エンジニアにこそおすすめ!マネジメントを学ぼう
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- 2019/08/07
エンジニアとしてのキャリアアップのための方法としてどんなやり方が思い浮かぶでしょうか。新規のプログラミング言語を習得したり、英語力を向上させたりするなどいろいろな方法が浮かぶと思います。様々な学ぶべき分野がある中で、実は「マネジメント」力を身に付けることがキャリアアップに効果的なのです。 この記事では、マネジメントスキルを向上することが、エンジニアにとってどのようにメリットがあるのかについて、ご紹介します。
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目次
そもそもマネジメントとは?
マネジメントとは、自分が所属する組織全体の業績を高めるために行う行動のことです。具体的には、組織の構成員の生産性をあげる手助けをしたり、組織の中の部門同士の連携を強めたりして、組織全体を強化していきます。
マネジメントの種類
一口にマネジメントといっても、生産性を高める対象別に3種類に分けることができます。 その3つの対象とは、「プロジェクト」「プロダクト」「人」です。それぞれに対してのマネジメントについて説明していきます。
プロジェクトマネジメント
プロジェクトマネジメントとは、プロジェクトが解くべき問題を確定したうえで解決し、目標を達成するために計画とスケジュール作成、コントロールをすることです。プロジェクトマネージャーはプロダクトをいつどのように作るかに責任を持ちます。次に、プロジェクトマネジメントの具体的な手法を紹介していきます。
マインドマップ
右のような図の中心にプロジェクトの課題を書き、関連するアイデアや作業をブランチに書いくことで、プロジェクトの進行状況やタスクを理解しやすくする手法です。
アジャイル
「イテレーション」と呼ばれる1~4週間単位の短い期間でプロジェクトを区切り、達成目標を明らかにした上で、管理する手法です。プロジェクトの方向性や進度を調整しやすいというメリットがあります。
ウォーターフォール
前行程に戻らないことを前提として、要件定義から設計・開発・テスト・運用など時系列順に行程を設定し、一段階ずつ進めていく手法です。
CCPM(クリティカルチェーン・プロジェクトマネジメント)
スケジュールや予算を最低限に抑え、それによって生じた余裕をプロジェクト全体のバッファ(ゆとり)としておく手法です。緊急事態が起きた際に、バッファがあることで対応しやすいというメリットがあります。
プロダクトマネジメント
プロダクトマネジメントとは、プロダクトをサービス・ビジネス面ともに成長させていくために管理していくことです。プロダクトマネージャーはどんなプロダクトをなぜ作るのかに対して責任を持ちます。プロダクトマネージャーが行うことは大きく分けて3つあります。1つ目は、顧客に提供するプロダクトの価値を最大化させるということ、2つ目は、マーケティングのプラン立てをして実行すること、プロダクト・ライフサイクル(製品の売上と利益の変遷を4つの段階で説明するモデル)に責任をもって深くかかわることです。
人マネジメント
人マネジメントとは、「人」を企業のビジョンや目標を実現するための重要な資源と見立てて、従業員1人1人に対して個人の持つパフォ-マンスを最大限引き出すための環境づくりをすることです。次に、具体的な手法について解説していきます。
タレントマネジメント
社内のすべての人材をタレントとし、従業員一人一人の保有する能力、スキル、資質や適性、職務経験などをデータに起こし、その情報を人事の活用の際に利用する手法のことです。
パフォーマンスマネジメント
従業員一人一人のスキルや能力、モチベーションを引き出すために1on1ミーティングなどの具体的な施策を行っていくことです。
ピープルアナリティクス
社内に蓄積された様々な情報や、能力・行動・性格といったデータを分析・活用し、企業が抱える人や組織の課題解決を目指す取り組みのことです。
マネジメントを避けてしまうエンジニアが多い
エンジニアとして一定のキャリアを積み、マネジメントを任されるような立場になってきたころに、転職を希望するITエンジニアは少なくないようです。背景にマネジメントよりも、コーディングによるモノ作りに専念したいという気持ちがあるケースが多いです。しかし、マネジメント業務をこなすことは、アプリなどのモノづくりを専門とするエンジニアにとってプラスな影響を与えてくれるのです。 次の章で、マネジメントがエンジニアにもたらすメリットについて解説していきます。
エンジニアがマネジメントを学ぶことで得られるメリット
組織のマネジメントとは、長期的・戦略的に組織という「モノ」を作り上げていく営みです。この経験を通して、コーディングというアプリなどの「モノ」づくりに関する、それまでにはなかった視点を獲得することも期待できます。短期的にはコーディングの業務時間は減ってしまうかもしれませんが、長期的にはコーディングにもメリットがあるといえるでしょう。 また、エンジニアがマネジメントスキルを獲得すると年収が上がる傾向にある、というメリットがあります。理由としては、専門的なプログラミングスキルと、生産的な組織づくりを担うマネジメントスキルの両方を兼ね備えている人材は少数で市場価値が高いからです。
まとめ
エンジニアとして一定のキャリアを積んだ後にマネジメントを学びマネージャーとしても働くことは、ほかのエンジニアとの差別化につながり市場価値を高めることができるだけでなく、組織という「モノ」作りの経験をコーディングにも生かすことができるというメリットがあります。 インターネット・アカデミーでは、プロジェクトマネジメントを含むマネジメント研修をご用意しています。「自社のエンジニアにマネジメントを学んでほしい」とご希望のご担当者様は、ぜひお気軽に無料体験レッスン・カウンセリングにお越しください。
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