【Java入門】IDE「NetBeans」とは?使い方をご紹介!
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- 2018/02/03
IDEとは「Integrated Development Environment(統合開発環境)」のことで、プログラム開発に必要な機能を備えたツールを指します。Javaのプログラム開発を効率よく進めたいのなら、ぜひIDEを利用すべきです。
今回はJava IDEの1つであるNetBeansについて、その特徴や使い方についてご紹介します。
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目次
NetBeansについて
NetBeansとは
NetBeansは、プロジェクト管理機能や入力支援機能を備えたオープンソースのIDEです。Javaアプリケーション開発の統合環境として開発が始められたNetBeansですが、現在ではJavaのみならずJavaScriptやPHP、CおよびC++など、多くのプログラミング言語をサポートしています。Java EEなどJavaによるWebサービス開発のための環境も用意されています。
インストール方法
NetBeansには日本語の公式サイトが存在します。公式サイトトップページの「ダウンロード(日本語版)」をクリックすると、ダウンロードページが表示されます。Java SE(もしくは「Java EE」「すべて」)を選んでダウンロードボタンを押すと、ダウンロードが開始されます。その後はインストーラを起動し、指示に従ってインストールしてください。
NetBeansの特徴
開発に必要な機能がそろっている
コードのコンパイルやプログラムで利用するライブラリのリンクなどを行い、実行可能ファイルを生成するためのビルドツールApache Antや、コードを途中まで入力すると候補が一覧表示され、その候補の中から選んで簡単に入力できる「コード補完機能」などが搭載されています。機能を追加したいときはNetBeansのメニュー、もしくは公式サイトからプラグインをインストールして機能を拡張することができます。
GUIアプリケーションを直感的に開発できる
Javaの学習が進むと、出力結果をコマンド・プロンプトに出力するコンソールアプリケーションだけではなく、ウィンドウやボタン、メニューなどを持ったGUI(Graphical User Interface)アプリケーションの作成にチャレンジしたいという気持ちも湧いてくるでしょう。
NetBeansのGUIビルダーを使えば、アプリケーションのデザインを確かめながら開発を進められます。アプリケーションの部品(コンポーネント)を適切な位置に配置し、それぞれの部品にコードを記述して機能を追加します。
NetBeansの使い方
プロジェクトの作成
NetBeansによる開発では、最初にプロジェクトを作成します。メニューの「ファイル」から「新規プロジェクト」を選択してください。新規プロジェクト・ウィザードが表示されたら、一般的なJavaアプリケーションの開発を行う場合は「Javaアプリケーション」、Webアプリケーションの開発を行う場合は「Webアプリケーション」のテンプレートを選択します。
プログラムのコンパイルと実行
プログラムのコンパイルは、プロジェクトを選択した上で、メニューの「実行」から適切なコマンドを実行します。プログラムのビルド(コンパイルおよび実行可能ファイルを生成して実行)をするときは、メニューの「実行」から「プロジェクトを消去してビルド」を選択します。
なお、プログラムを正しくコンパイルするためには、コンパイラのパスが通っていなければなりません。クラスパス設定は、プロジェクトの作成時に新規プロジェクト・ウィザード、もしくは後で「プロジェクト・プロパティ」ダイアログボックスで行うことができます。
おわりに
NetBeansは「日本語版が用意されている」「GUIによるプログラム開発が手軽にできる」ことから、初心者の方でも導入しやすいIDEです。プログラミング学習の早い時期からIDEに触れることをおすすめします。IDEの利用経験をお持ちでない方は、今回ご紹介したNetBeansを試してみてはいかがでしょうか。
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