NotebookLMとは?使い方やChatGPTとの違いを解説!
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- 2024/11/20
次々に生成AIのサービスが登場する中、また新たに2024年6月にGoogleがNotebookLM」 「日本語版の提供を開始しました。


簡単に言うと、NoteBookLMは資料を基に会話できるAIです。Googleは、NoteBookLMのことを「ユーザーの思考をサポートするパーソナライズされた AIコラボレーター」と説明しています。
目次
NotebookLMとは?
NotebookLMは、ユーザーがアップロードしたデータに基づいて、その情報に対応した質問に回答する機能を持つ生成AIツールです。NotebookLMでは、基本的に事前に読み込ませたデータのみを参照して質問に対する回答を生成します。そのため、事前に取り込んだデータにない情報やリアルタイムの情報についての質問は回答されません。
「Gemini 1.5 Pro」が搭載
NotebookLMは「Gemini 1.5 Pro」を搭載しており、マルチモーダル機能によってテキストだけでなく、画像、グラフ、図表などのデータも処理することができます。
NotebookLMは画像単体で読み込ませることはできませんが、アップロードされた資料内の画像を解析して回答を生成することができます。画像に含まれる情報を要約したり、特定の部分を説明したりすることが可能です。
NoteBookLMの使い方
想定される使い方
- 論文や利用規約など長い文章を要約してもらう。
- 過去の議事録から、前回までの決定事項を教えてもらう。
- Webサイトから必要な情報を抽出してもらう。
NoteBookLMは、上記のように学業やビジネスシーンなどさまざまなシーンで活躍ができます。

NotebokLMを使えば、長い文章を読まずに要約や知りたいポイントを教えてもらえます。実際に、2024年10月から施行される年金制度改正法について聞いてみましょう。ちなみに元ソースは以下のような29枚に及ぶPDFです。


文字がたくさんあって読むのに時間がかかりそう...。こういう時にNoteBoookLMに助けてもらえばいいんだね!
操作方法
①新しいノートブックを開く
まずは、左上の「新しいノートブック」をクリックしてはじめます。

②アップロード元を選択
自分が読み込ませたいソースの形式を選択します。

③アップロードさせたいソース元を入力
今回は、厚生労働省のWebサイトURLを使用します。

読み込ませたソースの概要と質問候補を提示してくれます。


何も質問しなくても、概要をまとめてくれるんだね!
④画面下にあるチャット欄に質問を入力
質問の候補の中から選ぶことも、オリジナルの質問をチャットで聞くこともできます。


年金制度が改正された主な目的を質問したところ、500文字程度でわかりやすく答えてくれました。
NotebookLMとChat-GPTの違いは?
下記は、NoteBookLMとChatGPTの機能をそれぞれ比較した表です。
機能 | NotebookLM | ChatGPT |
---|---|---|
|
十分に対応 |
URL参照が限定的 |
|
できない |
できる |
|
高い |
やや低い |
|
無し |
有り |
|
試運転期間のため無料 |
無料版・有料版有り |
Embeddingとは...
ChatGPTに覚えさせたい知識を埋め込み(Embedding)することができます。NotebookLMの主要機能がこれです。ChatGPTはファイルアップロードには対応していますが、URL参照は限定的です。
Custom Instructionsとは...
生成AIに「知っておいて欲しい前提条件」と、「どのように応答してほしいか」を設定することができる機能です。ChatGPTは、有料版・無料版ともに提供が開始されています。
注目すべきは情報の機密性
NoteBookLMにアクセスすると、まず初めに下のようなダイアログが表示されます。NotebookLMはAIに登録したデータは学習には利用されない、サービス改善目的で人間のレビュアーが資料や回答を確認することはある、という内容です。

ChatGPTは、入力された情報を学習データとして利用することがあります。企業の機密情報や個人情報を含むデータの入力は、情報漏洩のリスクを孕んでいるため、利用に不安を覚える方もいるでしょう。
一方、 Google NotebookLMは入力した情報をAIの学習データとして利用することはありません。機密情報や個人情報を含むデータでも安心して扱うことができます。
また、Google NotebookLMは、Googleの強固なセキュリティシステムによって保護されています。アクセス権限の設定も細かく行えるため、情報漏洩のリスクを最小限に抑えることが可能です。
おわりに
NotebookLMは、まだ試験運用中ながらも優れた記憶、検索、編集能力を持っており、既に実務レベルで利用可能な能力が備わっています。
NotebookLMの登場によってメモを元にAIと一緒に仕事のアイデアを膨らませたり、研修の効率化、学生の方ならテスト勉強など。IT業界以外でも直接的に応用することができるようになりました。
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