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WordPress初心者がハマる罠とその注意点

  • 2016/05/27
WordPress初心者がハマる罠とその注意点

使いこなすことができればブログやWebサイトの運営でSEO効果があり、更新もしやくするなる「WordPress」。 ビジネス目的はもちろん、研究目的や趣味でサイトを作りたい方にもオススメです。
しかし、このWordPress、慣れていないと、落とし罠にはまることがあります。 本日は、そんなWordPress初心者が陥りやすい罠と、その注意点についてご紹介します。

IT業界まるわかりガイドは、日本初Web専門スクールのインターネット・アカデミーが運営する業界情報メディアです。最新の業界情報を、初心者にも分かりやすくご紹介しています。

目次

WordPressとは

WordPressとは、ブログやWebサイトの管理・更新ができる無料のソフトウェアです。 Webサイトを管理・更新するシステムはコンテンツマネジメントシステム(CMS)と言い、Webを制作するための知識がない方でも更新ができるという利便性があり、近年多くのサイトで使用されています。

WordPressの強みの1つが、「SEO」すなわち、「検索エンジンの最適化」に有利になるように作られていることです。 つまり、Google等のサーチエンジンで自分のサイトに関連するキーワードが入力されたとき、自分のサイトが上位に来やすいということです。

また、世界で一番使われているCMSというだけあって、テンプレートやプラグインも豊富で、わからないことがあってもWebサイト上に多くの情報があるため、すぐに調べて対応しやすいのも強みです。 HTMLやCSS、PHPといったプログラム言語を使うことができる方ならば、WordPressによるブログ開設は多くのメリットがあるといえるでしょう。

WordPressの罠?!

いくつもの長所があるWordPressですが、使い慣れていないと予想外の事態に陥ることがあります。 代表的な「こんなはずじゃなかった!」という事例をいくつか紹介しましょう。

【罠・その1】インストールした時点で公開されている

WordPressをインストールし、記事をすぐに書いて更新していくことができればいいのですが、なかなかそうもいきません。ゆっくりコンテンツ制作に着手する方も多いことでしょう。

しかし、WordPressをインストールした時点で、ブログは公開の状態になります。公開されれば、こちらが記事を更新したりサイトの形を作ったりと準備をしている間にも、Googleはブログの存在を察知してクロールしに来てしまいます。その時点で準備が整っておらず、一定期間記事の更新がなく放置していると判断されればそれだけでダメなドメインと認識されてしまうおそれがあります。

【罠・その1の対策】

wp-nologin-redirect」というプラグインをインストールして有効化しておきましょう。そうすれば、WordPressにログインしているユーザー以外には、コンテンツを非表示にすることができます。コンテンツが整うまでは、このプラグインで対策しておきましょう。

【罠・その2】テーマを更新したら、カスタマイズしていたCSSが消えた

WordPressには、あらかじめコンテンツのデザインが決められた豊富な「テーマ」が用意されています。テーマを設定するだけで、簡単にデザインを変えることができます。
また、用意されたテーマのCSSを書き換えれば、自分オリジナルのデザインにカスタマイズすることもできます。

ところが、自分好みにテーマをあれこれいじっているときに、テーマのバージョンアップ情報が届くことがあります。試しにアップデートすると...カスタマイズした内容がすべて消えてしまいました...。そんな「バージョンアップの罠」は、WordPress初心者の「あるある」でもあります。
特に、バージョンアップの頻度が高い「Simplicity」を使う方は気をつけましょう。

【罠・その2の対策】

Simplicityのテーマをカスタマイズする際は、「子テーマ」にカスタマイズ用のCSSを記述しましょう。 そうすれば、テーマを最新版にしても、カスタマイズの内容が消えずに済みます。 WordPressのWikiである「「子テーマ - WordPress Codex 日本語版」」サイトに解説が載っていますので参考にしてください。

【罠・その3】サイトが重い

開設したばかりなのになぜかWordpressのページが重い、ということがあります。 そのままでは閲覧者に負担がかかりますし、SEOにも影響してしまいます。

【罠・その3の対策】

プラグインが負荷となることで、表示速度が減少することがあります。不要なプラグインは必ず止めるようにしましょう。 また、WordPressのサイトに限ったことではありませんが、画像の最適化も忘れてはなりません。インターネット回線が高速化することで、画像をストレスなく表示できるようになったとはいえ、画像の枚数が増えれば当然負荷はかかります。
少しでも軽くなるよう、画像のファイルサイズの圧縮をしたり、画像の読み込みを後回しにするLazy Loadなどのプラグインを入れることでユーザーの表示に対するストレスを軽減する工夫をしましょう。

まとめ

正しい知識があれば、WordPressはとても便利なシステムです。HTMLやCSS、PHPの知識があれば、自分好みのブログや更新しやすいWebコンテンツを作ることができます。 インターネット・アカデミーでは、WordPressのカスタマイズに必須のPHP言語が学べる「PHP講座」の中でWordPressの講義を行っています。 受講された方も、これから受講を検討している方も、上記の罠に気をつけて、楽しく効果的なWebサイトを作ってくださいね。