競技プログラミングで腕試し!プログラム関連のコンテスト・大会
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- 2018/01/19

世界中で数多く開催される「競技プログラミング」は、出題される課題に対して、より早く正確なプログラムを書けるかどうかを競う大会です。
学生を対象とする大会から参加制限のない大会まで開催されており、一定の成績が残せればプログラミングに対するスキルの高さが認められるため、就職や転職にも役立ちます。 今回は国内外において実施されている競技プログラミングの主な大会やコンテスト、そして好成績を狙うコツについてご紹介します。
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目次
国内外の主な競技プログラミングコンテスト
AtCoder

「AtCoder」では定期的にアルゴリズム関連のコンテストが実施され、アルゴリズムの学習やスキルアップを目的として挑戦する方が多くいらっしゃいます。手軽に参加できる上に過去問や練習問題なども豊富で勉強しやすいため、日本でも人気のコンテストサイトです。 AtCoderが主催するコンテストの他、東京大学、東京工業大学、京都大学の学生・OB主催のコンテストや企業主催のコンテストが実施されています。
ドワンゴ主催のプログラミングコンテスト「ドワンゴからの挑戦状」もAtCoder上で実施されました。予選・本選の2部構成で、予選は誰でも参加可能です。ただし、本選に進めるのは、翌年卒業予定の大学・大学院・高校・高専・専門学校生のうち上位20名と、その他の参加者(社会人を含む)10名です。 また、リクルートホールディングス主催の「CODE FESTIVAL」も実施されています。本選参加資格を得られるのは、日本及び海外在住の学生に限られますが、予選は誰でも参加することができます。
Topcoder

アピリオが運営するコンテストサイト「Topcoder」も有名です。その名の通り、凄腕のプログラマーたちがコンテストでしのぎを削ります。 GoogleやCiscoが後援する「Topcoder Open」ではオンラインで1年間予選を行い、予選通過者がアメリカで開催される決勝ラウンドに進みます。2015年には地域イベント「TCO15 in Tokyo」が開催され、TCOの2次予選が東京で行われました。
競技プログラミング大会で勝つためのコツ

競技プログラミング大会では正確なコーディングとスピードが求められるため、大会参加をためらう初心者の方もいるでしょう。 しかし、プログラミングコンテストを自身のプログラミングスキルを磨く機会として利用される方も少なくありません。プログラミング大会は競技の成績だけでなく、勉強の場としても優れています。
競技プログラミング大会で勝つためのコツは2つあります。
1つ目は、自分のレベルに合ったコンテストを選ぶことです。最初は難易度の低いコンテストに参加し、徐々に難易度の高いコンテストに参加すると良いでしょう。 例えば、AtCoderではBeginner ContestとRegular Contestがあるため、初心者の方はまずはBeginner Contestから挑戦してみましょう。
2つ目は、問題を解いた後の復習です。解けなかった問題をそのままにせず、もう一度考えることが何よりの勉強になり、今後の勝利につながります。コンテスト後に主催者による解説や他の参加者の解答を確認できる場合は、必ず目を通してください。
おわりに
競技プログラミング大会はプログラミング上級者に限らず、初心者の方にもおすすめです。競技大会に参加して自身の力量を知り、不足している技術や知識を補うことがスキルアップにつながります。プログラミングの自信がついてきた場合は、より大きな大会に参加すると良いでしょう。
プログラミング大会は、個人戦だけでなく、企業でシステム開発やWebサイト構築を行うときと同じようにチームで競い合う大会もあります。プログラミング大会で勝つためには個人のプログラミング能力を高めるだけでなく、チームで連携しながらプログラミングする経験を積む機会が欠かせません。インターネット・アカデミーのような通学制のWebスクールでプログラミングの基礎を学び、知り合った仲間とチームを組んだり、勉強会を開いたりしてはいかがでしょうか。