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【iOS&Android】アイデアを形にしよう!アプリ開発はじめの1歩

  • 2018/01/19
【iOS&Android】アイデアを形にしよう!アプリ開発はじめの1歩

スマートフォン(スマホ)の魅力の1つに、さまざまなアプリをアプリ配信サイトからインストールして使うことがあります。いつかアプリを自作してみたいと考えている方も多いのではないでしょうか。アプリ開発は特別な道具がなくてもできるため、副業やプログラミングスキル向上のために取り組む方が増えています。今回はiOSとAndroidのアプリ開発の「はじめの1歩」として、アプリ開発に必要なものをご紹介します。

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目次

アプリを簡単に自作することができるって本当?

アプリを簡単に自作することができるって本当?

開発したアプリを現在公開しているという方も、最初から完璧なアプリが作れたわけではありません。「こんなアプリがあったらいいな」と感じたら、とにかく手を動かしてアプリを作ることが大切です。本格的にアプリ開発をしていきたいという方は、アプリ開発で収入を得るための方法も知っておきましょう。

自分のアイデアをアプリとして形にする

自分のアイデアをアプリとして形にする

アプリ開発を専門とする企業もあるため、「アプリの自作はハードルが高い」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、プログラミングの基礎が身に付いていれば、初心者の方でも開発することができます。

普段、アプリを使用していて、「こんなアプリがあれば便利なのに」「こんな機能が付いていれば使いやすいのに」と思うことがあります。そのアイデアをぜひアプリとして形にしましょう。アプリ開発に必要なプログラミング言語の文法を習得された方は、次のステップとしてアプリの開発にチャレンジしてみましょう。

初めは日常生活で役立つ簡単なアプリからスタートし、ゆくゆくはダウンロードランキングに掲載されるような大ヒットアプリを開発することも夢ではありません。実際、会社勤務の傍ら開発したアプリが好評を博し、起業された方もいらっしゃいます。

アプリ開発で収入を得る方法

アプリ開発で収入を得る方法

自作したアプリは公開して、ユーザーに使ってもらいましょう。ユーザーからの感謝のメッセージや有益なフィードバックは、開発を続ける上で大きなモチベーションになります。
アプリを開発して収入を得るには、以下の方法が挙げられます。

1つ目の方法は、有料アプリを公開して、ダウンロード時に料金の支払いを受ける方法です。ビジネスツールや作り込まれたゲームアプリなどによく見られます。ダウンロードは無料でできるものの、一部の機能に課金制度を設けていたり、使える機能に制限を設け、すべての機能を使う場合には有料版へのアップデートが必要だったりします。

2つ目の方法は、アプリの広告収入です。アプリ利用中に広告を表示させ、その広告をクリックさせることで、広告主からクリック数に応じた支払いを受けられます。無料アプリはアプリ内課金と広告表示を併用していることが一般的です。ただし、不適切な広告を入れたり、頻繁に同じ広告が表示されたりするとユーザーの離脱につながるため、注意しなければなりません。

3つ目の方法は、クラウドソーシングを活用してアプリ開発を請け負うことです。ある程度スキルを身に付けた方におすすめします。自分1人で開発を続けていると視野が狭くなり、スキルの幅を広げづらくなります。企業の依頼を受けて開発に取り組むことで、スキル向上やキャリアアップにつなげることができます。
初めは小さな仕事でも、1つずつ確実にこなして実績を積んでいけば、クライアントの信頼を得ることができるでしょう。クラウドソーシングが軌道に乗れば、独立・起業も可能です。

iOS とAndroidでは、アプリを開発するために必要なものがそれぞれ異なります。アプリの企画や設計ができたら、必要なものを準備して実際に作ってみましょう。

iOSアプリの開発には何が必要?

iOSアプリの開発には何が必要?

iOSアプリはApp Storeの審査が厳しいことで知られています。ここでは、iOSアプリの公開に必要なことと、審査での注意点についてご紹介します。

【1】XcodeインストールとApple Developerプログラム登録

【1】XcodeインストールとApple Developerプログラム登録

iOSアプリの開発にはXcodeという統合開発環境(開発ツール)をインストールする必要があります。App Storeで無料配布されていますが、Mac PC以外にはインストールできません。
XcodeはiOSアプリ開発に必要な機能をすべて備えており、iOSシミュレーターで動作を確認することができますが、完成したアプリをより正確にテストするため、作成したアプリを動作させる実機端末も用意してください。

現在、iOSアプリの開発によく利用されるプログラミング言語は、2014年にAppleがリリースしたSwiftです。Swift以前はiOSアプリの開発言語はC言語をベースにしたObjective-Cに限られていましたが、最近はSwiftへの移行が始まっています。

作成したアプリをApp Storeで公開する場合は、事前にApple IDを取得し、Apple Developer Programで登録を行います。登録にあたっては登録料金が必要です。本人確認書類、銀行口座、クレジットカードも用意してください。

【2】iOSアプリの審査

【2】iOSアプリの審査

iOSアプリはAndroidアプリと比較してアプリの審査が厳しいため、「誰が使う、どんなアプリを作るか」「使用することで、ユーザーにどのようなメリットがあるか」などを具体的に検討し、アプリを作り込まなくてはなりません。

既に似たようなアプリが公開されている場合は、これから公開しようとするアプリに独自性が求められます。同じカテゴリーのアプリをリサーチすることも重要です。App Store審査ガイドラインデザインガイドのチェックは、開発前に必ず行ってください。

iOSアプリの審査は、長期間に及ぶことも少なくありません。審査で何度もリジェクト(reject:却下)され、その度にプログラムの修正を余儀なくされることもあります。アプリの開発開始から公開までのスケジュールは、余裕を見ておきましょう。

Androidアプリの開発には何が必要?

