【GitHub超入門】採用にも使われるGitHubとは?基本的な使い方
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- 2023/01/31
バグの修正や新規機能追加などを一目で確認できることから、利用される機会が増えているGitHub(ギットハブ)。エンジニア採用時に応募者のコーディングスキルを確認するため、GitHubアカウントの提出を求める企業もあるなど、今や開発現場においては必須のツールです。
今回は、簡単な操作をするだけで、面倒なソースコード管理から解放されるGitHubの概要と基本的な使い方についてご紹介します。
それでは、今回はGitHubの使い方にフォーカスしていきましょう。使いこなすと大変便利ですよ。
目次
ソースコード管理ツール・GitHubとは
GitHubは、世界中の人々がプログラムコードやデザインデータを保存・公開できるソースコード管理サービスのことです。現在ではプロジェクトで使用することも増え、使えることが前提というものも多くなってきました。そこで今回は、GitHubとはどんなものか、インストールの方法から実際のコマンドの使い方までを解説していきます。
まず、GitHubという言葉を分解すると、git(ギット)のhub(ハブ)。日本語で「拠点」の「集まり」と訳すことができます。
GitHub上で、エンジニア各々が公開用のプログラムをアップして自分以外のエンジニアに共有。その後、履歴を残しながら更新したり、自分以外のエンジニアも修正を加えることが可能です。制作現場などで共同開発する際に欠かせないツールであると言えるでしょう。
「ソースコードの共有」を目的にGitHubにはさまざまな機能が備えられ、煩雑になりがちなプロジェクトのソースコード管理にかかる手間を削減できます。
GitHubの代表的な機能の1つが、コードレビューの効率化に便利な「Pull Request」というコミュニケーションツールです。編集や更新に関する提案を行い、他の開発者と協議の上、その提案を反映するか否かを決められます。開発者が意見を出し合うことにより、コードの保守性と再利用性の向上が実現する機能です。
GitHubの基本機能と魅力
GitHubでソースコードを共有することにより、複数の担当者が共同開発を快適に進めることができます。GitHubには、単に情報を共有するだけではなく、プロジェクト進行や課題、コードレビューなど、チームでの作業における管理をより確実に、そしてスムーズに行うための機能も用意されています。
fork
GitHubには、「フォーク」という機能があります。
一つのプロジェクトが複数に分派していくのを食器のフォークの先端に例えているのが名称の所以です。それをGitHubでは、誰かのリポジトリをほかの人がコピーすることによって行います。オリジナルのものに対する編集・アクセス権限がなくても、自分のところで改変が可能です。
Pull Request
次に、「Pull Request」という機能です。自分が行った変更をオリジナルのものに反映したい時に使います。オリジナルのオーナーに「プルリクエスト」と呼ばれる通知を送れます。
merge
最後の機能は「merge」です。先ほどのプルリクエストを受け取ったオーナーは、ボタンをクリックするだけでその人のリポジトリに対して行われた変更を自分のリポジトリにも取り入れられます。
ちなみに、人のコードを自分のコードに導入するのを「マージする」と言います。マージは、複数の開発者が関わるプロジェクトにおいて最重要な工程であり、GitHubではそれを安全かつ迅速に行うことができるのです。
Issues
「Issues」では、メールを使用しているときのようにタイトルやコメントを記述し、ソースコードの問題点や解決策などについて、他のユーザーに周知することが可能です。
これら4つの機能が備わっていることも、GitHubが人気の高いサービスとして支持されている理由でしょう。
また、GitHubには個人ユーザー用のアカウントと組織(Organization)用のアカウントがあり、組織アカウントでは、ソースを読んだり改変したりできる権限をユーザーごとに設定できます。
また、一般的にプロジェクトのデータはリポジトリと呼ばれる場所に格納されますが、データを作成したプライベートリポジトリへ移すことにより、許可されたユーザーだけが参照できるようになります。プロジェクトを効率的に管理できるだけでなく、セキュリティ面が充実していることも、企業がGitHubを導入する理由の1つです。
GitHubの使い方をマスターして開発に活かす
制作現場においてGitHubは大きな役割を果たします。次々と追加される新機能によってプロジェクトをスマートに進められるため、導入する企業は年々増加傾向にあります。GitHubを利用した開発経験があれば、採用時に高く評価されるでしょう。
使えば使うほど便利さを感じさせてくれるGitHubですが、導入に手間はかかりません。コストを心配される方もいるかもしれませんが、無償で利用できます。
プライベートリポジトリの作成は有償(個人利用の場合、1ユーザー当たり毎月7ドル)ですが、基本的な機能のほとんどは無償で利用可能です。GitHubの利用経験がない方は、すぐにアカウントを作成して試してみると良いでしょう。
1人では使い方がよく分からない場合は、Webスクールに通うことも1つの方法です。インターネット・アカデミーの「Web制作実践プロジェクト」や「W3C公式HTML5講座」ではGitHubを取り入れており、初心者の方でもGitHubの実践的な使い方を学べます。スクールや自宅での学習時に出てきた疑問点は、インストラクターに聞いて解決しましょう。
おわりに
GitHubは複数名が参加するプロジェクトの管理を容易にし、高品質なコーディングを実現します。求める人材にGitHubの使用経験を挙げる企業もあるなど、GitHubは開発現場に必須のツールです。将来IT業界で働くことを希望する方は、現場に入る前に基本的な操作方法を学んでおきましょう。インターネット・アカデミーのような、授業でGitHubを使うスクールに通うこともおすすめです。
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前回の記事でGitHubを使おうと思ったのですが、どうしたらいいのでしょうか...。