CSSとは？初心者向けにWebデザインの基本をご紹介！

そもそもCSSって何？

CSS とは、Cascading Style Sheet の略で、HTMLと組み合わせて使用することで、Webサイトの文字の色や大きさ、背景やレイアウトなどのデザインを設定することができる言語です。単に「スタイルシート」と呼ばれることもあります。

一般的にWebサイトはHTMLという言語で記述されており、これにデザインやレイアウトなどの見栄えを整える言語であるCSSを適用することで、私達が普段見ているWebサイトが構成されています。

HTMLとの関係性

HTMLのみで作られたページはテキストやリンク、画像が要素や情報として縦にならんで表示されます。そこにCSSで装飾の指定をすることで、視覚的に見やすいページやデザイン性に富んだページをつくることが可能となり、サイトがユーザーに与える印象を変化させることができます。

CSSでできることを4点ご紹介！

【1】Webページの装飾

HTMLだけで作成したWebページは、ただ単にテキストや画像が並んだ素っ気ないものとなってしまいます。それでは大変読みづらく、ユーザビリティの低いWebページとなってしまうのです。しかしCSSで装飾をすることで、メリハリのある読みやすいWebページにすることができます。

• 文字を太字にする
• 文字の色を指定する
• フォントを指定する
• 背景色を指定する
• ボタンを配置する

上記で挙げた装飾は、適用するスタイルの種類であるプロパティを設定することで可能です。ちなみにプロパティとは、対象のもののステータス（種類、場所、サイズ、デスク上のサイズ、内容、作成日時、属性など）が記載されているものを指します。CSSでは、上記のように色やフォントなどを指定できる様々なプロパティが用意されていますので、適用するスタイルに応じて使い分けます。

【2】アニメーションの作成

複雑なアニメーションはPHPやJavaScriptなどのプログラミング言語を用いて作成する必要がありますが、簡単なものであればCSSでも作成することができます。

• animation：アニメーションの自動再生やループなどの設定が行える
• transition：マウスオーバーなどのアクション時にアニメーション設定が行える

上記の2つのプロパティを駆使することで、文字が遅れて表示されたりマウスオーバーすると画像が動いたりといった、アニメーションを適用できます。

【3】外部ファイルの活用

HTMLとCSSはどちらもWebページを構成するものですが、別ファイルで記述することが一般的とされています。ファイルを分け、CSSを外部ファイルとしてHTMLから呼び出すことで、Webページ読み込み時の負担を軽減できます。

同じWebページの表示であっても、パソコンやスマホなど表示端末は多岐に渡ります。そのためHTML内に全ての表示端末に対応したCSSを記述すると、読み込みに時間がかかってしまいます。このような事態を避けるためにも「パソコン表示用のCSS」や「スマホ表示用のCSS」とファイルを分け、HTMLからそれぞれの表示端末に合わせてCSSの外部ファイルを読み込むことが有効です。

【4】共通パーツの制作

CSSを用いてファイルを作成することで、Webサイト全体に適応する共通パーツが制作できます。

Webサイトの統一感を出すためには、全てのWebページに同じスタイルを適用することが好ましいです。1ページずつスタイルを適用すると大変ですが、CSSで共通パーツを作り、それぞれのHTMLから呼び出すことで簡単に同じスタイルを適用することができます。

また、共通パーツのCSSを制作しておくことでメンテナンスも楽になります。共通パーツのCSSを変えるだけで、適応している全てのWebページに対して変更を加えることが可能になるのです。

CSSの学習方法

独学で学ぶ

まずは、独学で学ぶ学習方法を紹介します。独学は自分の力のみで勉強をしていかなければならないため、根気が必要です。

書籍を利用する

独学で習得するのであれば、書籍を利用しての学習は定番です。全く知識のない人はできるだけ初心者向けの簡単な教材から選びましょう。

自分で学習を進める中で、わからない箇所というのはどうしても出てきます。その場合はネットで検索したり、知識がある人にアドバイスを求めて解決することがおすすめです。

スクールで学ぶ

独学のほかに、スクールで学ぶという選択肢もあります。費用はかかりますが、その分独学より挫折しにくく、確実なスキルが身に付くでしょう。
独学で習得できるか不安な人や、短期間でプロのデザイナーとして活躍できるレベルの技術を習得したい方もいると思います。
以下の記事では、スクールの選び方なども紹介されていますので、ぜひ、チェックしてみてください。

おわりに

CSSとは、HTMLで作成したWebページにスタイル付けするための言語です。CSSを用いることで、ユーザーにとって見やすく、きれいなWebサイトを作成できます。みなさんも、よりユーザーの印象に残るようなWebサイトを作ってみませんか？

インターネット・アカデミーは、日本で初めてのWeb専門スクールです。 母体がWeb制作会社であるという強みを活かした現場直結の技術を学ぶことができます。気になる方は、まずは無料カウンセリングにご参加ください。