82歳の現役プログラマー!?パソコンが高齢者と社会をつなぐ
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- 2018/03/02
82歳の現役プログラマーとして活躍する若宮さんが、2018年1月に国連でスピーチを行ったことで話題となっています。今回は若宮さんがパソコンと出会ってから、どのような人生を歩んできたのか、ということをご紹介したいと思います。
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目次
定年後にパソコンに初挑戦
若宮さんは、三菱銀行(現・三菱東京UFJ銀行)を退職した60歳から初めてパソコンを始めました。自宅での母親の介護がきっかけとなり、孤独を解消するためのツールとしてパソコンに目をつけたそうです。書籍を買って独学で使い方をマスターし、パソコンの魅力に取りつかれていった若宮さんは、独自のアイデアでパソコンを楽しく活用するようになっていきました。現在では、自宅でパソコン教室も開いており、同世代のシニアの友達にパソコンの楽しみ方を教えたり、IT関連の話題を解説したりしています。
81歳でプログラミングを開始
さらに、若宮さんは81歳でプログラミングにも初挑戦しました。プログラミングを始めたきっかけは、シニアが楽しめるアプリがなく、若い人たちに勝てるようなゲームを作りたいと思ったことだそうです。プログラミング言語「Swift」をゼロから学んで、ひな祭りをテーマにしたiPhoneアプリ「hinadan」を81歳で開発。2017年2月に配信されたこのアプリは、7万ダウンロードを突破し、同年12月には英語版もリリースされました。
世界の開発者を集めて米国で開催された会議でアップルのCEOと面会
ここが導入文です。人気のプログラミング言語を年収、求人などのデータを元にこれから何を学習したら良いのか比較してまとめています。初心者でこれから始める人、エンジニアとしてプログラミングを身に付けたいという人には間違いなく参考になる情報です。
ニューヨークの国連本部でスピーチを実施
若宮さんは国連代表部の会議で高齢化社会とデジタル技術の活用をテーマに英語でスピーチを行いました。デジタル技術は、高齢者をより社交的にしたり、家族や異世代、さらに様々な国の人と交流する機会を増やしたりすると言い、「高齢者を社会に積極的に関わる一員とみなし、励ましてください」と呼びかけました。
パソコンが高齢者を社会とつなげるツールに 若宮さんの例から
前述した通り、若宮さんは母親の介護で外出があまりできなくなり、その孤独を解消するためにパソコンを始めました。若宮さんは母親の介護という理由でしたが、高齢者の方の中には自分自身の体が不自由になってきて、外出したくてもあまりできない、という方も多いのではないでしょうか。パソコンは体が思い通りに動かなくても、インターネット環境さえあれば友達とチャットを楽しんだり、スカイプで家族とのテレビ電話を楽しんだり社会と繋がる手段を提供してくれます。パソコンが高齢者の方を社会とつなげ、世界を広げる助けとなるのではないでしょうか。
まとめ
今回は82歳で現役のプログラマーとして活躍する若宮さんをご紹介しました。若宮さんは「やってみないとわからないことはあるから、まずはやってみる」という精神を大切にしているといいます。何か新しいことを始めるのに、「遅い」ということはありません。プログラミングは、何歳からでも始めることができ、新しい知識を得ることで、新たな発見をすることができます。
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