未経験からUI/UXデザイナーに!仕事内容や将来性をご紹介
- ツイート
-
- 2023/07/28
近年、「UI/UX」、「UI/UXデザイナー」などのワードをよく耳にしますが、それらが一体どのようなものなのかご存じでしょうか。
今回は、「UI/UX」の意味などから、「UI/UXデザイナー」の仕事内容や将来性、UI/UXデザイナーになるための方法などについて詳しくご紹介します。UI/UXデザイナーについて知りたい、UI/UXデザイナーになりたいなどとお考えの方は、ぜひご一読ください。
目次
UI/UXとは
UIとは、User Interface(ユーザーインターフェース)の略称です。
Interfaceには「接点」、「境界」などの意味があることから、UIはユーザーとモノの接点となる部分、すなわちデバイスや画面などのユーザーが操作する部分のことを指します。Webサイトを例に挙げると、画面に表示されるボタンの大きさや位置、フォントの色などがUIに該当します。
UXとは、User Experience(ユーザーエクスペリエンス)の略称です。
Experienceは「経験」などを意味するので、UXはユーザーの経験や体験を意味します。すなわち、ユーザーがWebサイトやサービス、製品を通じて得られる体験を表しています。具体的には、ユーザーがあるものを使用した際に得られる「使いやすかった」「こんな機能があるといいのに」「面白かった」などという感情がUXに該当します。
UI/UXデザイン
UI/UXデザインは、その名の通りUI/UXのデザインを意味しています。
ユーザーにとって「使いやすい」「わかりやすい」デザインをつくることがUIデザイン、ユーザーが「サービスや製品をスムーズに購入でき、ストレスなく受け取りも完了し、満足した」と感じる体験そのものをつくることがUXデザインです。
スマートフォンを例にもう少し詳しくご説明します。
ユーザーが使いやすいように、スマートフォンの電源やボタンの位置、画面の大きさ、重さ、色などを考え、つくるのがUIデザインです。一方、スマートフォンをどのように販売するのか、どのように、どのような状態でお客様に届けるのか、どうすればお客様に満足してもらえるのかを考え、つくるのがUXデザインです。「お客様に満足してもらうために使いやすいデザインを考える」という点で、UIデザインはUXデザインに必要不可欠な要素といえるでしょう。
UI/UXデザイナー
UI/UXデザイナーとは、先述したUI/UXデザインについて考え、つくりだしていくことを仕事にしている人々です。
読者のみなさんも日常生活の中で、「あ、これすごく便利」「すごい良いサービスだ」などと感じることが多々あるのではないでしょうか。そのようなモノやサービスは、UI/UXデザイナーによって生み出されてきたといっても過言ではありません。
UI/UXデザイナーの業務内容
UI/UXデザイナーの具体的な業務内容は、以下のようなことが挙げられます。
- ユーザー調査
- SEO対策
- ABテスト
- 情報設計
- Webサイト解析
「デザイナー」と名がついているので、絵を描いたりデザインしたりするイメージがあるかもしれませんが、実際は、データを収集したり分析したりなど、マーケティングに関する業務を主に行います。
UI/UXデザイナーの将来性
UI/UXデザイナーになりたいとお考えの方にとって、UI/UXデザイナーの将来性は気になる項目だと思います。結論としては、UI/UXデザイナーは10年後も20年後も必要とされる職業であると考えられます。理由としては以下のようなことが挙げられます。
ユーザーの「感情」は永遠になくならないため
UI/UXデザイナーは、ユーザーが満足するようなモノやサービスをデザインしていきます。そんなUI/UXデザイナーが仕事をしていくうえで大切にしなければならないことは、ずばりユーザーの「感情」です。この「感情」は、どんなにAI技術が進歩してもこの世界からなくなることはありませんよね。また、月日が経つにつれて、変化し続けるものでもあります。つまり、ユーザーの「感情」を1つの軸として仕事をしていくUI/UXデザイナーは、今後も必要とされる仕事であると考えられるのです。
ニーズに即したサービスを提供する市場規模が拡大しているため
ここ十数年で、人々の生活様式は従来に比べて多様化してきました。同様にモノやサービスの消費様式も多様化し、サブスクリプション(※)が一般的になったり、ユーザーのニーズに合わせてオプション追加やカスタマイズができるようになったりなど、ユーザー目線でモノやサービスを開発していくことが重要になってきました。このような風潮は、国内広告費の内訳からも読み取ることができます。
株式会社 電通が発表した「2022年 日本の広告費」では、「2022年の日本の総広告費は通年で前年比104.4%の7兆1,021億円で、1947年に推定を開始して以降、過去最高となったとしています。中でもインターネット広告費は、社会のデジタル化を背景に継続して高い増加率を保っており、検索連動型広告をはじめとする運用型広告や、ビデオ広告の成長により、前年比115.0%の2兆4,801億円となりました。
運用型広告とは、インターネット広告市場で近年需要が拡大している種類の広告で、ユーザーのニーズや場面に応じて運用することができるというメリットを有しています。この運用広告費が年々増加していることから、ユーザーのニーズに合わせてモノやサービスを提供する市場の規模が年々増加しているということが考えられます。
すなわち、ユーザーのニーズをもとにモノやサービスをデザインするUI/UXデザイナーは、市場が拡大するにつれて今後ますます需要が高まっていくと考えられるのです。
(※)ここでいう「サブスクリプション」とは、製品やサービスなどの一定期間分の利用に対して代金を支払う方式を意味しています。
Web業界のUI/UXデザイナーが狙い目!
