GitHubクローン?GitHubみたいなGitのホスティングサービス3選
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- 2018/01/22
Gitのホスティングサービスとして最も有名なGitHubを始めとして、現在は複数のGitホスティングサービスが提供されています。システム開発において当たり前のように使われるGitHubは、転職や就職の際にスキルを示すポートフォリオサイトとして活用されるケースも多く見られるようになりました。
今回はGitの仕組みや代表的なホスティングサービス、そしてGitHubを選ぶメリットについてご紹介します。
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目次
分散バージョン管理システム「Git」とは
分散バージョン管理システムの代表的な存在であり、今や開発現場では欠かせないツールが「Git」です。ソースコードの履歴をGitのリポジトリへ記録し管理することによって、ソースコードのバックアップを手軽に行うことができます。
Gitは変更履歴を記録する以外にも、「変更履歴からソースコードの内容を分岐させる」「変更の差分を確認する」などの柔軟な操作ができる点が大きなメリットです。データの保管庫であるリポジトリを、全体統括用の「リモートリポジトリ」と開発者ごとの「ローカルリポジトリ」に分散することで、オフラインでもバージョン管理を図れます。
Gitのホスティングサービスとは、Gitによるクラウドベースのバージョン管理サービスです。最初は専門用語や操作方法を学ぶために時間がかかりますが、一度覚えてしまえば後は感覚的にホスティングできるため、ソースコードだけでなく大容量のテキストファイルを扱う場合にも利用されます。
GitHubクローン「BitBucket」「GitLab」「Assembla」
Gitのホスティングサービスは、最も良く利用されるGitHub以外にも、複数のサービスが提供されています。ここでは代表的な3つのGitホスティングサービスを取り上げます。
1.BitBucket
1つ目は、GitHubに次いで人気の「BitBucket」です。GitHubでは有料プランに含まれる「プライベートリポジトリ」を無料で作成できる点がGitHubと大きく異なります。
2.GitLab
2つ目は、GitHubのクローンとして知られる「GitLab」です。GitHubに近い機能を持ちながら、基本的にどの機能も無料で使用可能な点がGitHubと異なります。プライベートリポジトリなどにも制限がないため、コストをかけたくない方にはおすすめのサービスです。
3.Assembla
3つ目が、有料プランと比べて利用できる容量は少ないものの、こちらも無料でプライベートリポジトリが作成可能な「Assembla」です。個人や小規模なプロジェクトで利用するには、無料プランでも十分でしょう。
ただし、無料・有料プランごとに使用できる機能や容量が異なるため、プロジェクト規模に応じたサービスを選ぶことが大切です。
1,400万人以上のユーザーから支持される「GitHub」
独自のプランや機能を提供するGitホスティングサービスの中で、現在最も多くのユーザーを獲得しているサービスが「GitHub」です。無料プランでは機能制限があり、他のホスティングサービスと比べてできることが限られてしまいますが、リファレンスの多さや日本語対応においては群を抜いており、Gitホスティングサービスの初心者であってもスムーズに導入できる点が人気のある理由です。
UIデザインを見やすい色に変更すれば、ソースコードの管理状況がどうなっているか一目で分かり、コードレビューも投稿しやすいため、スムーズに他のユーザーと意思疎通を図ることができます。
最近のWeb・IT業界では、GitHub上のソースコードを評価する「GitHub採用」も行われています。ポートフォリオとして活動実績をGitHubで公開しておくと、自分のスキルのアピールに効果的です。
おわりに
ご紹介したサービス以外にも数多くのGitホスティングサービスがありますが、初心者の方にはユーザー数が最も多く、リファレンスも充実しているGitHubがおすすめです。GitHubは、ソースコード管理だけでなく、文書や仕様書といった更新頻度の高いドキュメント管理にも適しています。
インターネット・アカデミーでは、GitHubを授業に取り入れています。WebやIT業界で働く前にGitHubの操作に慣れておき、就職活動を有利に進めましょう。