIが作った小説が"第3回星新一賞"の一次審査を突破しました。

その日は、雲が低く垂れ込めた、どんよりとした日だった。部屋の中は、いつものように最適な温度と湿度。洋子さんは、だらしない格好でカウチに座り、くだらないゲームで時間を潰している。(「コンピュータが小説を書く日」より引用)

これはAIが書いた小説の一部分です。この作品は"きまぐれ人工知能プロジェクト作家ですのよ"というAIプロジェクトからできました。将棋AIなどが名人にも勝つことができるようになり、ある程度この先の見通しが見えてきました。そこでこのプロジェクトは新たなAIの形を作ることを目標にしたのです。プロジェクトに取り組んだ松原仁教授は将棋AIに続く新たな目標としてAIに感性を持たせることはできないだろうかと考えました。そしてその一環としてクリエイティブな発想が求められる小説を書かせるということに至ったそうです。

これまでのAIというものは膨大なデータを分析することによって問題を解決していくものであり、高度な分析ソフトのようなものでした。そこから人間の感情の動きを理解することを目標とする小説AIを作り上げるのはかなり難しいことです。実際に今の段階ではAIによって作られた小説はAIの力が2割、人間の力が8割ほど。現状のAIにできることは人間が作ったストーリーをそれに対応する日本語を選び文章を構成することです。例えば"最初は天気について話す""次に主人公についての話をする"といった物語の構成や形式を人が考え、AIはそれに合った単語を選び、文章を書いていくのです。

まだまだ目標としているAI像とは程遠いですが、AIの作品にそのAIならではの特徴を持たせ、作者性を作り出す研究を行っているそうです。松原教授はこれが実現できれば将来的に、AIが自身の好きな作家性・文体を分析し、それに合わせて小説を書いてもらうことができるかもしれないと語っています。

AIが100%小説を作ることはできるの?そしてそれは面白いの?

AIが100%小説を作ることは現時点でも可能です。しかし文脈に齟齬が出ないか、その小説が面白いのかといった点において改善がまだまだ必要なのです。AIはプログラミングによって文章を作成します。400字程度の3つの話が連なる作品の場合100万種類くらいの話を作り上げることができます。しかしAIは現時点で文章を読むということができません。文章を書きだすことができてもその内容を理解することができないのです。例えばAIの小説に「僕」という言葉が出てきたとします。AIは「僕」を人間の中でも男性が使う一人称という風には理解していません。僕という言葉を記号のようにしか理解していないのです。しかしそのAIならではの問題点が小説に新たな革新性をもたらすかもしれません。AIはボードゲームの中で今まで人間が予想していなかったやり方で勝利を収めるようになりました。

それは今まで人々が「この戦い方はしないほうが良い」という戦い方を、AIは取り除かずに公平に並べて最良の方法を選んで実行しているからです。人間が今まで見落としていた、馬鹿げているやり方をAIは忌避なく取り込むことができるのです。AIが人間の感性を予測して小説を書くことは原理的には可能です。AIが人間にとって面白い小説を書けるかどうかは人間の手にかかっているのです。AIにはたくさんの可能性が秘められているようです。

まとめ

これまでAIに小説が書けるかを話していきましたがいかがでしたでしょうか?AIが小説を書くなんて疑わしく思う方も多いと思います。しかし、一昔前はスマートフォンのようなものができるなんて予想がつきませんでした。ITの世界の発展はとても速いです。今信じられていないものが将来当たり前になる世界なのです。こんなに発展して広まっていくITを学んではみませんか?ITを学ぶことはきっと自分の人生を豊かにしてくれます。

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参考

AIが小説を書く、その仕組みと未来 AIが書いた小説は面白いのか? SF作家とSFマガジン元編集長が語る「AI作家」の限界 「AI」が書いた小説はどれだけ面白いのか