Androidアプリの開発には何が必要?

Androidアプリはユーザーが多く、Androidの開発元であるGoogleの配信サービスGoogle Play以外の場所でも公開できる点が魅力です。アプリ開発に必要なものと開発の流れを確認していきましょう。

【1】開発用PC端末の準備

【1】開発用PC端末の準備

Googleが開発するAndroidは、世界シェア1位のモバイル端末用OS(基本ソフト)です。日本で根強い人気を誇るiPhoneとiPadですが、海外ではAndroidがiOSを圧倒しています。世界中の人にアプリを使ってほしいという場合は、Androidアプリを作ると良いでしょう。

Androidはライセンスフリーで提供され、さまざまな機種で手軽に利用できる反面、インターフェースが機種ごとに違うため、アプリ開発をする際は注意が必要です。開発にはPCが必要ですが、OSはWindows、Mac、Linuxのどれでもかまいません。

【2】Android Studio、Android SDK、JDKのインストール

【2】Android Studio、Android SDK、JDKのインストール

アプリ開発には統合開発環境が必要です。最近は、Googleが開発したAndroid Studioという統合開発環境がよく使われています。公式サイトからダウンロードしてインストールしましょう。以前はEclipseという統合開発環境が主流でしたが、2015年にGoogleがEclipse Android Developer Toolsのサポートを終了した影響で、Android Studioへの移行が進んでいるようです。

Android Studioをインストールしたら、併せて「Android SDK」「JDK」をインストールします。JDK(Java Development Kit)はJavaの開発ツールで、開発元のOracleの公式サイトからダウンロードすることができます。

なお、JavaはC言語と比べて習得は容易といわれるものの、プログラミング未経験の方が独学でマスターするためには、かなりの努力を要します。本やインターネットを利用して勉強することも可能ですが、難しく感じたときはスクールなどの助けを借りましょう。

【3】アプリ配信サイトで公開

【3】アプリ配信サイトで公開

Androidアプリは、Google Playで公開されることが一般的です。Google Playで公開する場合は、Google Playデベロッパーアカウントを作成して、登録料を支払います。Google PlayはApp Storeのような公開前の審査がないため、公開までのハードルは低いといえます。

しかし、AndroidアプリはGoogleがアプリの品質をまったくチェックしていないというわけではありません。事後審査があり、アプリ公開後にリジェクトされることもあるため、公開前に開発者向けの公式ドキュメントをよく確認しましょう。

なお、AndroidアプリはGoogle Play以外にもAmazonアプリストアなどでも公開可能です。Amazonアプリストアの場合はカスタマーアカウントと開発者アカウントを作成し、アプリ申請前にライブアプリテストを行い、本番環境での動作確認を行います。こちらはGoogle Playと異なり、アプリ登録料はかかりません。Google Playでアプリを公開する場合は、一緒にAmazonアプリストアでの公開も検討されると良いでしょう。

アプリ開発をもっと楽しむには

アプリ開発をもっと楽しむには

開発したアプリは、できるだけ多くの方に使ってほしいものです。iOSとAndroid両方のユーザーにアプリを使ってもらうためにはどうすれば良いでしょうか。

iOSアプリの開発言語であるSwiftと、Androidアプリの開発言語であるJavaの両方をマスターして、それぞれのアプリを開発することも1つの方法です。しかし、2つの言語をマスターするのは大変です。また、Swiftで組んだプログラムをJavaに書き直す、もしくはJavaで組んだプログラムをSwiftに書き直すには手間がかかります。

そこでおすすめしたい方法が、Web技術を利用して開発するHTML5ハイブリッドアプリです。専用の開発フレームワークの利用により、HTML5、CSS、JavaScriptでコーディングしたプログラムからiOSアプリおよびAndroidアプリを作成することができます。

ネイティブアプリ(モバイル端末にインストールし、ネットワーク環境になくても動作するアプリ)の開発は難しいという方でも、Web技術が一通り分かる方であれば、ネイティブアプリに劣らない高いクオリティのアプリを開発することができます。
HTML5ハイブリッドアプリは、ネイティブアプリと比較してやや処理速度が遅いことがデメリットとして挙げられますが、負荷の高い処理を行う場合などを除けば問題はないでしょう。

代表的な開発フレームワークとしては、Monaca(モナカ)Apache Cordova(アパッチ・コルドバ)の2つが挙げられます。Monacaは日本語に対応しており、初心者でも導入しやすい開発環境です。Apache Cordovaは高い拡張性を持つ他、さまざまな開発のベースとして利用されています。

現在Webの技術を学んでいる場合は、ぜひ開発フレームワークを選んで、HTML5ハイブリッドアプリの開発にチャレンジしてみてください。アプリの開発を通して、これまで勉強したHTML、CSS、JavaScriptの知識を有機的に結びつけることができるでしょう。

おわりに

今回はアプリ開発に必要なものをご紹介しました。アプリ開発で注目されるHTML5ハイブリッドアプリですが、利用する場合はHTML5、CSS、JavaScriptの知識が求められます。Webプログラミングについて一通り学んだ方であれば、身に付けたスキルを活かして開発に取り組めるでしょう。

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