UI/UXデザイナーと一口に言っても、活躍できる業界はさまざまです。自動車に関わるUI/UXデザイナーもいれば、スマートフォンやWebアプリに関わるUI/UXデザイナーもいます。未経験の場合、どの業界のUI/UXデザイナーがオススメなのか迷われる方もいらっしゃるでしょう。
未経験からUI/UXデザイナーを目指す方にオススメの業界は、ずばりWeb業界です。先述した株式会社 電通の「2019年 日本の広告費」のデータを見ると、インターネット広告費が年々増加していることから、インターネット市場が年々盛り上がってきているということが分かります。つまり、インターネット市場の一部を構成しているWeb市場の規模も年々拡大しているということが考えられます。また、Web業界は慢性的に人材が不足しています。
以上のことから、Web業界のUI/UXデザイナーは重宝される人材となることが期待できるのです。
未経験からUI/UXデザイナーになるためには?
未経験からUI/UXデザイナーになるためには大きく2つの方法があります。
1.UI/UXデザインについて独学で学ぶ
未経験からUI/UXデザイナーになるための方法の1つは、知識やスキルを独学で学ぶ方法です。独学で勉強する場合、仕事の合間や就寝前などの自分の好きな時間に自分のペースで勉強を進めていくことができます。プログラミングに関する参考書はたくさんあるので、自分の勉強スタイルに合ったものを組み合わせて学ぶことができます。
参考書に書かれた演習問題を通じてスキルアップすることはできますが、参考書での勉強だけでは、実際のシステム開発の現場でどのように技術を応用するのか、どのように考えを提案していくのかなど、より実践的なノウハウや最先端の情報まで学ぶことは難しいかもしれません。
2.UI/UXデザインについてスクールで学ぶ
未経験からUI/UXデザイナーになるためのもう1つの方法は、スクールに通って知識やスキルを学ぶ方法です。スクールに通って勉強していく場合、独学に比べると費用が掛かってしまいます。しかし、スクールに蓄積されている実践的なノウハウやUI/UXデザイナーとして知っておきたい最先端の情報も学んでいくことができるので非常に効率的です。また、勉強で行き詰った時や不明な点があれば、講師に直接相談できるので、理解しながらステップアップすることができます。
UI/UXデザイナーを目指すならスクールに通って学習しよう
UI/UXデザイナーを目指すなら、独学ではなくスクールに通って学習することをオススメします。というのも、UI/UXデザイナーは、ユーザーのニーズを的確に把握しそれを形にしていくというスキルが大切であり、このようなスキルを独学で身につけることは難しいからです。
現場で役立つ実践的な知識やスキルを着実に身につけるために、スクールに通ってUI/UXデザインを学習する方が効率的と考えられるのです。
Webスキルも学べる インターネット・アカデミー
UI/UXデザインを学べるオススメのスクールをご紹介します。
インターネット・アカデミーは、プログラミング専門のITスクールです。制作会社を母体にもち、そこで培ったノウハウを体系的にカリキュラムにまとめてお客様に提供しているため、実際の現場で役立つスキルを余すことなく学ぶことができます。また、教育業界唯一のW3Cメンバー企業なので、どこよりも最新で、正確なWebスキルも学習することができます(W3Cは「World Wide Web Consortium」の略で、Webサイト制作に必要なルールの標準化を行っているWebに関する世界最高位の団体です)。
インターネット・アカデミーに通うことで、UI/UXデザインのみならず、同時にWebスキルも学習できるので、ニーズの高いWeb業界のUI/UXデザイナーへの道が開けるのです。
まとめ
UI/UXの意味などから、UI/UXデザイナーの仕事内容や将来性、UI/UXデザイナーになるための方法などについて詳しくご紹介しました。UI/UXデザイナーは将来性のある職種と考えられるので、ご興味のある方はぜひ目指してみてください。
インターネット・アカデミーは、UI/UXについて詳しく学べるUI/UX講座を開講しております。 また、Webに関する知識やスキルを学べるプログラミング講座も多数ご用意しております。UI/UXデザイナーになりたいとお考えの方、同時にWebスキルも身につけたいなどとお考えの方は、ぜひお気軽にご相談下さい。